COMPLEX CAT:Camera in 3-4 chome2024-02-18T10:39:50+09:00complex_catNecology(=猫+Ecology) and Nature Photo Essay, Camera classic, Martial arts & etc. 本サイトはhttp://complexcat.exblog.jp/です。画像はクリックすると大きくなりますExcite Blogラスト・サムライーLast Samuraihttp://complexcat.exblog.jp/5554950/2006-08-25T19:44:00+09:002006-12-17T21:19:45+09:002006-08-25T19:44:10+09:00complex_catCamera in 3-4 chome結構殺陣のシーンは,唸らせるものがあって,でも,無闇に飛び跳ねたり新興宗教に走って評判を下げたどころではなく,映画会社もひいてしまった,ハリウッド・スターの主演作品のタイトルではありません。
肉食性の貝が空けたような穴,よく写っております。
父から初めて買い与えられたこともあり,このOMシステムを私は愛用しましたが,レンズについては,途中から気になりだして,最後まで減点法で使ってしまいました。レンズ評価に「お茶漬け」という言葉を見て,やっぱり見なそう感じるのだなと思ったことを覚えております。ただ,これは,私の使った僅かなレンズについての個人的な感じ方であり,もちろん,現行のZuikoレンズに当てはまるかというような話ではありません。
OM Zuikoレンズに批判的なテキストを書けば,例えばOM Zuikoの90mmマクロの描写を知らないのかと言われたりしますが,ヤシコンZeissは,廉価なレンズでも至福を味わえるようになっていて,そのことは,レンズシステム全体に,露骨なダブルスタンダードによる線引きがある世界の常識を壊してくれました。もちろん,ヤシコンZeissの世界にもGレンズへの拘りとか,次元の違う世界を見せるf1.2の沼レンズとかがありますが,それは又別の話です。
Olympus OM-4, Zuiko Macro 1:3.5/50
次回は,いよいよ,私が2度ほど,フィールドで死にかけてその運命と共にあったカメラ,OMの話です。]]>minolta SR505 with MC/MD Rokkorhttp://complexcat.exblog.jp/4038340/2006-01-17T22:00:00+09:002024-02-18T10:39:50+09:002006-01-16T20:34:59+09:00complex_catCamera in 3-4 chomeminolta MC/MD Rokkorレンズは,描写も柔らかく名玉が多いのですが,マウントアダプターを介して,デジタル一眼で使えないために特殊な大口径やシフトレンズ,バリフォーカルレンズなどは例外ですが,それ以外は,二束三文になりつつあります(実際はコンバージョンレンズ入りのアダプターがαマウント用に存在しますが,素で使えない,或いは,スーパーセイバーであるEOS用がフランジバックの関係で存在しないという意味です)。
画像,一寸Olympus OMのカタログを意識しました。
それで,この描写が素敵なチープ・レンズを本来の銀塩フィルムで末永く堪能しようと思うと機械シャッター機が欲しくなり手に入れたSR505は,minoltaブランドの最後の機械シャッター機です。これ以降,アナログ制御AEとは言え,電子制御シャッターを搭載したXE(ホットシューなど一部の部品はSR505と供用)が主戦機となり,最高級機X-1ももちろんソレノイドが仕事をする電気カメラで,その後の世界初の両優占AE機,“Just my type!”のXDへと続きます。いわば,このメーカーが電子カメラ一本でやっていく前夜に中継ぎのように登場したカメラで,日本の一眼レフカメラ黄金期の朝ぐらいに当たるカメラでしょうか。
この時代にあって,ユーザーインターフェイスに定評のあったこのメーカーは,キヤノン様やニコン様などのプロ指向,光学兵器指向とは異なった物作りをしておりました。情報集中ファインダーと呼ばれたファインダーを覗くと追針式の露出計と一緒に,シャッター速度やレンズの使用f値が表示されています。フィルムが装填され,ちゃんと給送されていることを示すフィルム・インディケータは,最後の普及版銀塩機であるαSweet IIに形状記憶合金を使った裏板のロック機構がありますが,それに連綿と連なるメーカーの意匠を感じます。
さて,本機の特徴として,当時のミノルタが誇ったCLC (Contrast Light Compensator)が付いていることです。上下二分割の評価測光のようなもので,空の明るさに露出が引きづられて,アンダーにならないように補正がかかるというもので,もちろん電気的アナログ制御,この後継機のAE機であったXEにも採用されていましたから,結構,メーカーが自信を持っていたメカかと思います。実際,縦位置にしたら機能しませんが,そうやって補正の実際を知ることが出来るので,条件にもよりますが,1.5〜2段分近くは補正が働いていることがあります。
因みに,MDレンズを見るとOMショックの影響はこのメーカーにも働いているようで,MCに比べて全体的に小ぶりに設計されております。MDレンズは,世界初の両優占AE機,XDの登場と共にMCレンズから仕様変更されたものです。簡単に言えば,当時,絞り優先のAEシステムしか持たなかったminoltaが,シャッター速度優先のAEをカメラに組み込むときに,実際は,シャッター速度優先モードであっても,絞り込まれてからそれに見合ったシャッター速度を選び直してシフトするという,いわば,フィードバックがかかるような,瞬間絞り込み絞り優先AEと同等の制御をやる仕様にしていたわけで,そのための信号ピンが存在するレンズということです。両優占AE機を最初に出したのは,絞り優占AE機を作っていたminoltaですが,Canonのようにシャッター速度優先AEを基本にしたカメラを作っていたメーカーの方が,実際には,その後の両優占が標準化する時代に入って,システムの構造上,圧倒的に有利でした。
