帯広名物豚丼を作ってみた。専門店のタレを手に入れたので、余裕のない時のファストフードとしての料理として試してみた。そんなこと書くと、老舗専門店に叱られそうだが。シンプルな料理なので、素人レベルとして考えれば注意すべきは豚肉のクオリティと火の入れ方だけ。
グリーンピースの代わりにスナップエンドウと人参刻んでチンしたのを散らしたが、美味かった。本場専門店では白豚でかつ脂身の少ない部位を使っていたが、さつま黒豚で脂身でもいいかもって思った。
換気扇からの香りでチコが戻ってきて当たり前のように自分の分を待ってるので、彼にもお相伴させた。彼は、若い頃一週間ほど訪露したとき弁当ガラの残飯でも食べて、味を覚えたのか、醤油、照り焼き系ジャンキーなので15歳のQOL を考えて少しだけ食べさせている。どっちにしても、連続すると食べてくれないからちょうどいいけれど。
『なんでも鑑定団』の録画を回していたら竹内栖鳳作品をやっていて、彼の『斑猫』を見て、家族皆、チコにそっくりとか言いながら食べた。本当に黒雉八割れ白斑そのものだ。チコよりちょっと尻尾が短いが、短尾型ではない。ああ、こんな写真取った覚えがあるぞって思った。
SNSを眺めていたらリンゴのFar bretonがとても美味そうだった。レシピをクックパッド以外から探すと、この方のページのレシピがとてもわかり易くて、画像も美味そうだったので、そのまま参考にした。 リンゴは、紅玉がこないだまで有ったが普通の品種、コンポートにすること無く薄くスライスして底に並べ、このままより、チョコを足した方が息子たちの好みかなと思って一枚手で粉砕して流し込んだ。ラム酒もなかったので、黒糖種を適当に入れたがかなりドバっと入った。 それでも焼き上がりは、かなり美味そうだった。いい感じ。
実は病院から退院して、自宅療養になったときから、私が入院生活を何度も送ることになった結果、ワイフのそれまでの負担の大きさもそうとうだったろう申し訳ないなと思って、そこから平常勤務に戻るまで、ずっと三食料理を作らせてもらってきた。リハビリにもいいのではないかと思って始めたのだが、正直最初はかなりしんどかった。それでも、やっぱり料理は、私にとっては良いリハビリだった。何と言っても、でき上がったものは家族で食べる糧そのものになる。料理って行きていくことそのものに直結している。
最近は、フィールド転戦が続いた後などは、玉ねぎ剥いていても、すごくきつくなる時があるので状況を見ながらやってる。
このケーキの特性の一つは、「モチモチの食感」ということなのだが、本当にモチモチだった。レシピ見ると火が入ったカスタードクリームみたいなものだろうか。
リンゴとチョコを使うレシピを海外のものを含めて探し回ったがなかったし、黒糖酒をぶっ込んでるFar Bretonっていうのも、ないだろうから、ヘンテコでもオリジナリティが出て、ちょっと嬉しい。で、家族にも好評だったので言うこと無いのである。
まあ、同じものを作りたくないという天邪鬼な私のアドリブ志向の結果、結構、失敗料理も出来るが、そういうのは、忘れてしまわないで次のネタになると思って。
我が家で一番味覚の鋭い末っ子にも好評だったのでちょっと得意な気になった。
チョコではなく果物が入るのがデフォルトなのだが、彼曰く、「チョコか果物が入ってないと二口目から味が偏平に感じると思う」いい組み合わせということのようだ。
ごちそうさま。ありがとう。