捜秋記 #4〜Horses in field


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高原は,既に冷え込んで,一足先に馬も肥える季節に突入か。子供達に馬を触らせたくなって,急に思いついて出かけた場所は,いつもの馬場ではなく,車で1時間10分ほど。先日行った湿原の近く。高原の牧場,子供も放し飼いにするにも良い場所。
 既にコウロギがものすごい数あふれていて,昼間でもよく鳴いていた。
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 子供達には,後ろからは絶対アプローチせず,サイド,正面からということだけを教えて勝手にやらせる。一寸感心したのは,全員がしばらく距離を取ってずっと観察していたということ。これは,相手にとってもこちらが面倒な相手では無いという観察する余裕を与えられるので重要な手順だけれど,教えなくても自然にできるところを見ると,実戦猫学の応用として身に付いているようだ。

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引退馬を引き取って余生を送らせる牧場ということで最近は結構知られる。半分は次年度,私が引き受ける学生さんのテーマとなるりそうな材料があるかどうかというスケベ根性も。野生動物を生業とするリーグの人間は,普通,余所のテリトリーである家畜に手を出さないし,多くの場合,出す気もないのだけれど,自然な群が形成され,森林との間を行き来するような話を聞いたので,原初的な馬のデータが取れる場所かどうか,一寸興味が湧いたのだ。馬など,現状とりやすいところで利用環境別の時間投資配分などのデータをとって解析する延長線上に,ある動物の管理技術の話につなげるという目論見もある。
 スタッフに聞くと,ここの個体は老齢で故障も多いので,森林部への移動と林床での採餌利用はそれほど頻繁ではないとのこと。私の頭の中にある草食獣的な生息場所利用を見るには,別の牧場の方が良いかもと情報を頂いた。

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こういう場面では,家族全員が生き物馬鹿だが,特に末っ子が一番積極的。逆にワイフは遠くから眺めるだけで満足している。彼女は猫の場合も同じ。大好きなので来るもの拒まずなのだが,無理して触ろうという欲が全くない。だから見ていると動物には一番好かれる。時々,動物嫌いの人で,妙になつかれたりする人がいるが,その辺りにノウハウがあるのではないかと思ったりする。この行動規範は,血なのか,基本,息子たち全員が自然に身に着けている。大好きだけれど無理にでも触りたいという渇望が無いのは生来のものか,あるいは公陳丸とチコが教えてくれたものなのか。
 後で,馬にも乗りたい!といつも通り。予定には入っているが,まるで1,000鞍以上乗った人間みたいな余裕話を係りのお兄さんにしゃべっていた。

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大きな優しい生き物は,色々見せてくれる。私も手が真っ黒になるまで馬を触りまくった。長男は,見てるだけでも十分楽しいと,最近は,末っ子との違いを強調して子供っぽくない自分をアピールする年頃。

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次男は,一点買いで,一寸神経質そうに離れて佇んでいた白い個体にのみアプローチして,無事撫でて,満足して戻ってきた。個性が出て面白い。彼は寒いと言いだしたので,車の中に転がっていたウェアをワイフが着せたら,ちょっと天才バカボン風。

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結構様になっている。乗馬覚えるなら,絶対子供の内の方が良いのだけれど,息子たちと話しているとそこまでやりたいという話にはなっていない。自主性に任せると微妙。まぁジョッキーにしたいわけでもないし,そこは拘らない方向で。

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次男もやっぱりいい顔で乗る。例え引き馬であっても馬に乗るって楽しい。ここは,環境もいいのでトレッキングもやっている。彼は少し視力が落ちてきて,普段,本を読んだりするときにもフリーな姿勢が多くてあまりよくないと思っているのだが,馬にちゃんと乗れるようにすると補正が効くかもとかやっぱり余計なことを考える親馬鹿。 

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乗馬キャップがぶかぶかだが,妙に似合っていた。

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わんこは二匹ほど居たが,猫には遇えなかった。猫が居ると捨て猫しにくる人間が集まってくることも多いから,飼わない方針かもしれないが分からない。

