「電車男」は居ないーSim Self-defense

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 「父さん,なぜデンライナーの写真撮っているの」
 「なぜだろうな。そのうち分かるよ。」

女性が特急列車内,乗り合わせる満席近い乗客の前で暴行を受けて,誰も反応できなかったという事件(リンク先を変更,暫定でとりあえずWikipediaに)。
 怒りで目の前が真っ赤になりそうな話だが,自分がその場に遭遇した状況を考えてみて,衆人お地蔵さん状態を想像してみた。
おそらく,そこに居合わせた多くの方は,

1)悪質な「痴漢」レベルだと思いこむことで,犯罪の価値下げと想定される被害者の苦しみを薄め自分の無責任さによる罪悪感を弱めた上で,見て見ぬふりをした。
2)どうして良いのか,通常の想定外の暴力の現場に立ち会って思考停止した。
3)常軌を逸した犯人の言動・脅しから関わりが出来ることのあまりのリスクに恐れ,お地蔵さんになることを選択した。
4)被害者の置かれている状況を全く理解できずに,唯の痴話げんかと思いこんで,無関心を決め込んだ。

追記-傍観者効果のことは知っているが,より具体的になにが起きているのか,一言で片づけたくないので,このように表記。

と,勝手に想像した。4)は,まさかと思うだろうが,そもそも見殺しに出来るような無関心と,赤の他人の身に何が起きているかに関する無関心は,その残酷さから言えば,区別できない。前者の無関心以前に,後者の無関心による無反応を作り出す状況の方がが普通だろう。そこには,困っているようだから,状況を理解してやろうという意識はもちろん薄かっただろうが,残念ながらそれをもって非難することはできない。
 また,途中で気がついても,最初から注目してみていないと,意外とそこに陥って動けないということも決して少なくない。何もしないで見ていた人間も外道とかいう人もいるが,4)ならどの時代でもどの国でも,起きうる状況である。確かに,今の日本でこのような事件が起こることは実際ショックだ。
 今回は,明らかになった話だと,3)だと考えて,よいようだ。と思ったのだが、かいま見られる話から、逆にわからなくなった。
 端っこまで全部、犯人に制圧されていたとは思えない。明らかに脅威など感じていない位置に居たにも関わらず,悪意への無関心、好奇の無責任。そういう部分が遭ったかもしれないなという気もするが、その場に居なかったので、いずれにしても完全な想像で終わる。


 問題の一つは,このような犯罪者が好き勝手なことをやったばあい,犯罪が未遂に終わる,その場で取り押さえられる,酷い目に合うというようなリスクが,急激に無くなっている可能性を感じてしまうこと。犯罪は,堂々とやった方が,周りが気がつかず対応できにくい。大学生協の万引きの酷さを関係者から伺ったことがあるが,何人かでAVセットをえっさえっさ白昼堂々運んで持っていった話があった。性犯罪の現場で被害者や周囲が,状況を説明して声を上げることなど普通は出来ないことを経験的に知って行動できる輩はやっかいである。

 このような犯罪者への抑止力となっていたものは,日本社会にあっては一種の共同幻想であったかもしれない。犯則技と言えばと矛盾するが,こういう場面では仕掛けないとか,こういう方法は採らないというようなタブーがほとんど存在しない昨今の犯罪の状況を見ていると,このような抑止力は急激に消滅しつつあるように思える。気のせいならいいけど。
 例えば,この場に警官が居て彼の制止命令を聞かなくても,犯人は撃ち殺されることはない,海外の犯罪者に言わせればぬるま湯のような平和な社会である。もちろん,そういう状況になった方がよいなどとは思っていない。取り締まる側の暴力を上昇させれば,基本,犯罪はもっと凶悪化し,狡猾なまでに悪質化するだけだから,武術的ではない。
 殺意など微塵も見せずに,ニコニコしながら,相手が身構えるのを誘導しないように,まるで世間話をするように,急所に遠慮会釈ない攻撃を攻撃を加えるのが武としては正しい。教えてくださった師がニコニコすると,本当に怖かった。

自分がその場に乗り合わせたらどうしていたか。
 4)も実は他人事ではない。自分自身下手すると,見殺しにした外道扱いされる衆人に混ざる危険性がある。ぼーっとしていたら,そもそもどのような状況が生じていたのか,離れた客席で何が起きているのか,ちゃんと把握できているかどうか・・・皆さんは自信があるのだろうか。映画,アンブレイカブルで,リアル・正義のヒーローとして描かれた主人公は,犯罪を引き起こす犯人のビジョンがとっさに見えるのだが,警察関係,警備関係などの仕事に就いていない限り,普通の人間は,いざとなればそういう方面には鈍感である。自分が襲われても,最初は全く状況が理解できないとかも普通である。
 そして,その次の段階として,怖くて席を離れることも出来ないどころか泣き叫ぶことも出来ない,それが普通である。犯罪抑止の護身の基本は,自分の身に何が起きているか周囲に伝えることだが,それが,想像以上に難しい。対面座席だったら,正面の席の人間は,どうだったか。いくら何でも,なんの落ち度もない女性が危機に陥っているのだと分からなかったのかというとそうではなかったわけである。