そのこともあって,それからずっと後のOlympusがOM-2Programで,同じようなことをやって絞り優先AE機にプログラムAEモードを載っけたカメラを作りますが,XDは,そのOM-2Pと同じく,若干シャッタータイムラグが大きいという特性を持っております。現在のような絞り情報を電気的にレンズと本体がやりとりするような仕掛けはマミヤが電気接点だらけのレンズシステムを持ったZEシリーズを出すまでは存在しなかったので,デジタル制御の高速フィードバックではありません。一種のカラクリ機械制御をカマして達成していた,フィードバック技術なので,これは致し方ありません。ただ,このXDの延長線上にプログラムAEやプログラム・シフトの種が撒かれているわけで,技術における「偶然と必然」を感じないわけにはいきません。プログラムAE等というものは,いわゆるコンシューマ・コンパクトカメラでは通常の露出制御方式であったにも拘わらず,レンズの開放f値でファインダーを覗かせて,測光を行うという,一眼レフの基本的仕様やプロがプログラムAEのような露出制御モードなどは必要としないという思いこみから,なかなか搭載されることがなかった技術でありますが,実際は,拍手を持って報道などの現場から迎え入れられたAEモードであったわけです。
最後にファインダーですが,minoltaの誇るアキュートマットが出てくるのは,このカメラの開発年代から遠く先のXG-Sからで,お世辞にも余り見やすいファインダーとは言えません。もちろんEOS Kiss D Nの何十倍も見やすいのですが。
いろいろな意味で,この時代のカメラは,現在デジタル一眼にまで繋がる,日本のカメラの進化における共通祖先形質が見られるということで,なかなか興味深い遺産でもあります。でも,このままだと,本体はともかく,描写の素敵なレンズまで遺物と化してしまうのですよね。だから,何処か,マウントアダプター出してくれないかな。素通しの奴を。M型ライカデジタル用でないと構造的に無理かな。
PS -その後、ミラーレスフルサイズデジイチ全盛時代が訪れ、フランジバックの制約はL/M型ライカレンズまで外れてしまったので、セミクラシックレンズをデジイチで使う人間にとって天国のような時代が訪れたのでありました。デジイチも、当初はフォーカルプレーン開いたら剥き出しになるCCDの保護をどうするんだ見たいな話が出ていて、現在のミラーレスの仕様を見せたらみんなひっくり返ったと思います。そこからの進み具合の速さを感じました。この記事が書かれたころには、まだまだ予測できない未来でしたがあっという間でしたね。
]]>PENTAX ME with smc PENTAX-M MACRO 1:4/50 part IIhttp://complexcat.exblog.jp/3994100/2006-01-05T21:12:05+09:002006-01-05T23:41:48+09:002006-01-05T21:12:05+09:00complex_catCamera in 3-4 chomePENTAX ME with smc PENTAX-M MACRO 1:4/50の続きです。写真が上がりました。 smc PENTAX-M MACRO 1:4/50による画像です。末っ子のを借りました。ウルトラマンマックスの対怪獣戦闘部隊の公用車は、今ではアルファGT。スカイラインやコスモ初期型だった時代は隔世感があります。ちょっとスキャンの埃を拾ってしまいました。時間があるときに入れなおします。
PENTAX-M MACRO 1:4/50 普通によく撮れる小型のマクロレンズという感じですね。発色については、Zeissマジックのようなものはありませんが、嫌味のないものです。天気の良い時にまた野外で撮影したいと思います。Zeissだと、あえて光線状態の悪いときを狙ったりしますが、すくなくともこのマクロレンズはそうやって遊ぶレンズではありませんね。]]>PENTAX ME with smc PENTAX-M MACRO 1:4/50http://complexcat.exblog.jp/3990372/2006-01-04T22:38:39+09:002006-01-06T22:07:03+09:002006-01-04T22:38:39+09:00complex_catCamera in 3-4 chome
ただ,ご紹介したカメラとレンズで撮影した画は,後日載せると云う作戦で行くことにします。この「時間稼ぎ」を自分に許すことで,アーティクル作成の負担を軽くしようと云うわけです。これを作品も合わせて準備するとなると,フィルムスキャンだの,現像に出しに云って受け取るだの,一日のアーティクル作成の作業量を減らすことが出来ませんので,デジタルばかりの画にならないようにするための苦肉の策とご理解下さい。
このカテゴリーで扱おうというのは,1960〜80年代のセミクラシックと呼ぶには,ある意味何処か中途半端な,その上,それなりのテクノロジーで電子化されているから,壊れればパーツもなく修理不能の,ある意味,崖っぷちカメラと言えなくもないカメラ群などなどです。まぁ,修理を引き受けるところもあるのでしょうけれど,基本的には,ジャンクからの流用とかで何とかしているわけで,かつてのカスタムICまで作ることは出来ませんから,矢張り修理も限界があります。
作られた時代から「三丁目の夕焼け」の世界に近い,三−四丁目の夕焼けカメラということで,カテゴリーはそんな長いテキストを受け付けませんでしたので,‘Camera in 3-4 chome’となっております。
で,能書きを書いていたら疲れちゃいましたが,まだまだ書かねばアーティクルになりません。