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「光は波動と粒子の両方の性質を持つ」量子実験みたいな振動する馬の排尿。馬の放屁の音,脱糞,ぶらぶらでかい牡馬の生殖器,分解する馬糞。集まってくる分解者,周辺から侵入してくる鹿の糞。周辺の夏緑樹林の辺縁の植物群。手付かずの自然環境とはまた違うが,「あたりまえのもの」として子供に見せておこうと思うものはたくさんある。押し付けにならないようにするさじ加減が難しいけれど。




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牧場にあったレストランにて。馬の小便の後に平気で繋いでくるのがc_C風なので,どうか気にしないように。

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最近丁寧に撮影データを載せていないが,タグを参考にして当ててみてください。
 アンジェニューにて撮影。二眼レフのビューレンズからの改造品で,撮影レンズですらない3枚玉だが,焦点距離が75mmと絶妙で,近接撮影も,驚異の写り。

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プリン,クッキー,ピザ,水差しの水とも,全部おいしかった。また来よう。

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一番楽しいところは,写真撮っていないし撮る余裕は無かったり。そういうものかもしれない。
Commented by だりこ at 2009-10-12 10:21 x
C_Cさん、おはようございますw
実は新婚旅行のハワイで初めて馬に乗りましたw
その時「こんなに視界が高くて広くなるんだ!」と感激したのと、初めての私が乗ってもちゃんとコースを先頭の馬について歩いてくれる賢さに感心してしまいましたw。なにより方向音痴な私のようなタイプの子じゃなくてよかったなぁと夫と笑い合っていました。
乗る前「お願いします」と声をかけて、降りるときに「ありがとうございました」と声をかけていたら、ガイドさんに笑われましたwwww
近くで見ると目が大きくてまつ毛が長くて、近くで姿をみて触って感じることは素敵ですよねw
Commented by kyoko_fiddler at 2009-10-12 12:39
馬って一度だけ観光地で乗りました。
乗っけてもらって、馬子さんが、ちょっとまってて、と何かを取りに行っている間に、馬は勝手に私をのっけたまま藪の中へ入っていき、好き放題にそこらの葉っぱを食んでおりました。背中で私は「こいつ、私が怒ったりいいつけたりしないって判ってるな、」と妙に関心しつつ蚊に食われていたのを覚えております。
Commented by complex_cat at 2009-10-12 19:51
だりこさん,大きな動物は,それだけでも楽しいですね。この世界にそういう生き物が居ると感じられるだけでも。
Commented by complex_cat at 2009-10-12 19:52
kyoko_fiddlerさん,動物とコミュニケーションをどうとるかということになるとその人その人の個性がでますね。
私は,ずっと話しかけてます。
Commented by kyoko_fiddler at 2009-10-13 07:14
でも、時々つくづく不思議になります。
馬にしてもそうですが、犬猫も、時にカラスやら雀だって、なんで異種である我々に、
コンタクトをしてきたり、コンタクトを許したりするのかなって。
かーと暮らし始めたころ、なんで私が与える食事を彼は当然のように食べるんだろう?と不思議でなりませんでしたが、(何故食べていい、と判断するのか、与えられたとわかるのか)それにも増して、触らせてくれるのって不思議ですよねー。
もちろん、わたしは触り倒したいクチなんですが、「なでれ」とかいって寄ってきてくれると、ヨダレたらさんばかりになりますけど、一方で不思議で仕方がないんですよねー。
あ、もちろん獣のハナシであって、虫が寄ってきてもヨダレはたれませんし、虫は触れとは言ってこないです。
Commented by nezumineko at 2009-10-13 20:41 x
アルマジロっぽいスーツがかっこいいですね。
Commented by complex_cat at 2009-10-13 21:57
kyoko_fiddlerさん,異種間の交わりを許されるのって、未だに感動的です。
Commented by complex_cat at 2009-10-13 21:57
nezuminekoさん,アルマジロスーツ! 良い表現をありがとうございます。
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by complex_cat | 2009-10-12 09:34 | Wonderful Life | Trackback | Comments(8)

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