終戦記念日だったが、午前中、次男と美術館めぐり。午後は末っ子とちょっくら水族館まで。二人で数十キロ単位で移動してどこでもいけるし、JRで輪行移動してそこから適当に走るのも。大分自由度は広がった。
帰りは途中で豪雨に巻き込まれた。とりあえず、雨宿りに飛び込んで、末っ子には、乾いたTシャツに着替えさせてそのままゴアテの雨具を着せた。私は雨天中ずっと活動して一日が終わって、着替えも切れてしまい、濡れものもろくに乾かせず、そのままテントで食事作ってなんとなくシュラフに潜ってまた明日みたいなのは慣れているので、夕方にはシャワー浴びられてご飯も屋根のある建物で作って食べれて、布団で眠れるなら何も問題がないので雨具も面倒なのと、雨が気持ちがいいのでそのまま。勿論雨具は二人分持ってきたが、フィールドじゃないので天邪鬼そのまま。
自分は街育ちで、ただの非弱な生き物好きの少年だったが、今では、フィールドの化け物みたいな人たちを例外として、「民間人」からはほぼ「野人」扱いになっているので、人生とは不思議なものである。わし体弱いねんって実際ギャグじゃないのだが。
豪雨がひどくなったので、ワイフから心配してメールが来たが、現在地を書いてから回収には及ばぬ、と追記しようとしたら、雨でiPhoneの防水ケースのタッチパネルが効かなくなった。次男がiPadで私たちの位置を探してくれるから、帰宅中途だというのは分かってもらえるだろうと思ってそのまんま。実際、次男がその機能を思い出して、位置をモニターしていてくれた。
ちなみに、自転車のLEDライトに点滅機能があるが、まあ使わないないよねと思っていたが、二人で走るとき、テール用ライトの赤色の点滅灯と合わせてお互いの位置を確認するには、思った以上に便利だと分かる。平常時の昼間は必要ないし、どっぷり日が落ちて一人で走っていれば点滅はあまり使ったりしないが、こういう悪天候の中では、自動車に早めに気がついてもらえるという意味でも良い。
都市部でも初めて走る道には予想外のギャップがあったりするが、先行する私が、パリダカで2輪でも活躍していたペテランセルやコリオールが後続に手を上げて後続に位置を知らせたりしていたポーズよろしく、末っ子に予め決めているサインを送ってみたり、ちょっとした気分に浸りながらとりあえず無事に戻る。
戻った直後にすさまじい雷が近くに落ちて、色々油断できないなと思ったり。自転車は落雷リスクを上げる場合もあるし躰に落ちた電流がハンドルから車体に流れ心臓を外して流してくれる場合もある。金属を身につけるのは、今の知見だと必ずしも問題では無いようだし、防水ウェア含め少々の絶縁物は3億ボルトには屁の突っ張りにもならない。判断は難しいし、まあどっちにしても運みたいなのがあるが、雷鳴が聞こえたら降りて安全な位置に移動した方が無難ということになる。ただ、いきなり飛んで来るのは防ぎようがない。まあ、登山中に雷雲の位置により、足元や真横から飛んでくるより随分マシだが。
ちなみに辿り着いた先の水族館、ちょっと中身が更新されていた。潤沢な資金が投入できる大都市の巨大水族館と違って、地方で予算がないところで苦労しているのは見てすぐに分かる。エンタープライズ号とワープエフェクトみたいな、イトマキエイとイワシの群れ。
今は、どこでもこんなのやってるけど、友人がクラゲの飼育、展示で先見的な手法を生み出していたのを思い出す。当時は革新的だった。で、付着性腔腸動物の飼育状況とか魚の呼吸数を数えたり、施設のあり方を色々思うがここには書かない。
でっかい深海性ワラジムシみたいなダイオウグソクムシ。初見だったっけ?
アカウミガメはちゃんとした展示はないが、県内産卵地のメッカという余録もあって、大抵、子ガメの展示はある。
イルカショーの判で押したようなイベントの雰囲気がじつは苦手なのだが、施設外水路で特訓中のイルカが見れた。彼らが自発的に色々遊んでいるところをぼーっと見る方が飽きない。