今年はブルーベリー農園などでは、当たり年(mast year)ということらしくて、幸いわが家の二株あるささやかなブルーベリーの樹もなかなかできが良く、ジャムにして5瓶ほどの生産が有った。ワイフが焼いてくれた自家製ブルーベリージャム入りパンケーキ。insta補正かけてある。
私が入院している前にほぼ収穫を追えたつもりだったが、退院して帰宅してみると、貧相過ぎて収穫しなかった分が、健気にも頑張って熟して、茶碗一杯分ぐらい撮れたので、これはフレッシュのままいただくことにした。
朝食とおクスリ。しばらくはこんな感じ。
入院前からInstagramにあげることで、自分が何を見てどう生きてきたか、改めて考え直すきっかけになった。Instagramという別リーグにかかわることでライフパワーに再度エネルギーを注入したような感じになった。手術は恐ろしいけど生き延びないといけないし、走馬燈にはしないよという意志を持とうとした。
Instagramはオシャレキラキラ生活アピールみたいな場になっているって話みたいだが、それ、芸能人のそれ見過ぎだろうって言う気はした。 フォロワーの数はささやかだが、いつの間にか、フォロワーが万単位のネーチャーフォトやエコロジスト海洋生物計バイオロジスト、ロードバイク、MTBアスリート、パルクールストリートランナー、テコンドーマスターとまあ、このブログの守備範囲と同様の相互フォローのつながりが出来ていて、どこでも同じ作法で動いていて疲れなくていいなと思ったりしている。
この画も、この構造色大好き!ってメモ書きしたら、それなりに見てくれる人が出て来て面白かった。
アサイさんとyu-kubo先生と嵐の中、八つ墓村ゴッコした海岸は、夏の良い時期ならほとんど貸切状態で、パラダイス感バリバリで、これも結構良いねがもらえた。変な市長が出てこなくても、南九州の西海岸は県内でも有数の美海岸だが、インスタグラム世界にも通用するようだ。
生きてる火山がある風光とカツオドリ。こんなのも、早々発信できる世界はないですぜ旦那。
「instagram映え」という言葉を使っているメディア人がどういうのを指して「instagram映え」だと言っているのか分からないが、まあ、気の利いた人しか気が付かない、購入できないおしゃれグッズ、おいしそうできらびやかでちょっと高めのお食事かという軸ではなく、単純に、日本人がよく普通に撮るああ、写真だなというような画じゃないものが見たいならinstagramはとても参考になるなと思って始めたのだ。多分「instagram映え」とか言っている画の多くにはそれはないのでもともと見ている軸が違う。確かに専用アプリのフィルターはよくできていて、とーんん持ち上げ方とか、ライティングの稚拙さをフォローしてまで、らしい画像にしてくれる。
日本から発信しているこのアカウントは、面白い画を撮るnature loverで、おまけに耳の尖った家族が居て、クラシックカメラとフィールドクッキングと古代中国武術を趣味としてチャリンコいじりが好きなとっても変なやつだというのは、フォロワーにはちゃんと伝わっているようで、君のプロファイルには感動したよ見たいなのが、嫌味なくコメントに書いてもらえる。こっちも楽しく画が張れる。そのまんまや。
この奄美鶏飯の派生料理で豚めしも、海外のオサレな女性にも好評だった。色々な国で食べまくっている経験のある人も多くて、反応が面白い。料理は偉そうな店で高そうな料理食ってるピカピカした画でなくても、「旨そう」なのは人類一定数通じるし、評価してくれる。
このおフランスのAngenieuxレンズで撮った画もそこそこチェックが入った。母なる大地の小麦畑は小麦を主食とする圏では、日本人が田んぼ眺めるみたいなものだろうか。撮影データをちまちま上げることはあまりやってないが、こいつは撮影レンズですらないおフランスの二眼レフのビューレンズを改造したものの映りだってっていうのは、伝わる人には伝わって楽しい。
昆虫タグで見に来てくれる人も一定数居て、普通種でも、生態をいきいきと写しているものや、完璧にアート志向なものを上げ続ける人など百花繚乱で、別にレアな種に限らず、この普通種のナナホシテントウムシの幼虫みたいなのも、結構チェックしてもらえたりする。こういうのがinstaの使い方みたいなセレブ、芸能人レイヤー世界があたかもその世界の中心みたいに見ている人たちは、考えもしないだろうなと思ったりもする。
自宅ランチ、エスニック風のカレーと甘そうなタレの着いた串焼き系のものはいかにも東南アジア料理的なものを狙ったわけではないけど、旅行好き、食べ物好きの各国のおねえさんたちには訴求したみたい。味が想像してもらえるのだ。
世界自然遺産地域だけ有って屋久島のネームバリューは大きいが、こういう風景プラスαで、活動記録が垣間見えるものは、思いの外、チェックが多かった。 日本だったら、あまり受けそうもないハナアブの画が思った以上にチェック伸びたりして驚いたりする。割りと海外でも近縁種の画が出てくる。ハエの仲間だったらInstagramバエとかやってるところだが、Instagramアブ。
寿司は食べ物好きな人達にとっても強力な一カテゴリーで、オリジンの国からの発信は、メモ書き付けるとそれなりに参考にチェックされる人も増える模様。新鮮な青魚最強!って通じたかどうだか。
いささかあざといとは思ったが、チコの自在な立体空間利用のパフォーマンスには'parkour'タグを付けて上げてみたら、フリーランニングやパルクールアスリートからチェックをいただけた。それ以来彼らをフォローしている。他には、ボルタリングのフランスのナショナルチームのコーチからも。彼の技は、誰が見ても一級品なのだろう。 日本と比べて審美眼のある人が多いのだろうなと思うものに「馬」という存在が有って、より馬が生活に身近で暮らしている人が世界にはゴマンと居るんだろうなという事実を教えてくれた。この画に対する反応には、私もちょっとびっくりした。
野生動物についての画には全部学名をメモっているのだが、コブダイの咽頭骨を上げたら、海洋生物クラスターの人が何人か直ぐに反応してくれてそれにも驚いた。
ということで、今更ながらネットは世界に通じている。画像には民族、人種に関係なくコミュニケーションツールとして機能する力がある。プロの画ではなくても個人の人となりや生き方何を見つめて生きてきたかを伝えるには十分な力がある。そんな当たり前のことがよく理解できる。
ただ、ひたすら貼るだけだ。不可能はない。
勿論ブログは続けていく。テキストを英語化することは、ブログを始めたころちょっと考えたが、画だけで何かを伝えようとするやり方は自分のブログではあまりやらないと決めた。私のブログは話半分、画半分で行く絵日記なのだし、その対象はやはり日本国内なので矛盾はない。