 さて,本題は3)の状況で,実際に酷い状況が生じているとして,何がどうできたかと云うことだ。車掌に連絡するボタンぐらいは押せたろうか。単純に考えると,それでも,被害者女性から引き離せば目的は果たせる。相手はたったの一人である。しかし,今時,いきなりトカレフを,いや,今はマカロフか,懐から引き出して撃ち殺されたり,サバイバルナイフでいきなり刺されるというリスクがゼロではないから,想像力が欠如していない限り簡単に動ける人は少ないだろう。火急に戦闘を強いられない限り,武においては観察が優先する。それが生き延びる知恵だから。
 簡単に人が殺されてしまう事件に,人々の心は麻痺しているようで,実は,確実にそういった事件に人々は蝕まれてきていると思う。そのへんの,護身に関わる本は,全て廃棄した方がよいかもしれない。大声で助けを呼ぶ,人通りの多い所に逃げ込む,なんてのは,状況によっては意味をなさないことが分かる。self-defenseを考える場合,たった一人の人間が,これだけの酷い行為をしながら,場合によっては誰にもなんの制止,干渉,攻撃も犯人に加えないことがあるという状況があることを,自覚しておく必要がある。ただ,これは,性暴力という部分の特性かもしれない。男女の性信号に関わる部分は,一般の暴力と違って,誰しもあまりその状況を詳細に分析して何がおきているのか知りたくないという意識が働きそう。
 何れにせよ,「いかのおすし」は使えないのだ。
 自分の身で考える。家族が居たら,まず,その車両から避難させるだろう。その時点で,ワイフは,状況を説明するために,必死に車掌にコンタクトを取るだろう。私がその間に殺されないことを信じながら。子供だけを連れていたらどうしたか。彼らをオシッコか何かを理由にその場を退席させることが出来なければ,かなり面倒な状況であるが,実際はそれを無視すればいい,バトルの口火を着るかもしれないが,そのときはそのタイミングを覚悟して戦略を決めてから。その場にいる人に託すとか,彼らだけで私の居るところから離れることについて,彼らが別の犯罪に巻き込まれる可能性がある。周りの人間が信じられない状況は孤独であり,自由度を奪うのがよく分かる。ただ,状況は,おそらく,とんでもない行為が生じていたことを衆人に知らせないように犯人が振る舞う感を持っていたと云うことだろう。それほど病的なレイピストに常習を許して経験を積ませてしまったことが,そもそもの問題なのだと思う。
 でも,平和な社会である故,人の子ならこういう場面で必死で戦わなければならないのではないか。見ず知らずの女性のためであっても。例え人を1回も殴ったこともなくても。全ての知識と機転と,持っているならば武技を使って。

 声をかける。相手が分かる言葉で話す。ウザイとこちらに注意が向けばOK。女性との間に割り込み引き離す。この瞬間が最もリスキー且つ重要だ。彼には手をかけないように注意。掴みかかられたら軌道を外して崩す。距離を取る。取り押さえて良いタイミングになるまで,一発で眠らせる自身がなければ,打突系の攻撃は返って面倒なことになる。基本的に,格闘技では道場での試合とは,まったく異なる訓練と戦闘隊形が必要になる。それを想定しているのが,格闘技ではなくて武術なのだが。

 いきなり刃物が飛んできたらと考え,近づくときは。PCかバッグでも体の横に抱えて,正面に立たない。あるいは,刃物の無効化を前提とするなら,そこから,もう戦闘は始まっている。だから,中心線をさらす。そうしないとどこに刃物が飛んでくるか分からないから,技が使いにくくなる。
 その時点で,「その後の」公判も含めて,その犯人と接点が出来たことを覚悟して,やることやるということは,要するに,自分と自分の家族をいろいろな意味で危険にさらす選択をすることになる。お地蔵さんを選んだ人間は賢明である。但し,その賢さは,この日本社会から確実に大切なものを滅していく賢さであると思う。むしろ犯罪都市といわれる米社会の方が,実戦兵役経験者はそのあたりの男性にゴロゴロ居るだろうし,キリスト教にしてもイスラム教社会にしても隣人と助け合う精神を幼い頃から学ぶ。社会としてこのような無法は許さないだろう。日本人は,現在のアメリカやイスラムの暴力に関するどうしようもない無秩序な事件を横目で見ていて,日本にいて良かったと思っている人が多いかもしれないが,本当は,はるかに分が悪い部分もあるのではないかと私は密かに思っている。

