ビショチコの帰還

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 あまり無理はしなくなったのだが、夕方過ぎの豪雨が収まった後姿が見えないなと思ったら、ポコンと戻ってきた。雨間を突いて出かけていくのは偉いなと思う。
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 最近はあまり遠出はしていない。家の周辺をウロウロしているかお向かいの一角で寝ている時間も長い。彼が全盛期の頃っていうのは、本当につい最近だったような気がする。こうやって暮らしていると本当に時間が流れるのが早い。
 あの頃と周辺の猫や勢力図も随分変わっていると思う。レンポウは時々姿を見せる。きちんと飼われている個体は寿命がそれなりに保証されるが、そうでない個体は流れ星のように現れては消えていく。
 周辺は、空き地がどんどん消滅して、畑も潰れて集合住宅がどんどん立ち始めて久しい。それほど猫密度が高いというわけではないし、それでも利用環境はかなりあちこちに色々あるので、都市部のように公園にまとまった数の猫が「結果的に」集まって猫の集会然として観測されることもない。均衡を破れば面倒なバトルになるし、排除にはコストがかかる、排除投資を選択できなくなる閾値を越えた個体数が集まるほどの環境の状況ではないということだ。そもそも猫の集会化するような公園には、どんな猫がいるのかという情報確認・交換と休息場所、あと一応マーキングとともにトイレの場所という資源的価値しかないので、というかそれがいちばん重要な資源だと思うので、結果余計なことはやらなくなると私は推測している。周辺はそういった特異点が形成されるような状況にはないだろう。だからチコも、事務局やらされたり役員交代のグタグタに巻き込まれたりすることもないので、楽なのである。
 ゆっちも出かけていって、それこそオス猫が集まる原因となっているのだが、そもそも彼女は永遠に発情しないし(それでもレンポウは家の仲間で侵入してマウント仕掛けようとした)、出ていくと何箇所か庭に作ってあるトイレに直行して、すぐにさっと戻ってきてまた出かけていくという、調査兵団もこんなことやっていたら巨人に食われなかったのでは、でも、話も進まないよねと思えるほどのセキュリティの塊みたいに振る舞っているから、オス猫の来訪者も最近は殆どない。
 


Commented by umi_bari at 2017-04-19 15:13
チコちゃん、濡れながらも、未だに出掛ける元気、
それなら、まだまだ大丈夫だね、バグースだよ。
Commented by complex_cat at 2017-04-19 20:16
アラックさん、
いつの間にか居なくなっていたり、帰ってきていたり。
神出鬼没です。
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by complex_cat | 2017-04-17 23:06 | Cat Family | Trackback | Comments(2)

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