助っ人

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 外来種のヒロヘリアオイラガは、広食性で、Wikipesiaに挙げられている食草には、サクラ、カシ、ケヤキ、モクレン、カキノキ、クスノキ、イタヤカエデとあったが、ブルーベリーの被害も検索すると引っかかってくる。ブルーベリーにとっては、結構、メジャーなペスト(害虫)のよう。

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 庭のブルーベリーのヒロヘリアオイラガに気がついてから一週間、毎日気がついた分を排除して極少化してきているがまだ見つかる。当然、齢数も進んでいるので、だんだんでかくなっていく。マクロで撮ると、毒棘先端のアクティブなところが痛そー。この棘に刺されたときの激痛は「電気虫」の渾名のとおり。

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 本日は三匹見つけたが、一匹は、サシガメが攻撃していてくれた。最初、何か不自然に捻じれた形でブルーベリーの枝に捕まっていたが、やがて内部からの消化が進んだためか、枝から剥がれ落ちて死体然として、初めてこいつを口吻でぶっ刺している捕食性カメムシに気がついた。

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 久しぶりに古い短望遠マクロレンズをNEX-6に装着して撮影した。この手の毛虫を餌にしてくれる昆虫の最右翼がアシナガバチ類で、キアシナガバチ以外は、取扱もそんなにシビアでもなく危険でもなく同居させても私は大丈夫だと思っている方の人間で、庭にアシナガバチの巣が3つあれば、毛虫で苦労することはないと言い切った友人も居た。まあ、アナフィラキシーを家族が持っていたりするとシャレでは済まなかったりする場合もあるのであくまでよく考えて状況を見た上での自己責任だが。フタモンアシナガバチなど、アリのアタックであっさり崩壊したりする。
 サシガメ類は、海外では健康害虫として人にアタックしてくる種類が居て、「トリパノソーマ」由来のシャーガス病を媒介したりするとてもややこしいのが居るが、日本では、今のところそういう心配はないし、あまり刺されたというようなトラブルは聞かない(無いわけではない)。最近はアシナガバチの営巣が激減で、このアタックしてる捕食性カメムシを見て、ちょっと安心したりもした。なんかすごいように見えるが、人気の水生昆虫、タガメやミズカマキリ、タイコウチ、コオイムシ、マツモムシなど全部、獲物の体液チュウチュウの「水生」カメムシ類だ。そう考えるとそんなに不思議な連中でもないなと思う。
「貧弱ぅ〜、貧弱ぅ〜」
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 私はコンデジについては、マクロ運が悪く(というか、そちらのスペックがそこそこになってしまう機種を値段や防水、重さなど他のスペックから選んでいる結果だが)、Nikon Coolpix AW130もトンデモなくマクロスペックが良いという印象はない。相変わらずフォーカスフレームが出て、写したいものを入れて手前にフォーカスしたつもりでも、合焦後、後ピン傾向は出てしまう。前後ブレもあると思うがそれでも極端な結果になったりするので枚数は撮らないと拙い。それはフィールドワークでは致命的だったりする。だから邪魔でも高感度が使えてフォーカスは自分の責任になるデジイチを苦労して持っていく課、マクロを売りにしている機種でもちょっと引き気味で撮ったりする。
 この画の場合突き刺さった口吻がポイントになるので、被写界深度から外れにくい位置取りをする必要があったが、食うものと食われるもの、意外と小さくて、モニター画面ではいまいち感覚がつかめなかった、と言い訳。
 捕食性カメムシ類だと思わなかったのは、この外見もある。実は、最初、自分の頭の中の貧相な捕食性カメムシ類の代表であるサシガメデーベースのイメージには照合できるのがなくて、捕食性カメムシだと気づかなかった。サシガメってもっと羽々(?)してるし、カメムシは不完全変態で、外部形態は幼虫、若虫もある程度は親に似ていたりするけどちょっと違ったりしていて、ちゃんと学んでないと恥をかく。
 二紋があって羽の先端は黒い、かなり特徴的だが適当な絵合わせ検索では種類がわからない。