 戦後しばらく経過した頃,治安は酷く,強姦・殺人等の凶悪少年犯罪は,今の3倍ほどである。切れやすい世代Kー1グランプリが有れば,失礼ながら昭和35年次点の17歳は確実にチャンプである。それから,時を経て日本は治安が良くなっていったじゃないかという人もいるが,残念ながら,皆がそれなりに汗水垂らして働けば,それなりに経済的に豊かに慣れた時代とは違ってきている。教育分野も同様である。貧乏人の小せがれでも,小中学校と落ち着いた授業を受けて,私立大学の授業料と当然ながら「格差のある」安い授業料で大学に進学して,就職できた時代はもはや夢となりつつある。犯罪が年代毎に収束する要因のいくつかの条件は既に破壊されている。地方の国立大学も,教授陣のレベルや内容ではなく,私大の下見同様,汚い校舎を馬鹿にする親子連れの傲慢な視察のプレッシャーもあってというわけではないだろうが,新校舎の建て直しを急ピッチで進めている。相手側に中身が評価してもらえる方法や知識がなければ,外見しかないものね。まぁ,パソコン泥棒や性犯罪者の侵入(入学?)のあまりの酷さに対するセキュリティの問題もあるし,金が付くときに建てておかないといけないしね。
 ハイパー・ボンボンの首相にこのあたりが理解できるか,私は甚だ疑問なのであるがせいぜい頑張って欲しい。

 それはそれとして,ヌンチャク・テクニックで振り回しても,ぶち切れないように携帯のストラップをワイヤー製のものに,携帯電話を意に反して重いものに取り替えるか。それやると普段首から提げるのはリスキーにならないようにストラップの中途に仕掛けが居る。使える武器がいつも手元にあるわけでもないので,常時手元にあって警戒されずに安全な間合いから使える武器はこれぐらいである。どっかで引っかけると,こっちの首がやられるけど。もちろんそれでノックアウトは無理,相手が持っている武器を遠間からはたき落とすぐらいが関の山である。相手を倒せる付きなり蹴りを持っていないと無意味である。ナイフを持っているなら,バッグかパソコンケースを盾にするか。打矢の代わりに投げるものを探すか,件の狭い客車内の状況だと飛び道具は誰にあたるか分からない。緊急ボタンぐらい押せたろうとか云う話も,その場にいないと判断できないが,何らかのトラブルだから,とりあえずは車掌を呼ぼうと誰か一人ぐらいはその努力ぐらいはしなかったのだろうかという思いは消えない。いや,お前のせいで列車が遅れてどないしてくれるんだというクレームを言い出す人間が居ないとは絶対に思えないから,そういう社会圧力は,彼女の救出を邪魔したろう。何もしないことについては,人間は驚くべきたくさんの見事な言い訳を考え付く。

 重要なことはもう一つ,この非日常的な状況が生じるその瞬間を鋭敏に捉えて,直ぐに動くということである。武技の動きの場合,タイミングが生死を分けるが,戦闘の前から,そのタイミングは存在する。本人が恫喝を始める前に,腰を折らねばならない。話聞かずに,車掌の元に走る,ボタンを押す。先を取れなかった場合は,やはり面倒である。
 達人でもない名もない一人の人間が,車掌を呼ぶ作業をするだけで,結果的に暴漢と一戦交える可能性まで考えて動く必要があるわけで,それを避ける努力もしなければならない。私はお地蔵さんたちを責める気にはならない。
 何が起きてもおかしくないと思う覚悟と最低限のシミュレーションを自分自身は,しておくだけであるが,その場の状況として使えるかどうかは,また別の話である。

 本当に申し訳ないのだが,この状態で,その被害者女性がどのように振る舞ったら良かったのか何も書くことが出来ない。最初に述べたとおり,衆人からのヘルプが求められない状況で,日本式護身本の緩いセオリーが成り立たない状況で,何らコメントが出来ない。声が出せないのはご本人の責任ではない。ただただ恐ろしく,悲しく,虚しく,悔しかっただろう。男の私ですら,この話に関わる想像をするだけで吐き気がしてくるし,男の私が何らかのコメントするだけで不遜にすら思える。かつてあった,殺されても良いから死にものぐるいで暴れないと本人の落ち度だと決めつけるような酷い感覚は,法曹界も含めて日本でもようやく薄れつつあるが,女性は,公共交通機関を使って安全に移動する権利すら日本では無いという酷い状況である。
 これでは自分の連れ合いには,強力な武器を持たすしかないではないか。全米ライフル協会のバックの銃器メーカーさんへ,日本も法規制緩和させて高所得者層を中心とした婦女子に「エレガントな」護身用の銃を売るチャンスは直ぐそこもしれない。世間の目に頼れない非日本社会は,貴方たちの理屈「自分の身は自分で守る,そのために銃は必要」がまかり通り,銃を売りまくれる社会になるかもしれない。ビジネスチャンスだ。全く良い世の中だ。正義とは,引き金を引ける銃を携帯することにならなければよいけれど。ストーカー撃ち殺しても良い社会にすれば,武装犯罪者が増えるだけだけど,彼らの理屈は違うようだ。日米で現実的に初期条件が全く違うから,理解し合うというのも無理だけど。
 でも,暴力無縁の人に武器を渡しても,それで自分が本当に命を奪われるだろうという段になっても引き金を引ける人は,そんなに居ないと思う。多くは,それなりの訓練を経ていないと無理な場合が多い。重火器の普及は,射殺イメージを含めた射撃トレーニングとセットとなって社会に広がっていく。とても良い社会だ。

