海とアオサギ

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アオサギといえば、陸水か汽水域での採餌が一般的だが、港湾に何故か群がっている。で、深い洋上に時々飛び出して餌をあさっているのだが、なぜそういう行動に出ているのかよく分からなかった。ずっと海を監視している。
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結構な数が集まっている。

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で、洋上への出張り方は100m程度なのだが、時々こうやって飛び出していく。一瞬、海に降りたりしている状況も観察できて、どうやら波間に浮いている魚(釣りの「外道」して捨てられたもの、カツオドリ、ミサゴの採餌失敗時、弱って浮かんできたもの)を狙っている模様。他の鳥類の採餌頻度が高い場所は、頻度は低いもののおこぼれが生じる模様。
 カラフトワシの南九州での越冬ポイントは、Colin W. Clark もオーデュボンからのスワロとライカ(ツアイスはなかった)のスポッティングスコープの砲列が並ぶバードウォッチャーの方々も観察に行っているのだが、実際、他の猛禽の採餌行動が盛んな場所である。カラフトワシの場合は、体躯と力に物を言わせた略奪という寄生的な採餌行動をとれるので、結果的に狩りよりも略奪の方が効率が良いと判断した「王」に仕える下僕が多いところが、彼の越冬地として最適というだけの話。

陸水の穏やかな湖水の水深のある場所ではこんな裏技を使う。私も試しに動画を「アオサギ 泳ぐ」検索して知った。水かきがないので大変だと思う。実際、採餌努力を考えると、涙ぐましいところがある。さすがに凪であっても波高がそれなりにある洋上では、リスクがありすぎてやらないだろう。

追記ーこのエントリを上げたときには、港にアオサギ集結というのは、どういう事態が生じてるのかわかってなかったが、小魚の集団が捕食者に追われるなどして河口から汽水域の短い川の淡水域に飛び込み、そのまま淡水ショックでくたばったのが流されて洋上に浮かんで漂ってるのを発見して河川域から追っかけて集まってきた模様。なるほどねぇ。





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by complex_cat | 2014-10-16 07:59 | Wonderful Life | Trackback | Comments(0)

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