去勢猫における行動の変化 #1
2009年 01月 13日
それでもテリトリーは強力で,これは,採餌的利用空間の維持に対する凍死は消えないのだということかと思います。
どうも医療から離れた行動的な話になると,Web上での獣医分野は途端に精度,情報量とも落ちるような気がします。
成猫の去勢後におこる行動面での変化は以下のように言われています。
雄同士の攻撃的な行動、尿スプレー、徘徊 80~90%減少
なんてのが見つかったぐらいで,Web上で適当な文献も含めた情報が見つけていないので,後で探して追記します。海外のサイトか,直接文献検索をした方が早いようです。
彼にじっと見つめられると,非常に不思議な気分になります。「ボクの意志を理解できないはずはないよね」とでも言っているようで。
でも・・・その状態は1日だけ。翌日からは,相変わらず公陳丸を泣かせ,飛び出ていったらちっとも戻ってこない,いつものチコでした。
最初の頃は,家族は,彼が武闘派だとは思いもしませんでした。公陳丸も去勢されたにもかかわらず,結構バトルをやってくる個体でしたが,そんなレベルではありませんでした。彼らの場合,どちらも1年未満で手術を受けたわけですが,繁殖行動以外での変化は,全く感じさせませんでした。
というわけで,この面構えで,今日も今さっき出掛けました。彼については,完全放任で,逆に,野生獣を家族にしたような,そんな気がしています。これは,非常に逆説的なのですが,多くのネコ科の種で野生個体を馴らすと,なんか犬っぽくなるという話を彼は思い出させます。既に否定されていますが,K・ローレンツが「オオカミ系の」犬といった,そんな雰囲気です。まぁ簡単に言ってしまうと,もの凄く甘えったがりだけれど,手を伸ばすとするっと抜ける,自分の領域は絶対に見せない,いわゆるツンデレ,というやつです。猫らしいといえば,猫らしいのか。
とっても嬉しいエントリーです。
ううむ個体差は大きいのですね。
昨年死去した、実家の子は去勢後はぶくぶく太り、もともと臆病だった性格をより鮮明にしておりました。
月齢による影響が大きいものだとばかり思っておりましたが、月齢以上に元々の性格も重要なのだな、そう感じました。
猫とカラスは観察していてとっても楽しい動物です。
避妊も去勢も人間の勝手で小さく震えて帰って来た時には私も胸が痛みました。
申し訳なかったですね。
ユッチちゃんのフリークライミングよく撮れています(笑)。
わが家じゃないから余裕で見れますけどみ助はけっこう悪いです。
チコは,彼のメンタリティで喧嘩をしているような,そんな気さえします。
部屋が寒いと言ってるのか、それとも出かけるなと言ってるのか?