 この問題いろいろなものを含んでいて,警備や警察などを増やせない現在の日本の状況を見ると,治安の尋常でない悪化が進むと,お役人の大好きな「NGOの活用」など,防犯の部分でも,そういう話が出てくるかもしれない。ニューヨークを発祥の地とするその分野のNPOについては,日本にも支部が出来ているが,平和な日本ではこういった暴力に関わる分野,目を付ける人間に,そもそもバイアスがかかっているみたいで,ちょこっと検索しただけで,某新興宗教のきな臭い話が見えてきて,そちらの話はアーティクルでは扱えないなと思った。これは余計な話だが,もし本当なら,少し困った話でもある。
 件の「電車男」さんも,この事件のような状況ならば,お地蔵さんだったか? 分からないけど,そうであればエルメスとの恋など,なかったかもしれない。
 モモタロスもキンタロスもウラタロスも居ない。子供向け番組にだけ「正義」の教えが残っている社会は滑稽だろう。ネットでは威勢が良くても,こういう無法に暴徒と化して恫喝に対して言い返したり,襲い返す無鉄砲なエネルギーのある人も最近では天然記念物だ。

 最後に,私は法律及びその関連領域については全くの素人だが,この男の犯罪履歴や再犯状況は伝え聞くだけで酷すぎて,1年前に同様の事件を起こしている人間が,同じ犯罪を続けら,今回のような被害者が生まれてしまう状況は,どう考えても異常である。去勢という刑は,自分も勢いで言ったりするけど,もし可能であったとしても,宦官の例を見る限り,こういう人間を更に残酷な行動に駆り立てる危険性がある。そういう怒りにも似た意見があるのも,理解できるけど。
 実際には被害者を含めて市民を守るための法整備の方がとても重要だと思う。実刑食らって,数年後にこの男は出てくる。その場の関わり方によっては,本人が生きている限り,家族を巻き込んで深いリスクやダメージを受ける覚悟も必要になる。その男はそのあたりへの想像力が人の動きを奪うことをよく分かっている。現状,暴力に対して戦ったとして,後のリスクをゼロにするには,どうやっても無理だろう。
 仕返しできないように,致命的なダメージを不可抗力を前提に与えても,彼の縁者が治療費や慰謝料など法的に訴えてくる可能性もある。

 この手の犯罪常習者は狡猾,事件性がないように振る舞い,被害者が救難信号を発信できないように封じる。また,発信できないような被害者を選別して襲う。襲いながらデータを収集して選別の結果を確認する。
 犯罪者に対して直接個人が,動くのは愚の骨頂だが,動けるなら,そういう人を呼び合わせて。横に立って貰うだけでも多少は違う。無視する方が正しいと訳知り顔でテキストを書かれる方は、人を見殺しにする状況が進むと,更に社会的なリスクは高くなることだけは,理解しないといけないと思う。
 相手の携帯武器など,事前にチェックするか,チェックできない場合はそれを使われる前に,片を付ける。たいていの場合,後はプロに任せることを前提に,自分が怪我をしないように時間稼ぎだけすれば良いという形で行動する。プロにしても,矛盾するが,基本的な武器は連携とコミュニケーション(暴力行為の当事者を含む)だ。
 時間稼ぎとして,まずは,言葉で。子供への犯罪者や性犯罪者については,銃携帯などの凶悪化の信号を示さないよう軽犯罪者の位置にとどまったまま弱いものを襲うのが常なので,飽くまで一般法則だが,日本の場合,あまり武装度や格闘練度は高くない。相手の格闘経験が高くて拳銃か大きな刃物を携帯していたらまずいので,距離を取る,遮へい物を持つ,もの投げられる状況で,よく観察する。バスジャックの時の武術雑誌のアンケートの話を先に書いたが,それが分かるまで空手の有段者でも行動は安易には起こさないという方が一般的だった。皆,ヒーローを期待するのだが,現実は,そう簡単ではない。妙な動きが生じた,その瞬間に反応できるかどうかが,生死を分けることがある。
 乗り合わせた人たちは,とても不幸だと思う。被害者のために敢然と立ち向かった人間が居て,取り押さえたとしても,情報のコントロールや公判で直接犯人に関わらない配慮が必要だろう。マスコミ対応や法整備も必要だろう。今の世の中は,犯罪に対しては,本当に関わり損で,無駄死が多いのである。この手の人間の再犯率の高さは,本人の病的な性向だけに原因を求めて虚しい。こういった輩から市民が守られるシステムが完全に欠損していることが問題なのである。二度とこの男の顔を見ずに済むのなら,動けた人間は少なからず居ると思う。この男は,そうではないことの恐怖を巧みに利用したと思う。
 ミーガン法類似の法律が出来ても,穴は多いけど,今よりはましだろう。なぜ公判中の男が,こんなに好き勝手にJRに乗って,まさにその場で被害者を増やすことが出来るのか,今の刑法のシステムは,こういう輩については基本的に無意味ではないかと思ったりする。いずれにしても,国家がこういった犯罪者を管理する努力をしないと,社会は危ういと思うし,それについて市民としても無責任に,国のせいだという発言で終わるわけにはいかないのだ。

