末っ子の自転車を久しぶりに調整。彼は忙しいのでひとりポタリングで彼のMTBを借りて、山の中の美術館まで。
末っ子にこれを買い与えた時には、自転車の知識は、ほとんどなかった。MeridaのエントリーMTBは、8sのスプロケットながら、前後英式バルブだったし、今考えると色々微妙だが、フレームは良く出来てたし、下手なシティサイクルを買うより、ずっと使えているわけで、デザイン的に今見ても悪くないし、少年にもコントラーラブルで、まあ、悪い買い物ではなかった。
フロントサスを交換してディスクブレーキに改造し、前後、仏式バルブに換えた。前者は、輪行時、Vブレーキよりも調整の狂いが出にくいのと、後者はロード程高圧で運用しなければエアマネージメントが仏式の方が楽だからという理由からだ。
MTBは、フルサスでないハードテイルでも悪路や都市空間のギャップを走る場合、ストレスは少ない。しかしナイナーのMTBでなければ、やはり速度で限界を直ぐに感じるし、転がり抵抗感は、標準のブロックタイヤでは雨天時の安心感とトレードオフだなと思う。ちなみに27.5インチには、エントリー向きの製品はない。うっかりディスクブレーキ使えるからと手に入れたら、既にスルーアクスルだったりしている。
彼の身長がもっと早く伸びていたらクロスバイクになっていたと思うが、結果的に末っ子は私の700cのクロスバイクと毎週のように数十キロ走ることで、結構な体力がついた。
そういう意味では、市街地での効率の良い移動となると、不測の状況変化への対応力を考えると、巡航速度棚兼ね合いでクロスロードが初心者には楽だなと確かに思う。
ワイフと買い物その他で出かけて帰りに、映画のモデルになった和菓子屋さんでどら焼きとウグイス餅を買う。
和菓子屋さんの駐車場に停めている時にワイフが突然笑い出す。猫を何匹も発見したらしい。まだ何匹かいたらしいが、この子だけ懇々と寝ていた。
最中以外は、そこで誂えたもの。胡桃の入った求肥と鶯餅。
その後耳の尖った扶養家族増加中のスポーツバイクマスターのところまで。買い物してる間、ワイフには猫と遊んでいてもらえて理想的。
ぶら下がってるピンクの紐が猫じゃらし。
スポーツ車が並ぶ奥の方で後ろでロッドを振っている人がいる。もちろんワイフだ。
自転車はなんでもいい、何見てても幸せになれる。自分がそういう心性なのだとこの歳になるまで知らなかった。
何も悩みがなくなったら、一台、それなりのクロスロードを手に入れたい。今は、中古部品かき集めたガラクタに乗ってて十分だ。
店に居候の二匹の子猫は、かなり大きくなったが、全く人馴れしていない。むしろ慣れてる大きな猫が出現してそれから逃げ回っていた。ご飯は邪魔されてないようにもらっている。
帰りに地鶏屋さんで生チキンカツ5枚と唐揚げ300g購入。これだけ購入してもスーパーのブラジル産の腿肉より安い。美食家のチコが、欲しそうにしたので、初めてやってみた。ものすごく気に入って食べた。好みのものがはっきりしていて、人が普通に食べるものを欲しがったりしない猫だったのだが、最近、食事時に味見を要求するようになって来ているのが不思議。