颱風準備

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 台風8号、Neoguri(ノグリーは韓国語でタヌキという意味らしい、検索するとタヌキ印の真っ赤っ赤なスパイシーなヌードル製品がある)は、明日の午前0時に上甑島あたりに直撃の模様。勢力はちょっと落ちてきているが、九州島全土、ただでは済まないかもしれない。
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自宅周辺は、死ぬほど悩んで選んだので、水害、津波、猫暮らしには良好だが、暴風は防ぎようがない。実際越してきた当初、一度すごい台風が来て、重いゲート毎レールから外れた経験がある。
 子どもたちと適当な廃材を使って建てた自転車用シェルターなどひとたまりもないだろう。この場所は、雨よけ、日よけでチコも、時々眠る場所に使うようになっている。割と気に入っているらしく、チャリンコを引き出しても、気にせずそのまま眠っている。
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ルック車よりは少しまともなニッチェのクロスバイクと、思ったよりまともな作りのヴァクセンの20インチのフォールディングバイク(DAHONというわけには行かなかったが)は、畳んでしまえばこんな具合に適当に突っ込んでも輪行バッグに入るので、いっその事、家の中に持ち込もうと思ったりしたが、シェルターがパーになるのもやっぱり困る。
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で、ビニールシートで風で持ちあげられないように隙間をシールドして、ペグとロープで固定することにした。例によって、私が何か庭で仕事し始めると、チコが監督に来る。
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今だに、ロープでこんな具合に「お手伝い」する姿にちょっとびっくりした。家の中ではナッチ&ユッチが居るので、こういうくつろぎ方はしない。切り口を焼いて処理してないうちにこれをやられたので、もう一回10cmほど切り落とす羽目になったのが2回ほど。
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 ずっと私を監督していたが、さもすると、帰宅した長男のお出迎えとか、なかなか忙しいのである。
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 だいたい出来上がったが、隙間が開いているところはガムテープで止めることにする。




現在参考にしている台風情報関連のサイト
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アメリカ・ハワイの米軍合同台風警報センター(JTWC)のサイト。皆様のNHKや気象庁のように外れてもクレーマーもここには文句をつけてこないってことではないだろうけど、シミュレーションは割と早い段階で出してもらえる。判断は自己責任でと、有り難いサイトだが、セキュリティから、アクセス制限はいきなり来たりする。
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高知大学の気象情報サイトもいつもお世話になっている。若干タイムラグがあるが、ここ独自の解析処理で色々出して見せてもらえる。
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Googleが今回のTyphoon 08W (Neoguri)について、Google Earth用のkmzファイルを提供してる。ここからダウンロードすれば、こういう形で利用できる。

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同様にGoogle Earthのビジュアルでブラウザーで利用できる台風8号に関する災害等も含め可視化サービス 。なかなか面白い。
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リアルタイム8号を含む地域の大気シミュ。これはすごく良く出来ている。 風の流れ込みなどすごくよく分かる。見ていて飽きない。湿った海からの大気がどこに流れこむか見極めることができるので、豪雨災害をもたらす人参様の雨雲メッシュの発生する場所の見当が付けられる。
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 船での移動、ミッションに欠かせない国際気象海洋(株)提供の波高予測のサイト。いつも思うが、種子島と屋久島は琉球弧に移動するときには、天然の防波堤みたいになっている。上の図は「2014年 7月 9日(水)21時」での予測で、もちろん台風襲来ではそれが機能するようなレベルではないけど、島影は、若干波高が抑えられているのが分かる。

 さいごは、気象庁のサイト。今回のメディアへの情報の出し方は少し違うようだ。注意喚起しすぎて問題になることはないだろうし、台風直撃に慣れていない島は、沖縄にも結構ある。屋上の巨大な簡易貯水タンクが暴風でかなり落ちたようだし、最大瞬間風速70mクラスに直撃されると、何が起きるかというのは、かつて西表島で二回ほど経験している。一回はテントで。もう一回は地元の知人のコンクリート住宅に避難したが、その人が振動する家の中で「怖い怖い」と言い出したので、やはりこれは尋常では無いのだなと思って、実際、若気の至りでぶっつけ本番、何も知らずテントで凌いだ時より怖かった。成長中の台風から生まれる雨はすべて海水で、あらゆるものが飛んできた。古い家屋では、僅かな隙間から吹き込んだ暴風が畳をぶわーっと下から持ち上げ、ご夫婦で抱き合ったまま死ぬんじゃないか思ったと言っていた家もあった。実際天井が破れたら、かなり危ないことになる。後輩は、そのとき、古い民宿に身を寄せていたらしいが、海からダイレクトの場所で、民宿毎深海に水没させられたように、窓の隙間という隙間から水平に水が吹き出して(映画の潜水艦モノでよくあるシーン)、部屋の奥まで水浸しになったと言っていた。
 週末に離島に渡るプロジェクトがあるのだが、このまま勢力が落ちてさっさと通り抜けてほしいと思っている。


Commented at 2014-07-09 11:46
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by arak_okano at 2014-07-09 12:34
インターネットのサービスは進んでいるんですね、アラック全く活用していません。自転車シェルターの無事を祈ります。チコちゃん監督の元の作業ですから、バグースだにゃ! 我が家は高台の真ん中、水害土砂崩れは大丈夫ですが、ガス、水道、電気のストップはあり得ます。
Commented by みう at 2014-07-10 10:30 x
今頃チコちゃんは屋内待機でご機嫌ななめ?
トップの写真みてほっこりしました。
さすがのチコちゃんもロープにはかなわない。
成猫を子猫に戻す魔法の道具です(笑)

フィリピンでも気象庁はあるんですが、これが正直あんまりあてにならない。去年の台風30号の被害が出てからはテレビの天気予報でも日本の気象庁のデータを使った説明に変わりつつあります。
Commented by complex_cat at 2014-07-10 15:37
みうさん、チコには少し歯止めをかけましたが、それでも、結局ほとんど、定常運転で、雨の中でかけて行きました。

朝の家族の会話
「台風どうなった?」
「大したことなかった、ただの低気圧の通過」
「チコは?」
「とっくに飯食ってパトロールに出かけた」
なんて調子です。

さすがに、昼頃に家に戻ると、そのまま爆睡しているようで、それなりに疲れたようです。
Commented by jinsei_rarara at 2014-07-12 08:51
moreを見てコメントしようとするとコメント欄が開かないですね。
???閉じてるのかな?と思ってコメントできずにいましたが
今わかったのでやっと書けますww
台風ですがテレビを見てると恐ろしい映像ばかりを繰り返しやるので
心配して見てましたが鹿児島は思ったよりも
たいしたことなかったようですね、(↑の読んで安心しました。)
チコちゃんのお手伝い姿が泣けます。
ほんとに子猫みたいで可愛いですね♪
Commented by complex_cat at 2014-07-13 04:47
jinsei_rararaさん、コメント欄がものすごく下の方に出てしまうようです。
チコのこういう姿を、私も久しぶりに見ました。
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by complex_cat | 2014-07-09 05:33 | Cat Family | Trackback | Comments(6)

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