トランスメディア提供アイコン01 再冒愚ブルース〜破損ー修復記 #4

b0060239_20250237.jpeg
手術は予定どおり、終了した。プランAの凝った構造のプレートが、無事に私の破損した鎖骨を繋いでいる。これで繋げなかったら、かなり肩の可動に無理がかかる形のプレートで繋ぐプランBとなっていた。先生も私もそれは避けたかった。
手術台に向かう私にオペのスタッフから「頑張ってください。」と言われて「はい、死なないように頑張って寝てます。」と答える。
全身麻酔は、眠る瞬間が来るなと構えていても眠らせられる。その辺りに少し恐怖がある。そのまま意識が戻らなくても、何が起きたのかもわからない。安楽死はこんな感じかと思う擬似体験に感じたりする。
手術は3時間を超えたが、私は気持ち良く夢を見ていた。夢は、いつもの明確に楽しいストーリーのタイプではなかったが、それなりに夢の世界感に埋没しており、起こされた時の方が、遥かに不快だった。喉に挿管されていたため、喉が痛く、でも咳もできない。深呼吸を繰り返そうと努力するが、直前まで人口呼吸器に繋がれ機能を休止していた私の肺は、上手く酸素を取り込んでくれない。小周天をイメージして意識の光点を逆腹式呼吸で回そうとするが、身体の前に来ると光点が霧散してしまう。
以前の全身麻酔の、覚醒時と全く勝手が違うところで 「やばい、息ができてない」と焦る。ワイフの声が近くできこえた。程なく酸素マスクが嵌められるが、息苦しさは変わらない。
ひたすら呼気に意識する。吐き出せれば酸素は入ってくるはず。
呼吸との格闘は暫く続いた。これはしんどい。これで死ぬとか間違っても思わないが、この先死ぬ時になってこの苦しさの先に死があるなら、延命とか勘弁だなぁとぼんやり思って、そのまま口に出ていた。
ワイフの手を握ると、「ありがとう、面倒な目に合わせてゴメン」と謝った。たかが鎖骨の骨折手術だ。彼女を遅くならないうちに息子たちのところに返さないといけない。
ワイフは安心したほほえみを残して帰って行った。私の介護は最少にしてもらってるけど、彼女もやることは溜まっている。
呼吸との闘いが終わると、今度は、激痛との闘い。それは手術後5時間ぐらいから始まった。ブロック注射が暫く効いていたが、それが切れると、何度も体験した骨がすり潰されるような痛みがはじまった。

b0060239_20351213.jpeg
痛み止めは、6時間以上開けねばならない。頑張って10時間程度は耐える。その次が、朝まで水の摂取が止められること。胃腸は丈夫なので、全身麻酔の型通り重湯から初めて、夕飯には普通食メニューに戻れた。

b0060239_20371363.jpeg
貴方だったら、お昼常食でも良かったかな?と言われたが、コストでやりくり苦労してるだろうなと感じた食事は、何食っても美味しかった。買い食いしたいなあと呟いたら、エボリさんから常食になってからとツイッターで叱られた。

b0060239_20391158.jpeg

手術前にはこっそりコンビニで買い物増していたがさすがに、手術翌日、当たり前だが外出許可は出ない。とても良い子にしていた。
あるリサーチャーの女性が、心配して連絡してきてくれた。彼女も去年仕事中鎖骨を折って、お見舞いも出来ず、快癒した時におかしを送ったのだが、そのこと自体すっかり忘れていた。
お礼を伝えて「わはは、完全にわすれてました。これで鎖骨折りナカーマw」と笑ったら少し響いた。
彼女の場合、温存療法でくっついたのだか、考えてみれば折れる場所でかなり運命が分かれる。意外と厄介な部位だというのはやってみてわかる。