 こいつは果実や植物加害タイプだと云うような顔をしてて、猛獣だった。撮影時、天候が良くなかったので、ブルーベリーの小枝は揺れまくりだし、アベイラブルで撮るのには苦労した。マクロ撮影用に枝を固定するための指示棒とか洗濯ばさみまで持ち出して撮らなかった手抜きという事もある。
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 チコがよく遊びに行く御宅のスバメの営巣は何年も失敗している。ひなが声を上げるようになると、近くを採餌縄張りにしているカラスが気がついて、即座にやってきてひなを丸呑みにしていく。そこの息子さんが、可哀想だからなんとかしようという思いを語ったら早速、そこの夫君が検索して対策を立てた。
 牛小屋にカラスが侵入して荒らしていくという話がよくあって、入り口にテグスを張るというやり方が鳥獣対策にあるが、それだとツバメも引っかかる。そもそも、こういう撹乱源をセットする場合、育雛放棄されてしまう可能性もあるから、徐々にツバメ夫婦にも慣れてもらわねばならない。それでカラスがアタックを諦めるレベルにシールドを持っていかないといけない。理屈から説明すればそういう手順となって、言うは簡単だがかなり大変な作業だ。よく上手くここまで持って行かれたなあと感心した。無論、ヒナたちは親が戻ってくると大騒ぎしているから、本来なら既に襲われているフェイズなので、効果は明確だ。彼らは守られている。無事に巣立ちするだろう。

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 家の奥さんが、しょっちゅう気にして見てるのも良いのでしょうかねぇと仰る。鳥獣対策で人が頻繁に見回るようになるとそこを避けるようになったりする効果は確かにある。磁石だとかデッカイめんたま模様とか、効果を科学的に否定されている鳥よけグッズは、異物がいきなり出現した効果とそれを設置したりチェックしたりするのにしょっちゅう人がウロウロする効果を、グッズの効果だと勘違いした結果だったりして、鳥獣被害対策も凄まじく勉強した業者さんが選別されるようになって、大分、トンデモ商売も減って来たが、まだ動物行動学的に見てて、どう見ても効果を読み違えていて、本体はグレーかまっ黒みたいなのも結構ある。
 ここを何年もここを襲っているカラスは、ずっと同じ個体かどうかわからないが、学習能力が高いので、そのことはむしろもう問題ではないかもしれない。そして、一瞬の空きを突いて襲うことに慣れきっている。

 助っ人としてチコの見張り台でもそばに作ったらカラスは嫌がるかなと思ったが、きっとチコは、さんざん遊び回ってきた猫なので、自分に実りのない行為には、全く興味がなくて飽きてしまうだろうと思った。ナッチと違って岩合さんのTV番組にも何の興味も持たない。リアル猫とのやり取りも頻繁だったらか、刺激の閾値は高いのだ。

 それでも、餌をやりに戻ってきたツバメの夫婦が、低空飛行を仕掛けてチコを威嚇する状況を見ると、カラスも一応は警戒していたかもしれない。その場合は、ボーカルコミュで教え合えば良いだけなので、狙われたらストーカーと同様、人も居ない、猫も居ない間隙を縫って襲えばいいだけなので、無理だろう。しかし、下を人や猫がうろつけば、こういう障壁が出来たりすると一旦、直下に降りて、詳細を観察してトライ・アンド・エラーを試して突破口を探すにはリスクが生じて余裕がなくなるので、お隣の奥さんに加えてチコがウロウロしている事自体、実は、詰め将棋的には「利き駒」で助っ人の一翼を担っているのかもしれないと、これはちょっと我田引水の親ばか解釈。でも多くのドヤ顔の有害対策も、正当なデータ取りまくって検証してある方法でないと、単純にトライ・アンド・エラーの頻度の少なさから突破されてないだけだったりして、アクセスが増えれば風前の灯になるものも結構少なくない。

 因みにわが家は、チコやユッチ=猫という個体の本質はどうであろうが、ツバメから見たら種としては立派な脅威が出撃してくる本庁なので、ツバメは見事に避けていて、巣かけ場所としてはわが家は全く人気がない。ここに居を構えたときから、ツバメ一家の大家になるのは無理だなと諦めている。
 むしろ犬猫放し飼い状態はもっと凄まじかった時代を含め、人工環境に適応して来ただけであってツバメは猫リスクにはよく対応できていて、猫もツバメについては極悪非道の悪者にされることはまず無くて、お互い平和だが、何度も書くようにカラスが餌場を求めて、人工環境に進出して来た状況では、今はなかなか大変なのだという気がする。








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by complex_cat | 2017-07-09 09:39 | Wonderful Life | Trackback | Comments(0)

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