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追記ー家族を避難させると書いたが,もちろんそれは,相手に対する宣戦布告に等しい。はっきり言ってその行為をした瞬間に,出来うる限りの戦闘能力で戦うしか無くなる可能性がある。そのときは,覚悟を決めるしかないだろう。乱射できるだけの火器を持っていたら,大虐殺を引き起こすわけで,そのあたりは見極める必要も日本にあっても,次第に大きくなってきている。このような卑劣な犯罪を犯す人間が,銃を持っていたとして隠し武器として最後まで見せないような真似が出来るとは思えないし,銃を服の下に隠し持っていて分からないということは詳細に観察すればありえないけど,それもあくまで博打。
 また,徴兵社会の方が,戦闘可能な人間が居てというような表現にとられて引っかかった方もおられるかもしれない。基本的に,徴兵国家では,犯人自身が戦闘訓練を受け,兵器を携帯している可能性が高まるわけで,都合良く暴力に対するディフェンス能力だけを上げる仕組みは社会的には不可能であり,それが銃社会のそもそもの矛盾である。

追記2ー基本的な部分を勘違いされている方がおられるのがTB先の内容から見えるのだが,車掌さんは別に映画のブルース・ウィルスやスティーブン・セガールのように犯人と格闘する必要はない,それは仕事ではないし,そんなことをしなければならないのなら給料を3倍にしてもらっても見合わないだろう。保安部員とできるような人を車掌さんにするというのもひとつの対策ではあるけど。車掌さんに連絡をすれば,状況判断の結果,最寄りの駅の警察に連絡が行って,停車するということになるだけである。後は,警察や鉄道公安官などのプロが対応しているだろう。要するに車掌さんにどのような事態が起きているか迅速に連絡が行っていれば,女性への性的暴力は中途で救出できた可能性は決して低くないのだ。状況から,確かに車掌さんに連絡をする勇気を振り絞るのは簡単ではなかったかもと同情できるが,乗客の行動への疑問が生じているのである。被害者を恫喝して性的暴力を続けたのだから,緊急停車させようが何しようが誰が文句を言うだろうか。

追記3ー追加記事に「電車男」のレトリックが使われていたが、とりあえずこのアーティクルで先に使った。だれでも皆思いつくと思う。日付見てもらえば私が言い回しをパクったわけじゃないということだけ書きたくて、念のため。

追記4ーすべての人間が「卑劣」と呼べるような状況だったのか。その場の状況を知るに限界があるので、乗客に対しては手加減して書いた。ただならぬ状況にも目が覚めず、爆睡していた人は居ないのかとも思うよ。1車両ではなく、被害者の居た周辺のお客さんと車両の端で、状況が違ったのか、席はどの辺りだったのかその辺りの情報も明らかにせずこういう追加記事を書いて良いとは思えないのだが、そのあたり、情報があるのか書き手は分かっているのか、さっぱり分からない部分だ。いずれにせよ。女性がトイレに連れ込まれるまでの時間はかなりあったことだけは確かで、早めの通報があれば、勇気ある「電車男」なんぞ居なくても、彼女は救出されていたろう。





大阪府警淀川署は21日、JR北陸線の富山発大阪行きの特急「サンダーバード」の車内で昨年8月、大阪市内の会社員の女性(当時21歳)に暴行したとして、滋賀県湖南市石部南、解体工、植園貴光被告(36)を強姦(ごうかん)容疑で再逮捕した。当時、同じ車両には約40人の乗客がおり、一部の乗客は異変に気付いたものの、植園容疑者にすごまれ、制止できなかったという。植園容疑者は、昨年12月にも同様に車内や駅構内で女性に暴行したとして今年1月、滋賀県警に逮捕され、強姦罪などで現在公判中。

 調べでは、植園容疑者は、昨年8月3日午後9時20分ごろ、福井駅を出発した直後に、6両目の前方から2、3列目にいた女性の隣に座り、「逃げると殺す」「ストーカーして一生付きまとってやる」などと脅し、繰り返し女性の下半身を触るなどしたという。さらに、京都駅出発後の午後10時半ごろから約30分間にわたり、車内のトイレに連れ込み、暴行した疑い。女性は車両前方のトイレに連れて行かれる途中、声を上げられず泣いていたが、付近の乗客は植園容疑者に「何をジロジロ見ているんだ」などと怒鳴られ、車掌に通報もできなかったという。

 植園容疑者は昨年12月21日、JR湖西線の普通電車内で女性(同27歳)に暴行し、さらに大津市のJR雄琴駅で電車を降り、同駅のトイレに女子大学生(同20歳)を連れ込み、暴行したとされる。

