悲しき鹿神(ししがみ)
2004年 12月 01日

で,普通これだけ餌が枯渇すれば,シカの側も個体数が落ちたり,移動して分散していくのですが,信じられない事に観光客が近くでシカを見ることができて喜んでくれると餌付けをしている人たちが居られます。それも組織的に。それを見て,また餌をやる観光客がさらに現れます。ちゃんとした自然観のない人たちが,自然保護=動物愛護と勘違いしていると解釈する事が出来ます。或いは,こういう人たちを,専門用語で「餌をやるサル Homo feedings」と言います。
まぁ全て人間から餌を貰っているわけではないので,こうやって,餌にする強健雑草の生える法面によく出てきます。
本日は,ちょっと機嫌が悪いので,直球のままに書いちゃいました。大事な商売道具が壊れていきますけど,良いんでしょうか? まぁ気にしないんでしょうねぇ。木を見て森を見ず。私も知〜らないっと。それとも造園の感覚で,木なんて植えればいいやぁと思っているのでしょうか。既に,これが冗談でないから怖い国なんです,日本は。
A1でISO800の限界値。Neat Imageなど,ノイズ処理をしていません。まぐれでピントが合いましたが,ありがたいのは,1/6secでKONICA-MINOLTAお得意のアンチシェイクが旨く効いた事です。照明は勿論ストロボではなく,センサス用投光器です。レタッチで色味を変えてみたりもしましたが,ライブ感があるので,いじっていない方をアップしています。
定番のヤシコン&Sonar 2.8/180と大型ストロボで武装しましたが,夜間の野生動物の撮影は難しく,ポン炊きでは目が光って写ってしまうので,被写体によっては,こちらの撮影の方が良い場合もありそうです。

目が,高輝度LEDのように光ります。
手振れ防止が効けば,銀塩でも良いのですが,ISレンズが前提になります。私の場合,ダブルスタンダードの少ないレンズ描写と,ユーザーフレンドリーを評価して,AF機ではαシステムを判官贔屓して使ってきたので,ちょっと苦しいですね。
石橋を叩き過ぎたのかαデジ,値段と発売タイミングから,販売は苦戦しているという事ですが,販売直前まで,製品として搭載する詰めが大変だったというAPSサイズアンチ・シェイク,やっぱり欲しくなります。
しかし,おおよその機能は横並びだった銀塩機と違って,本体手振れ防止(KONICA-MINOLTA),レンズ側手振れ防止(CANON, NIKON),CCDダストリダクション(OLYMPUS),完全防滴ボディ&レンズシステム(OLYMPUSのスタンダード製品以外とCANON, NIKONの一部),倍率0.9倍以上専用開発ファインダー(KONICA-MINOLTA, PENTAX),小型軽量(OLYMPUS, PENTAX),135フルサイズ(CANON, KODAK)と,デジタル一眼の場合,メーカーを選ぶ事がそのまま使える機能を選ぶ事になっている状況は面白いですね。勿論,低照度下のノイズや画素子解像度,画質や描写性能,RAW現像ソフト性能なども横並びなんかではないので,非常に悩むところです。
緑の芽を食べつくした後、本来はどうなればよいのでしょうか。またどう手当てできるのでしょうか?homofeedings はおいておくとして、人間の生活、農業サイドから見て何がベスト、ベターなのかはまったく?です。
dojou7
>緑の芽を食べつくした後
餌が無くなる,分散する→必ずしも餌にありつけない個体が出てくる→死亡率が高まる→繁殖率が落ちる→個体数が落ちる,なんですが。
餌をやる→死亡率・繁殖率が落ちない→その場所にとどまり,林分を移動していたら手を出さなかった植物にまで手を出す機会が増える→森林破壊がより進行する→移動分散する個体がある閾値を超えて流れ出す→林業・農作物被害か拡大する。と,ちょっとプロセスを補足しないとこのままでは説明しにくいのですが,こんな感じになる可能性があります。
人間の生活という事ですが,ちゃんとした自然との関わり方をしていない地域では,旧態依然の見せ物的人集めでは,人は飽きてしまいますし,観光地としても見せるものが破壊されていくわけで,それは,ある時点を過ぎて,全く違う場所になってしまうという事で,観光地としても魅力を失っていくと思うのです。
天敵や,豪雪などの死亡要因が上手く働かないところは狩猟によりコントロールするというのが欧米流で,私はこれが正しいと思います。出来れば,公務員である管理者に銃資格と訓練のプログラムを与えて,狩猟というツールを上手く使いこなせていくという事が日本でも必要だと思います。猟友会の皆さんは,高齢化して,またこれとは別の話として,銃の事故や犯罪流用という問題もありますので,昨今の犯罪などを見ても野生動物の保護管理手段としての狩猟は年々難しい局面が出てきております。
