湯当たり
2005年 06月 09日
既に人間なら名前が「土左衛門さん」に変わっていました。
馬鹿なことを書いておりますが,先だって「シデムシご〜ろごろ」のコメントでも話題になりました。偉そうに我が家の中では見ないです〜と言ったところで,来ちゃいましたよ。
ここに居を構えて5年が経ち平穏でしたが,ついに我が家にもお客さんが。
ノコバゼムカデ Otostigmus scaber (PORAT, 1876)ということのようです。(以下、最初トビズムカデSubspinipes mutilans scolopendraだと思って書いたテキストです。トビズムカデ,アカズムカデ,アオズムカデは全てS. mutilansの亜種のようです。地方色があって,こちらではほとんどが頭部が鳶色のこればかりです。咬まれると結構腫れます。溶血性毒やヒスタミン様物質を含み,ヒスタミン,セロトニン,蛋白分解酵素などの細胞破壊要素が検出されているそうです)。
ばりばりと餌を食べているところに遭遇したことがないので,どのように食事をするのか見たことはありません。因みにムカデとヤスデはそれぞれ,唇脚綱と倍脚綱に区分され,一節に1対の脚(2本=唇)がムカデやオオゲジなどで,その倍の2対(4本)の脚があるのがヤスデ君(ie. ヤンバルトサカヤスデ)です。これをムカデ綱,ヤスデ綱とすると,ChilopodaとDiplopodaという,本来の語が持つ先人が盛り込んだ情報が欠損すると思うのですが,文部科学省様,いかがでしょうか。先人の苦心の日本語訳を貶める愚行と感じるのは私だけでしょうか。
大顎は,沢山ある脚の一対が変化したもので,これがなかなか強力です。
Canon EOS Kiss Digital N, Carl Zeiss Macro Planar T* 2.8/100
MPは,写りにまったく文句はないのですが,気楽に使えるズームマクロが欲しいなと思ったりします。
カブトムシやクワガタなどの蜜トラップを樹に仕掛けておくと,下に甲虫の死骸が落ちていることがあるということを友人に聞いたことがあります。友人と二人で考えて,昆虫のハンティングが巧みで,樹上利用の得意なヒメネズミが食べに来ているのではと思ったりしました。しかし,私自身,食痕を見ればネズミなら一発で判別できるのですが,未だ遭遇したことが無く,正体は分かっておりません。で,友人の話を聞くと,ひょっとして,ムカデ君達もハンティングに来ている可能性もあるのではと密かに思っています。どなたか現場を発見されたら,落ちている昆虫の死体の画像を下さい。落ちた後は,直ぐに蟻に集られバラバラにされるので,案外,現場を押さえないと分からないかも知れません。
他にスズメバチが,樹液あるいはそれに似せたトラップの蜜で競合しますが,針をクワガタにぶすぶす突き刺して,樹液を独占するような「お話」も聞いたことはありません。楽しい謎です。
本土産のムカデを見ると西表島のオオムカデの画,撮っておけば良かったといつも思います。後輩が,「山にチェーンが落ちている!?」と勘違いした奴です。
そう,忘れておりましたが,我が家の風呂は,大手メーカーの規格品のユニットバスなのですが,どうも制作に当たった大工さんのスキルの問題か,窓の部分の造りが失敗しているようで,ここだけはナメクジも時々侵入してきます。本当のお客さんには内緒です。
…想像するだけでうぎゃーですね。しかしそれだけ大きいと、もはやさわさわ君ではないかも。
なんで彼らはあんなにたくさん脚が必要なんでしょう…。
好きな色なのに。(涙)
http://www.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/seibutsugazou/animal.html
http://www.geocities.jp/at_mocha/mimizu/mimizu02-21-7.htm
ま〜た〜で〜た〜。(T^T)
ここのおかげで耐性が出来たのか「ヤンバルトサカヤスデ」の時ほどは驚きませんでした。(笑)
窓枠の隙間などは市販のチューブ入りのシリコンなどで埋めておくといいですよ。昔、実家の風呂にカエルが入っていたり風呂場の排水溝から蛇が出てきたり、おもしろいことになりますから。(爆)
昔、農機具置き場に40〜50センチはあろうかという巨大ミミズが2匹並んでいたのを思い出します。
色は鮮やかではなかったのでドブミミズか何かだと思いますけど。
このサイズに見合う釣り針は〜(笑)
ミミズ、すごい色ですね…。
小学校の時、校庭で30センチぐらいのミミズは見たことがあります。
全身トリハダたてながら、木の枝でひっかけて、鶏小屋に持っていったら、鶏が大騒ぎして食べてました…
足が青みがかっているのには、ちょっと驚きました。実家で見かけるのも、今いる家の裏庭、プランターの下とかに生息している奴も足はもっとキャラメル色がかっていたので。子供の頃、こいつに噛まれて、体中アレルギー起こしたことがあります。腫上がったホロセが薬を塗ると他の場所に飛び出すのが2日程続きました。幸いこちらは恐怖症にはならず、家の中で見かけたら親の敵のごとく追い掛け回していますが。逃すとすごく腹が立つのです。一度、不精して土間に裸足で下りたらフニャリとした感触が。埃踏んだかなと見るとムカデでした。あの足ってもっと硬そうなイメージだったんですが。ちなみにムカデくんには、靴履いて頭部分を踏み潰してご昇天いただきました。頭を鋏でちょんぎっても、体だけで逃げていくんですよねー。
リンク先の珊瑚礁、原始の地球で何億年もかけて酸素を水中から供給していたのも、こういう生物だったのかなと思うと、感無量です。
サンゴについては,私のリンクからヤドカリ氏のサイトを一度ご覧下さい。彼は,ばらすとかつてCalifornia Natural History Museumに,交換スタッフでいたことがあります。彼の腔腸動物の飼育ノウハウは当時,あそこを越えていた部分があったのですが,惜しげもなく,全て教えてしまった人です。
シーボルト,ストロボ焚くと更に凄い色になります。自然光で撮った画が何処かにあったはずなのですが・・・・・
血も青いんですか?
鳥葬に処しちゃったのには深い意図はなかったんです。巨大ミミズ(わたしにとっては)を見た瞬間、うぎゃー と思うと同時に、鶏がミミズ食べるってほんとかな?というのがアタマに浮かんだんですね。それで、枝にひっかけて(実はこれがものすごくタイヘンでした。暴れるんだもんミミズ…)レグホン一家に差し出してみたんです。結果目の前でひっぱりっこされ、ひきちぎられて、あっという間に食べられちゃうのを目の当たりにして、自分のしたことに気付いて慄然とした、ちょっとわすれられない罪悪感のある(ミミズを屠ってしまった)記憶です。
ミミズなので,多分,血中の酸素と結びつく物質はエリスロクルオリンという鉄タンパクです。彼らの場合は人間のような血管はありませんが(開放血管系)これが体全体に行き渡るようにかき回されているはずです。だから血管が破れて赤い血がどばどばというのとちょっと違いますが,「血」の色は,基本的には赤いかなぁと思いますが潰せば体液や内臓やなんやかんやが混ざり込むので血液の色を観察するのはとても難しいかなと思います。でもまぁ,赤貝と同じ色ですね(また,余計なことを)。
このブルーの色素がなんであるのかは,ちょっと分かりません。
熱湯をかけると奇麗なブルーになりますね。不思議ですが、本当に美しいです。
やっぱりこの青色は,お風呂で湯がいたことによる発色でしたか。
その値段で取引ということはかなりマニア垂涎ということなのでしょうね。よく探せば、鳶頭系なみに居るかもしれません。