 JR西日本によると、同社の大半の車両には連結部付近に通報ブザーをつけているほか、トイレにも体調悪化などに備えたブザーを設置。いずれも車掌に連絡が届くようになっている。また、特急など停車駅間が長い列車の場合、車掌の車内巡回を励行しているという。同社広報部は「引き続き車掌の見回りなどを強化し、乗客の安全確保、防犯対策に努めていきたい。事件を目撃したら通報ブザーを活用してほしい」と話している。【鵜塚健】
Tracked from Intersecting.. at 2007-04-28 14:47
タイトル : 物騒な世の中
今日からGWですね.今年のワタシは三連休+中二日働いて+四連休です.毎年どうやって過ごそうかと悩むのですがやっぱり悩んでいます.この時期の旅行はそもそも考えていませんし.交通費をなるべく抑えて近場をうろつくぐらいですが,今朝の良い天気&平和なカンジが続けばいいなぁ...... more
Commented by beatlose_z at 2007-04-22 20:26
これ、ホント想像するだけで吐き気します。
でも、自分がその場に居合わせていたらと考えると、お地蔵さんにはなりたくないです。
自分は相手の力量を測ることはできませんので、周りの乗客誘って数で勝負するしかないと思います。
周りがお地蔵さんばかりでも、今回の状況なら何もしないなんて考えられません・・・
何もしないでその女性が犯人に暴行されるくらいなら、物くらい投げつけてやりたいです。
カメラ役に立つかどうかわかりませんが^^;
Commented by complex_cat at 2007-04-22 20:53
beatlose_zさん,このアーティクル,アクセス数だけは私のブログで記録的な伸びを示しているのですが,面倒な問題を含むアーティクルへのコメントはほとんどないだろうと思っています。深く感謝します。
 こういう問題,若い人の方が義憤が強いかなと思いますが,一方で,既成事実に弱い人も若い人に目立ちます。その先にある社会的な変化に対して,責任を果たすのはいつの時代も難しいと思います。
 かつて,Canon New F-1を友人が購入したときカメラ屋のおじさんは「武器にもなります」と真面目な顔して言いました。確かに投げつけるなら,あれくらいが丁度手頃かもしれません。ペンタ尖っているし。フォトグラファーらしい発想で,流石と思いました。
Commented by uwomaru at 2007-04-22 21:38 x
都会でおたがい無関心なのは当り前、と思っていたけれど、どっかに連れて行かれてズドンとやられたらと想定すると男性にとっても他人事じゃない(自分も被害者になり・被害を見過ごされる)ですよね。助けろよ!!!と思います。しかしこのケースだとC_Cさんの検証を待つまでも無く、たまたま自分が銃以上に強力な武器を持っていてたまたま暴漢より数段上の実力者でもないと無理。つまり実質的に不可能。一番良いのは家から一歩も出ないことになりますか。正直「この国はもうダメだ」と思いました。実は通報できたひともいたとかいないとかいうレベルの話ではなくて、もうこういう状況下で事件が起こったという時点で。

便乗して書かせてもらいました。すみませんm(_ _)m

ちなみに電車内での痴漢については自分も見てみぬフリをし・されたことがあります(犯人は同じ人・同じ電車の同じ区間・別の日。私がウカツ者なのですが、常習者の場慣れぶりは実際凄い)。被害者が騒がない限り判断は凄絶に難しいです。経験上、被害者は蚤より早く諦めてしまいます。アレ?と思ったときに周りから声をかけられるか。
Commented by uwomaru at 2007-04-22 21:39 x
今回の事件のときにもし自分が居合わせたとしても何もできなかったかもしれません。しかし本当に何もできなかったら、自分で自分を許せないと思います。
Commented by complex_cat at 2007-04-22 21:50
uwomaru さん,そうなのです。これは本人がどうあがいてもどうしようもないからこそ,周りがどのような手段を使っても助けるしかしょうがない事態なのです。
 後先考えずに戦わねばならないときは,拳に怒りを込めろと教わりました。そういう事態に遭遇することは,人生において1回もない人が大部分かもしれません。
 また,奇しくも仰ったとおり,こういう被害を受けた女性は「自分で自分を許せない」という精神的には二重の苦しみを背負うことになります。悪いのはその男なのにもかかわらず。
 被害者が常在している状況が,この美しい国の現実ですね。
Commented by Lilywhites at 2007-04-22 22:19
連続射殺のあった米国ですらこのケースならば全員見知らぬ振りはないでしょう。しかし、嘆かわしいといのか、何もできないことの悔しさ、苛立たしさですが、自分がその場に居合わせたらどうだったか考えさせられますね...多分、何もできなかったことを後から考えたくないので何か行動を起こしていると思いますが、怪しいです。
Commented by complex_cat at 2007-04-22 22:37
Lilywhitesさん,私の稚拙で冗長なアーティクルにコメントいただき感謝です。
 そうです。私も含めて,皆,その場になってみないと怪しいです。この場合,聖書ではないですが,二人,いや一人でも何かしようと立ち上がる人がいたら,何とかなったと思います。
Commented by martini_glass at 2007-04-22 23:14
通報ブザーでどれだけの成果があるんでしょうね?
車掌がかけつけても「はい、すみません」って出てきてたのでしょうか?
警察官か機動隊を常備して頂きたいです。
それと日本のトイレの密室化を整備しなおして欲しいです。
おちおちと電車も乗れないなんて日本も恐ろしいです。
Commented by complex_cat at 2007-04-22 23:26
martini_glassさん,追記しましたが,車掌さんが,ブルース・ウィリスである必要はありません。この状況では車掌さんで対応すべき状況でないと判断して,もよりの駅の警察に連絡が行って,列車は緊急停止して警官が乗り込んで来ていた状況でしょう。女性が連れ込まれる前だったらと思います。暴力は人の心を痺れさせ,正常な判断が出来なくなるように蝕みます。それを使う人間は,その効果をよく知っています。
 駅の構内は危険ですね。やばそうな街の駅のトイレは,女性を連れていると緊張します。
Commented by pon at 2007-04-23 09:12 x
一人旅の好きな私にはとても怖い話です。ま、ターゲットにされるような年齢ではないのですが、以前のように夜中に一人で家に帰ることができない最近の状況は本当に怖いです。
このアーティクルの主旨からは外れますが、去勢云々の件で、「カッコーの巣の上で」を思い出しました。高校の映画鑑賞会で見たような覚えが・・・(勘違いかもしれない)。そのときは人権蹂躙だし、恐ろしいことだと思いましたが、この手の事件が続くと、将来ああいう手法も認知されてしまうのかな、と違う怖さを感じました。何とか人間の力で世の中を変えられないものでしょうか??難しいけど。
Commented by kaori_yoshihara at 2007-04-23 12:42
この事件をラジオで最初に聞いた時はすごく驚き、ショックでした。
被害にあった女性の身になったら・・・(なりきることはできなくても)、そして、もし私が乗り合わせた乗客のひとりだったら(こうした方がいいと思う行動が果たしてできるだろうか)どちらを考えても、すごく怖いです。