# by complex_cat | 2016-08-24 20:20 | My Shot Life | Trackback | Comments(0)

トランスメディア提供アイコン01 再冒愚ブルース〜破損ー修復記 #3

b0060239_09540250.jpeg
私不在の状況で、家族はなんとかやってくれてる。家族が落ち着いている限り、チコもいつものフィールド、出張だと思っているだろう。ちょっと行き先がちかうが。
流石の次男も夏休みの補修が始まったので、4時前に起こしに来るチコに対応できなくなった模様。チコはそれならそれでもっぱらワイフの頭に爪をぷっすり突き刺して、起こしているようだ。遠慮がなくなったとワイフが笑っていた。
長男とワイフによる投薬もいい感じで効いて、食欲も落ちていない。この日は、制限されている大好きなアジの味醂干しを貰ったらしい。
b0060239_10402989.jpeg
鎖骨の骨折は、少年期からそんなに特殊なものではないという印象があったが、担当医の先生との話で、成人のそれについては、手術は思った以上に面倒で、開けてみないとわからない部分が多いということがわかった。最低2回のオペに耐えないとならない。特殊アナトミカルロックプレートー名前が格好いいーで固定して、それで着かなければ、さらに修復プロセスは、身体の他の部位から繋ぎの骨片を持ってくるという手順。着いたとしても、再度プレートを取り外すわけだが、その見極めも簡単ではないようなので、まあ焦ってもしょうがないという状況が今。
難治療症例の説明も受けたが、ラグビー関係多い。治しても治しても、更にオペが困難な形で損傷して戻ってくる。
骨折した場所は炎症なども落ち着いてしまい、何もしなければなんの痛みもないのだが、スマホを手にしても違和感はある。背中の痛みは肩が固まりかけている証拠で、このままでは、主人公は二度とギャラクティカ・ファントムを撃てなくなるという例の?設定。左膝の時もそうだっが、リハビリがたのしみだなぁ。
どちらにしても、明日の朝にはひとつの結果が出ているだろう。

復活したらしばらくクルマもチャリも運転できないので、歩くか、走るか。走るのヤバイので競歩かな。チコと同じになるだけか。体力回復にはそれもいいだろう。
家族へは、どうなろうがなんとかなるので大丈夫、やることしっかりとやっときな、とだけ。
b0060239_10571846.jpeg


# by complex_cat | 2016-08-23 09:52 | My Shot Life | Trackback | Comments(0)

トランスメディア提供アイコン01 再冒愚ブルース〜破損ー修復記 #2

b0060239_19403221.jpeg
入院3日目。病院食はこんな所。レストラン、食堂を持たない病院のそれとしては、美味しく完食できるのでそれで十分とする。
病魔と闘うわけではないので、手術前、手術後の痛みとリハビリの苦痛に耐えるぐらいなのだが、それでも既に大分、メンタルが落ち易くすぐに眠くなる。一方で、深夜に目が醒める。Mac Book Airごと持ち込んだ解析スクリプトの開発や、その準備に手がつかないでいる。お江戸の某協会にお江戸まで来て指導してくれと言われている解析手順の準備もできていない。
怪我への保険関係や健康保険給付関連は、メールで家に飛ばして、長男に打ち出してもらったり、ワイフに任せたり。何れにせよ、あまり頭が回らなくなっていくような気だるさを感じる。
同室の高齢者の方は、長期入院の高齢者、ジェントルで気の良い人で助かった。

私自身、TVはニュース、BS映画や海外ドラマ以外はあまり見ない人間なので各病室から漏れ響く、野球やバラエティ番組の入り混じった音は、いつもよりはストレスにはなるが、高齢者が多い為、視聴時間は皆さん控えめで、すぐに静かになる。
b0060239_19595267.jpeg
焦りもあって、少し前向きに、入院生活を考えないと、保たないかも知れないなと思い始める。若い頃と違って、立場や状況の違いもあって、骨休めでもしなよとは自分に言ってやれない。
で、陳式太極拳二路を見直している。特定の段、式なら超慢練で、震脚しなければ、殆ど誰にも気がつかれず畳一畳未満スペースでやる方法はある。上半身を着けられるのは当分先だと思うが、手術後、なんとか肩甲骨周りを早く取り戻さないと。
しょっちゅうフィールドに入ってる身としては、屋久島の画、iPhoneに入ってたなみたいに思うことは、普段はないのだけれど、それも健康時故と思う。
b0060239_20323132.jpeg
私の不在で、歳をとったチコは、とんでもない時間であっても頑張って起きてくれる次男と寝るようになってるとのこと。ここのところ朝は、と言っても4時前だったりするのだけど、次男を頼りにするようで、補修も部長としての部活もある彼がちょっと大変なのである。
相手の佇まいや呼吸音などの変化を敏感に捉えるネコには、寝たふりは効かないが、起きているのに寝たふりをするのが後めたい者にのみ、特にプレッシャーになる。こういうのチコを見ていて私も学ばせてもらって、息子たちが幼児時代、深夜の急な発熱には、暗闇で呼吸の僅かなピッチの上昇に反応して、ハッと目が覚めたりしていた。ネコか武芸者みたいやードヤって思ったこともあった。それで飛び起きて熱測って氷で冷やしたりしたが、まあまともな医療を親が子供に受けさせられる環境にあっては、それができたからといって、そうは大きな意味を持たないだろう隠し芸。
で、今は自分の発熱には気がつかず、わからない状態。
手術前炎症止め、増やされた。

