6kmばかりの林道。登りっぱなしで、ペースもしんどい。途中でご近所のご夫婦が後ろから、c_Cさん頑張ってーって声をかけながら、車で追い抜いて行かれて緊張の糸が切れた。そういえばこっちに来るって朝、伝えてあったのだった。 ああ、やっぱり生き物見ながらポタリングペースで上がろうって思った。しかしやはり8㎏台のTCX、14kgを超える、クロスバイクとはペースが違う。 轢きつぶしそうになったわけではないが、シーボルトミミズが横切っていたのを見て休憩をとった。やあ、久しぶり。今年が二年めか三年目?天敵対策のエスケープ理論による奇数ゼミみたいに個体群変動が同調している生き物の一つ。 あまり良い色をしていなかった。奇麗なのは本当に青紫色から虹色に輝いている。 このあたり、末っ子とクワガタ虫取りにやってきたときから思っていたがキマワリがやたら多い。もちろんポケモンではなく、複眼がなんとなく気色悪いと言われる腐食食性の甲虫。私は結構好き。
ハモグリバエも多いな。アタックを受けているつわぶきの葉っぱが多い。
中間地点。廃墟となったリゾートホテルのゲート前。裁判所の決定がざっと張られていた。ここの温泉は風光明媚な場所にあって、かけ流しで、食事施設も普通だった。次男が生まれた直後ぐらいに、家族でここに着た覚えがある。風力発電施設などもあった。近くにある私立大学の先生方も、景気の良い時にはここで宴会をやっていたようだが、今は昔の物語。ゴルフ場コースが一つ一つ管財管理で挙げられていた。
実際、イノシシなどの利用環境になってしまっていないか、そこの状況が気になっていた。薩摩半島南部にはまだあまりシカが南下、進出してきていないが、ここにシカが本格的にとりついたら増加が始まる可能性がある状況だった。
思い出して途中から、スマートウォッチでログをとってみた。心拍数はかなりの密度で記録されていて変化がおもしろい。心拍数が休憩した直後にドカンと上がるのがよくわかる。登り始めが激坂で、ギアを使い切ってしまったが、後半は前半より負担がかかっていないので、こんな感じ。途中でまじめに降りて生き物探しやっていたのでずいぶん時間がかかってしまった。体と相談、チャリで走るだけのために走ることができない人間なので、こんなものだろう。戻りのダウンヒルは20分も掛からない。ツールドフランスなどでのダウンヒルではチャリンコと言えども100㎞を超えて下ってくる化け物みたいな人たちばかりだが、もちろん安全運転で降りる。それでも、モーターサイクルの下りよりも圧倒的に気持ちが良い。モーターサイクルに乗っていた時代のコース取りなどの経験がそれはそれで役に立っている。
TCXも、このクラスになると、テストしての仕上げはかなり進んでいて、ブレーキチューニングも絶妙で、カーブで対向車が来てもあわてずに済む。落ち葉を踏まないように気を付けているが(実際、夜間のダウンヒルで、それと気が付かず踏んだタヌキのウンコで鎖骨骨折する羽目になった)、リアがスライドしても驚くほど安定している。平坦地での中間加速も申し分なく、スピードは思ったようにコントロールできる。上級者なら、平然とドリフトしながらターンしていくことができるるだろう。こっちは多少飛ばす場所でコントラストもつけながら、基本チンタラ安全運転である。