ニュースを聞いた日、電車に乗ったのですが、事件のことを思いだして、
すごく怖かったし、気持ち悪かったです。

もし、私が被害にあったなら、声は出せないと思います。
殺される以前に傷つけられるのが怖いし、心の中では必死で助けを求めます。

もし、乗り合わせたら、私はたぶん闘えないので、
非常ボタンを押すか、車掌さんに知らせるか、
もしできれば悲鳴をあげたっていいと思う。
Commented by kaori_yoshihara at 2007-04-23 12:42
(つづきです)
なにより、目の前で何が起こっているかを考えるのをやめるのだけはしたくない。
(自分が事実から逃げる姿が容易に想像できるだけに、逆にそうありたくないと、思います。)

それに想像の中だけでも、『もしかして事件にあったとしても何か行動できる「かもしれない」』と、たとえ今は想像だけだとしても、そうでも思わなければ、電車に乗るのがすごく怖く、また、人といるのが怖くてたまらなくなってしまいそうです。

一昨日まではアメリカでの銃撃事件にショックを受けたと言って、家族と話し合っていたのですが、もしかしたらこの事件にはそれ以上のショックを受けているかもしれません。(比べたわけではないのですが)

そして、ショックを受けたと言いながら、明日コーヒーミルを買いに行くことを考えて、楽しくなる自分を感じて、少しホッとしています。
けれどまた、怖いと言う気持ちの波は来るような気がしますが。
Commented at 2007-04-23 12:52
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by yuu8972 at 2007-04-23 15:42
私も新聞を見て、びっくりしました。サンダーバードはたまに、乗りますし
その、広さというか、だいたいの様子もわかります。そして、大阪駅まで
停車する駅は少しです。ゆえに、土日はけっこう満席です。
ですから、そんななかで起こった凶行にびっくり。自分だったら、なにか
できるだろうか、どうしようか、、、、とりあえずは、今度乗車することが、
あったら、車掌さんへの緊急ボタンを探さなければ。
Commented by complex_cat at 2007-04-23 17:37
ponさん,ロボトミー手術は,精神病を患っている人を対象にしていたとはいえ,一種の人格の死刑執行ですね。勝手に手術した医者に復讐遂げた人もおられます。この方などは,精神病患者として填められた方のようにも見受けられ,恐ろしい話です。無気力になったりしますが,そういう意味で,効果は全く当てになりません。取り返しの付かない人権蹂躙行為かと思います。
http://www.asyura2.com/0306/nihon6/msg/433.html
この事件が,日本の社会に及ぼす影響が小さいことを祈ります。どこかで,返り討ちというのを皆でやらないと。共同体意識は日本全体で薄れていますが,特にそれが形成しにくい場所で,この手のいかれた犯罪者は仕掛けてくるでしょうね。最初の1時間あまり,誰も止める人間が居ないことを確認して,暴力をエスカレートさせたわけですから,40名の責任は問われると思います。その中に,自分が含まれることだってあると思います。
Commented by complex_cat at 2007-04-23 17:56
kaori_yoshiharaさん,初めまして。
私も,この事件には,アメリカの乱射事件とは違う形の大きなショックを受けました。日本もここまで来ちゃったかという感じです。良く読めば,同じようなことを1年前にこの男はやって公判中だったわけです。誰も止めに入らないと自信があるのではと感じますので,明らかにできない余罪もあるのでは。
 戦うとしたら,やはり後々までのもめ事を最小化して,勝たねばなりません。そのためにはどうするか,どんな準備が居るか,避けられないリスクは何処まで覚悟するか,整理しておきたかったのです。この問題は,既に自分の問題です。この事件が日本社会のターニングポイントにならねば良いと思っています。スケープゴートになったのは,自分か自分の身内であるかもしれません。
でも,また別の状況で,戦う人が出てくるかもしれません。そんなに今時の日本に絶望したくありません。私は単純でしつこいので,何度も何度も,その状況でどう動けるか考えます。同時に,それは覚悟することだと思います。分かりませんが,その時になったら「思いっきり行く」しか無さそうです。
Commented by complex_cat at 2007-04-23 18:04
カギコメさん,
 お話し頂くことは,不快なことを思い出すことに他なりません。それなのに,貴重な御意見をお話頂きましたこと,心からお礼申し上げます。その可能性も考えましたが,ここには書きませんでした。あまりに,それは酷すぎるので。
 カギコメさんのように自分が傷を負うことを覚悟して動く人が居れば,今回結果的に見れば,この局面では打開できた可能性は高いでしょう。後では犯人がはったりだけの馬鹿と云うことが分かってますから。
 乗客がどのくらいの恐怖を感じていたのか,居なかったのか。娘さんにそれ以上の危害が及ばないようひたすら刺激しないという選択を取った方もおいでだったかもしれません。バスジャックの時は,窓から逃げ出した人たちは,後でもの凄く非難されたりしました。やはりその場にいないとこれ以上は分かりませんが,とりあえず,「告発の行方」同様,「見物を」というのは,私としてはそれは信じられない感覚ですが,その状況に曝される経験をされている女性が特別ではない今の日本の状況を肝に銘じておきます。
Commented by complex_cat at 2007-04-23 19:19
ゆうさん,本当,人ごととして,考えられません。学生時代,武術にどっぷりつかって,どうやって自分を家族を守るか,考えていた時期がありましたが,そんな話が現実化しました。