# by complex_cat | 2016-08-21 19:37 | My Shot Life | Trackback | Comments(0)

トランスメディア提供アイコン01 再冒愚ブルース〜破損ー修復記

b0060239_00304244.jpeg
鎖骨が破断して、温存療法では無理と宣告されて2日め。その日に150km移動して、泊まり込みの缶詰委員会二日間こなした。別の来週の離島巡業講演の代役もなんとか自分でお願い、調整して資料作って送った。これで心置きなくというわけにもいかないが、お医者さんに言われる通り入院、手術できる。
痛み止めで誤魔化せるのここらで限界かもとも思えて来た。これで来週離島から戻るまで待ってとか、言う私に苦笑していた担当医師をそれ以上困らせずに済んだ。多分、自分でもそれやっていたら、やばかったと思った。骨折で炎症しているので当たり前なのだか、風邪程度には熱が上がっていることに、入院時のチェックで初めて気がついた。
担当省庁の人、別の委員会の自治体担当の人、来週別の委員会予定もあったのだけれど、何その格好?折れてる?中で骨が動く?兎も角、何も考えないで直ぐに入院して下さいって全員から呆れまくられた。戳脚の蹴りで肋骨3本へし折られた時より息が出来るだけマシって思う。

ホテルのドアのノブ子さんに引っ掛けて服破いてもらうから大丈夫だと、介助申し出てくれたNGOのお姉さんの申し出を断って笑いをとって一緒に笑ったら、痛みが半端なく涙が出た。人で服も脱げない、着替えやはり無理だなと思っていたところ、東京から参加していた古い友人が助けてくれた。
彼は、ああ、子供に服を着替えさせるのと同じだなってシャワー浴びた私に正しくそのように服を着せると簡易ギプスを締め付けた。
「c_Cさん、マジでアホやってないで医者行きなよ。医者行ってから来たよでこれとか、獺祭あったから鎮痛剤代わりに飲んだとか冗談言ってないで。これ絶対安静案件だよ」と私を叱りながらも、フルパワーの痛み止め調達しに薬剤師探しに行ってくれた。田舎の夜、何処の薬局も薬剤師さん帰宅して不在で、最後に世話になってる鳥研究者の奥様の座薬の余りを持って来てくれた。友人に言わせると痛み止めはフィールドワーカーのピルケースには入っているものだそうだ。
後、今は、山口では「獺祭」よりも「日下無双」だそうだ。温度管理できる酒屋にしか置かれてないらしいけど。

胃カメラでやられたばかりなのにに全身麻酔で、また、あの死を迎えるのに近い瞬間を体験すんのか、またリハビリ地獄だなあとか、人工物が体内に入るのとか、いっそのこと、半身ぐらいはサイボーグにしてもらえんかなと。でも高いチタンが実装だぜ。もうアクチュエータが入ってウィーンウィーンとか、子供たち、ホラ吹いて自慢できる年齢じゃないので、残念だ。

