Pinhole stitch photo
2008年 06月 18日
そのフォーマットで撮影された針穴写真アートの圧倒的な描写を見てしまうと,35mmサイズの針穴写真では,もの足りません。これは,たとえ解像度の高いデジイチであっても,針穴レンズの解像度が上がるわけではないので,結局同じこと。フォーマットが更に小さくなるAPSサイズデジイチでは,更に不利というわけです。
Canon EOS Kiss Digital X, Handmade air lens
で,思いついたのが,デジイチの画像を縦横貼り合わせてフォーマットを巨大にするというケレン技です。4×3枚を貼り合わせて,使えそうな部分をトリミングしております。
撮影時差が出来てしまうので限定された風景画しか使えませんが,そもそも針穴写真を貼り合わせて画角を稼ぐという発想はこちらのエントリでご紹介した世界最古の胃カメラにも使われております。
実際,もっとでかくしようと思ったのと,露光レベルのバラツキを最小化しようとしたのですが,とりあえずそこは目をつぶっていただいて,こんなんできました。
Stitchingソフトは,遙か昔に購入したIXY D400におまけで付いていた,‘PhotoStitch’。マウントアダプターなどを使っても焦点距離が‘0’と入力されてしまった場合,eixifデータを殺す必要があるので,レタッチソフトで消してからの処理。手元にあった針穴レンズは,キスデジのAPS-Cフォーマットのキスデジで使った場合、35mmフォーマット換算して,105mm相当のようです。
作品らしいものになっていませんし,露光ムラがモザイク状になってしまいましたが,注意深く作れば,遊べそうです。
Canon EOS Kiss Digital X, Handmade air lens