「すいませーん。今から,私がこの男に全力で抵抗します。」「あっけなくやられるかもしれませんが,やれるだけのことはします。その間に,どなたか娘さんを引っこ抜いて逃がすか,ブザーを押すか,隣の車両に逃げて,車掌さんから警察に連絡してくださ〜い。手伝える人は手伝って,さあ!」
と叫びながら,犯人に対する。
その後は,何が出きるか,お楽しみ。
 マカロフ1丁相手が持っていたら・・その部分だけでも博打です。
 妄想かシミュか,そこで,はっと我に返ります。「貴方は,いつもヒーローになりたがる。」ワイフは,トラブルを持ち込む私を許してくれないかもしれません。
 アメリカの銃社会肯定論者なら「何言っているの,拳銃持って,射撃訓練していれば大丈夫よ。女性を離さなければ,脚でも打ってお仕舞い。そんなリスクをかけるなんて馬鹿よ」ということかも。でも,そういう社会では犯人も多分,銃を携帯。

 そうか,だから先に撃つのは正しいんだ(笑)。
Commented by martini_glass at 2007-04-23 20:39
c_cさん。事後報告になってすみません。この”電車男はいない”を私の下手なブログで紹介させて頂きました。
Commented by kaori_yoshihara at 2007-04-23 22:54
はじめまして。
はじめましてのご挨拶が後先になってしまって、申し訳ありませんでした。覚悟と「思いっきり行く」、少し希望のある言葉のような気がしました。まとまりのないコメントでしたけれど、お返事ありがとうございました。
Commented by complex_cat at 2007-04-24 00:06
martini_glassさん、恐縮です。その場に居ないと分からないことが多いので、検討はずれかもしれません。ただ、その場に居たら、なんとかしたいと思いますし、なんとかを考えておきたいです。
Commented by complex_cat at 2007-04-24 00:19
kaori_yoshiharaさん、ご丁寧に。お気遣いありがとうございます。
女性には。特にものすごい衝撃だと思います。どこの国の話かと思います。ここで、書きにくい話題でいろいろ女性陣からコメントをいただいて、ずいぶんありがたいなと思っています。

 作戦:覚悟する。思いっきり行く。

長々書いて、これです。自分で苦笑するしかありません。
たった一人が車掌さんを呼ぶボタンを押すという最低限の作業で、女性は救われていたかもしれないと思うと、タイトルは、皮肉を込めて「電車男は要らない」でも良かったかもしれないなと思っています。でも、uomaruさんが書いておられたように、まるで人々の冷酷さ、無関心さを見透かすような犯罪が起きたこと自信が、一番問題なのかもしれません。
Commented at 2007-04-24 02:50 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by complex_cat at 2009-05-15 13:19
最後のカギ米さんへの返事を逃していました。
貴方が実際,愛する人のために,体を張って戦える人で,実際は修羅場にも強い方であるということは,既に証明されていますし,私も良く知るところです。そういう方ほど,書き方は控えめになるのも分かります。そういう男性も普通においでになるということで,確認できてよいかと思います。
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by complex_cat | 2007-04-22 11:09 | Cat Kick Dragon Fist | Trackback(1) | Comments(24)

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