夏休み最後の海。折角なので,少し遠出して外洋の水が注ぐ結構有名な浜へ。といっても飛ばせば1時間かからないぐらいだけれど。
あと,珊瑚が発達しているわけではないので,珊瑚破砕物の白砂が主成分のあっちの海と比べるわけにはいかない。
Finepix F31fdを水中ハウジングに入れて持っていったのだけれど,うっかりXDカードを飛ばしてしまったので,水中周辺はほとんどXacti DMX-CA65のもうこれ以上はないって感じのコンデジっぽい画。画像サイズは1Gもあるので細密に見えるようで,でもヘロヘロの画なのはしょうがない。
サービスで潜ってくれた長男。水はシルト分が多くて,透明度は余り良くないが,それは島のまともな海と比べてしまうから。それでも水は有機物集無くてで僅かに磯の香り。
ストロボ焚いちゃったので,Xactiの変形絞り型にハレーション。このように,補助光を真上から照射できたとしても,ほとんどの透明度そこそこ以下の海では,被写体にどのくらい肉薄できるか,ワーキングディスタンスをどれくらい最小化できるかが鍵になる。陸上のマクロ撮影の常識は全く通用しないということをJ・マイヨールと知己であったそっちのプロに教えて貰ったことを思い出す。
Xacti は末っ子が結構気に入って,写真撮ってくれた。携帯デジ世代の製品なのでよく考えられているとは言い難く,子供が使おうものなら手ぶれ写真を量産する。でも,彼も当たり前のように使いこなそうとする。それで良いや。
牡蠣やタマキビの食事,その他教える。採集しようとしたら,「お父さん,その貝ご飯食べているのなら,邪魔しちゃ駄目だよ。」うん優しい。でも後で,「あそこで,僕は海の生き物に優しかったなぁ」と悦に入っていた。この辺りが末っ子の凄いところか。
ボートも使って遊んだけれど,本気で漕ぎ出ようとしたら,みんな酔ってしまった。
次男は,いろいろなパフォーマンスを考えてくれる。恐怖の砂男,いやイマジンに変身中。
子供達の笑い声が響くのはやっぱり楽しい。
ちなみに,水冷になるので,海ではなかなか子供が弱らなくなる。飯前1時間前に時間を合わせて行ったけれど,飽きもせず,腹が減ったとも言わず休憩無しで3時間ほど遊び続けて,計算が外れた。
外洋だけあって,大陸から変なものも流れ着く。別の海岸の漂着物センサスをやったけれど,ここは湾になっているし,地元の手によって清掃もかなりやられていることもあって,思った以上にこの手のものは少なかった。
うーん,透明度はこんなもの。いや,気にしないことにしよう。贅沢を言ったらきりがない。水が一応水の色しているし。こういう,お日様のパターンも水底に写し出される。見える,底がちゃんと。
末っ子はちっとも一カ所にいない,Xacti持って岩礁帯を移動していく。
タイドプールで末っ子が撮ったもの。海老は分からないので後で調べる。
先に水上で,フォーカスロックしておかなかったので失敗した,分けじゃないです。
長男とともにカメラマン任せられるようになってきているので,そのうちかなり楽が出来そうだ。
「父さん,タコが居た。写真撮り損なったけど!」「やった! 良いよ,君が目撃できれば。」
何蛸かな。
ヒョウモンダコだったりすると危ないので,特徴を聞くが,違う。ただ,折角なので,後で教えておく。スベスベマンジュウガニもアンボイナもフィールドで教えられると良いのだけれど。
お約束。ダンゴムシの親戚だと言ったが,三人の息子とも忌避感が出てきている。「いや〜,お父さん,数千匹が近くで走り回るイリオモテの海岸で夜寝ていて,漂着死体と間違えられて食べられかけたんだよぉ。」とか余計な話をしたせいかな。
「親戚にしても遠すぎるしでかすぎる」と長男に言われた。まぁ海のゴキブリ扱いだよね。貴重な分解者なんだけど。
奥の海岸は,カヌーばかりだったが,そちらの方が穴場か。