病院のベッドに、痛くないポジション探して横になると痛みで簡単に起きられない。でも、生きてるんで色々な痛みも感じないといけない。これはしょうがない。

アホなことを呟くのを止められないのは、痛みで多分何か脳内分泌されて躁病になりつつあるのか、フラッグ立ってるのか。
ならば、何か書いておこうか。

苦しくとも愛しているぜ。
皆さん、良き人生を。


# by complex_cat | 2016-08-19 00:30 | My Shot Life | Trackback | Comments(2)

トランスメディア提供アイコン01 Telemetry覚え書き15

b0060239_20131086.jpg
 電波タグの一種を購入した。電池交換できるbleutooth4.xを用いたデバイス。本体にはGPSは内蔵していない。スマホと連動して、最後に電波ロストした場所をスマホの地図上に現す機能と双方向で操作してスマホ、デバイス側で音を鳴らすことができるという機能を持っている。
 チコがされるままに何かを頭の上に乗っけているのは、いつもちょっと不思議なのだが、末っ子が幼かった頃のこのシーンを思い出す。
b0060239_20132073.jpg
 キーホルダーやスマホ本体含めた失せ物探しや部屋飼いのペットの位置確認には良いかもしれない。こうやってチコに協力をお願いして、フォックス(キャット?)ハンティングモドキのことをやってみたけど、ギガヘルツテレメのように方位情報が拾えるわけでもなく、電波強度を利用したデバイスまでの測距精度も駄目駄目で、テレメ代わりには無理だなと思った。今のギガヘルツテレメの補完用としてぶら下げる手もあるが、チコは首輪にぶら下げるのは邪魔だろうし、何処かに引っ掛けて引きちぎってくることは間違いない。この形状だと首輪と一体化させるのはちょっと無理。チャリや鍵束用と諦める。まあ、はっきり言ってGPSが入ってない分、本体安いし、この系統のもので早くから宣伝していたTileなどは、電池交換も出来ない使い捨てなので、それらと比較してこの製品を選んだ。使い勝手や個体の壊れやすさなど、評価できるデータは今のところ何もないので、安すぎる物やアマゾン評価を見ながら、お好みで。
b0060239_20132985.png
 専用アプリをアップルストアでDLして使う。それのマップ機能では道路情報はナビゲーションに使うには最少レベルだし、拡大していくと道路が消えて、メートルメッシュと薄々に表示される建物のみの表示になる。
 ここで注意が必要な点として、Cの位置は、このデバイスを最後に電波が切断されたときのスマホの位置データにすぎないので、現時点でのチコの位置が示されているわけではない。この辺りがよく勘違いされるのと、資金集めに使われていたTileのプロモーションビデオでは、失せもののあるマンションの階まで特定できるような魔法グッズみたいな表現がされていた。なまじ知識があれば、機能の組み立てとしては測地デバイスが内蔵されているとしか思えなかったので、この手の製品がぞろぞろ出て正体が明確になった今となっては、確信犯だなと思った。
 とりあえず、小さな子供を連れて移動するときとか、置き引き対策とかには安い小型軽量電波タグとして、デザインの良さも有って悪く無いかなと思った。この製品は複数デバイス管理と、それら情報を複数ユーザーで共有できるのが売りで、そのあたりはよく考えられている。ただし、なまじデバイス情報が外部に漏れれば、悪用される問題を逆に内包しているということになるけれど。
 後、スペックとしてBluetooth4.xの電波到達距離を盛り過ぎ。60mとか平気で書かれてあるが、ボルトが9秒台で駆け抜けるその距離の半分以上って、森林内、市街地などで体感すればものすごい遠くにあるのが分かるが、それは難しいかなと思う。電波自体は到達できるかもしれないが、電波強度を測るのは10m以上離れるとアプリの表示ではスケールアウトするので、どちらにしても読むことが出来ない。



