避寒地 #2

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リュウキュウアサギマダラとは違って,島外本土から避寒して飛んできているアサギマダラ。海を渡って北上して行った個体群の次世代が,寒いの嫌〜で,海を越えて戻る。
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強い日差しの中,ヤンバルトサカヤスデも頑張る(なにを?)。足と足の影がゴチャゴチャになってすいません。
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海には行けない。こういう所ばかりで,蚊の攻撃が少しだけ。まあ,大分普通のレベル。春先とか稜線部分に居ると拭き上げられてきたブユとかヌカカとか凄い。
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ヒカゲヘゴ,この新芽は美味しいけど,割と食材が豊富なところは,かなり以前から食べなくなっている。野生生物保護視点では良いかもしれない。
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ツワブキの開花が始まっている。この茎は塩豚と煮物にしたりして決して常備的な食材。
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リュウキュウイノシシの仔と散歩する男性。のんびりしていて良い。狩猟獣なので,許可申請すれば飼育するというオプションもある。小猪はジビエ料理では マルカッサン料理として知られるジャンルで,捕獲罠でも比較的,警戒心が薄く獲りやすいので,鳥獣被害対策関連で積極的に獲って自然資源利用する方向の流れもあるようだ。
 しかしながら,肉量も少ないし,わざわざ殺すに忍びないと逃がす猟師さんの気持ちは分かる。犬並の知能を持つし,こうなったらめんこくてしょうがないだろう。矛盾と葛藤の多い分野,夕暮れ,風景に馴染んでいた。DSC-TX10のデジタルズーム。動画キャプチャー画像みたいになった。
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ハシカンボクBredia hirsutaは,同じ仲間のノボタンと比べると花も小さく華奢。その分野生植物という感じがする。開花時期がこの島では若干,ノボタンとはずれている印象。どちらも森林辺縁部,伐開地に出てくるようで,ニッチェがズレている感じもないので,ポリネーター争奪の結果と言えるのかどうかよく分からないが,そんなように感じている。
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考えたら,一昨日は霧島にいたわけで,400キロ以上南下したわけだ。
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路は進まず,石は積まれ,日は暮れる。
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で,食ってれば死なない(はず)。奄美以南では食材として昔から良く流通していたランチョンミートの標準的な食べ方。この手の「薄卵焼き包サンドイッチおにぎり」アレンジは,こちらのコンビニでは普通に置かれている。フィールド入りっぱなしの時には,お弁当を作ってくれない宿でも,「おにぎりだけで良いですから。具も何も要りません。ビニル袋に詰めてください。」というと,数百円で応じてくれる。で,やはり食べ物を作って渡す方は,何日も続くと,白飯だけだと何だと思われるのか,白飯だけの握りに梅干,佃煮が入って海苔が巻かれ・・・みたいになっていき,こちらだと最終進化形態がこれになる。手を合わせていただく。
 他県でもゴーヤみたいに広がって,奄美/沖縄フェアーみたいなもので目にするようになっていると思う。ネット語化したスパムも本来はこの眷属だが,一番脂分が多い感じがする。因みに緊急時の食料として家には常備してあるが,ワイフはあるブランドの減塩ものしか家に置かないのでスパムは食べたことがない。使うときも一旦網焼きする。
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太陽の光が眩しい。一瞬クラっときたのは,疲れが溜まっているため。
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by complex_cat | 2011-11-15 22:52 | Nature Islands | Trackback | Comments(0)

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