# by complex_cat | 2016-08-15 20:39 | My Tool | Trackback | Comments(0)

トランスメディア提供アイコン01 マクロの夏、セグロアシナガバチの夏 #2

b0060239_12233497.jpg
 Minolta αAF Macro 100/2.8をCarl Zeiss Makro-Planar 2.8/100に交換して、再度、チコの水瓶にセグロアシナガバチが訪れるのを待つ。マークがついていないので、個体識別はちょっと無理。ところが、今日はどうも落ち着かない。
 理由はすぐに解った。この水瓶はいつも確実に水が満たされているので、どうもスポットになったようで、複数の個体が訪れるようになっていた。別の巣の個体が交じるのか、お互い牽制しあって飛び回り給水行動になかなか入らない。

b0060239_12231627.jpg
 最初の確認から、撮影タイミングを計ろうとしている内に、個体がいなくなってしまった。人気スポットなので、どうせまた来るだろうと、しばらく、待つことにした。私のαNEX-6は、当たりの個体だったようで、ずっとトラブル無し。

b0060239_12234678.jpg
 イヌタデの花が咲いている。座り込んでじっとしているので、撮るものが限られる。

b0060239_12365357.jpg
 上の部分トリミング。ちゃんと雄しべまで写っている。



b0060239_12231070.jpg
 しばらくしたら、漸く1個体が現れ、水瓶に停まった。もうセミクラシックレンズになりつつあるヤシコンZeissの銘玉の描写は、未だに裏切らない。

b0060239_12232661.jpg
 給水中。被写界深度を稼ぎたいが、腹の先端が上下するので、余り低速シャッターを切ると、シャッタータイミングが難しい。

b0060239_12370463.jpg
 この口器の髭から艶っぽい体表面のクチクラ、複眼までの描写は、さすが。今のデジタル一眼の尖った高額レンズの描写とは違うが、十分な写り。Minoltaの100mmマクロも銘玉として有名。というか国内一眼レフメーカーのマクロレンズで、銘玉でないレンズのほうが少ないとも言えるが、当時の販売価格の違いは間違いなくある。

 国産アシナガバチの中で最大と言われるセグロアシナガバチ、飛んでいると確かにちょっと迫力があるが、キアシナガバチのようにやたら攻撃してくることはない。払ったりしたらやばいのだが、事故が起きているのは、その常在性の高さと巣が人為空間に入り込みすぎること(洗濯物に入り込んでのトラブルなどもある)、大きさにビビって急に動いたり、手で払うなどの対応がトラブルの頻度を上げているのかもしれない。私の認識としては少年期から、観察向きだと思っている。
 アシナガバチの女王が1頭で巣を成立させるのは本当に大変で、最初は子育てや餌運びを一頭でこなし、その間は蟻の急襲に忌避物質を塗りまくるり必死で耐えながらコロニーを大きくし、大きくしたところでスズメバチの襲撃を受けて全て崩壊させられるリスクは消えない。人に目をつけられて私のような変わり者の判断が入らなければ、やはり「駆除」されてしまう。よくやってるなぁと感心する。
b0060239_12554116.jpg
 連休中、私が家に居るとずっとかまってもらえると思ってる奴。ともかく体重を増やしてやりたいので、少しずつ強請るたびにご飯の要求に答えている。

b0060239_12555658.jpg
 チコは、幼獣期に一度だけ、アシナガバチの巣をいたずらして、目の間を刺されて腫れあがり、不思議な生き物になって帰ってきたことが有った(「ボクは猫」)。亡くなったジタンも手を出してよく刺されていた。この手の痛覚に対してはヒトより強いのであんまり気にしてないのだが、流石に、それ以降は彼等の情報はインプットされて、もう彼は虫ごときいじっても面白くもなんにもないので、トラブルはなくなった。アナフィラキシーショックは猫でも一定の確率で生じるから、甘く見ることは出来ない。
 因みに、私もアナフィラキシーチェックは済ませているが、フィールド歴も長いので、かなりハチにやられてきた人生であるが、エピペンを携帯する必要はない体質ではある。
 私の叔父の一人は、寝返りを打った瞬間に止まっていたアシナガバチsp.に刺された。それが血管の上でダイレクトに注入された毒液が絶対量体内を廻り、危うく死にかけた。そういうこともある。
 生き物のリスクや嫌な話をするのは、それと関わる距離感を勘違いされないようにするためで、こういう感覚は自分のリーグだと読み間違える人はあまりいないのだが、色々な方がここを見てられるので取り敢えず。

# by complex_cat | 2016-08-14 12:47 | Wonderful Life | Trackback | Comments(0)