チコにラット・コントロール・エージェントが務まるわけ


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チコが毎日毎日テリトリー内パトロールにいそいそと出かけていくのは,別に彼のテリトリーの周辺でブイブイ言わせている他の猫とバトルをするのが目的ではなく,彼のハンティング・エリアを守るためといっても間違いではないでしょう。彼は,いわゆるネズミ獲りのスペシャリストであって,それこそ「子子」(ねこ)と呼ぶにふさわしいハンターです。猫の獲物に対する探査像は個体によってチューニングが異なり,公陳丸は持ち帰ってくる獲物から判別するに全盛期ヘコ(蛇狙い)とも言える状況でした。もちろんそれ以外は見向きもしないよ,と言うほど厳密なものではありません。

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彼のハンティングエリアを見てみると,お隣の鶏小屋周辺からあるおばあちゃんのかなり広い畑とその保護林を縦断する一方で,我が家の電気温水器内部といったハツカネズミやクマネズミが利用環境とする場所をカバーしています。戦績は,正確な撃墜数は把握していませんが,年間十数頭以上。まあ,そんなに大したことはありませんが,もっと獲ってくる状況だとしたら,それこそ我が家の周辺はネズミだらけだったということになってしまいます。そこまでは酷くないわけで。特に野生のハツカネズミは,生息自体をあまり知られていないのですが,まあファームランドマウスであって,田畑が多いところには,結構住み着いています。クマネズミは彼らにとっては捕食者になり得るので,彼らが増加するような人為的資源によるゴミの多い人工環境化が進むか,あるいは家畜・家禽飼料などへのアプローチが容易な場所では,ハツカネズミは苦戦します。
おっと,話の前置きが長くなりすぎました。


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さて,チコの活躍により,電気温水器内に住み着きかけていたクマネズミは根絶され,さらにお隣の養鶏の餌についていた畑周辺のクマネズミも,極小に押さえ込まれています。これは,天敵によるペスト(加害生物)・コントロールの良好な例と見えるようで,彼の場合は,実は人手で獲っているのと同じというような部分があるのです。つまりチコがラット・パトロールで活躍するための資源供与は私の方から行っているわけで,それなくして彼は現在の場所にとどまり,安定して今の場所でネズミをとり続けるということは無理なわけです。おわかりのように彼は独立採算ではなく我が家の家族の一員で,彼の活動のための資本は,我が家から供給されています。当たり前ですが,チコが実際にネズミを食ってエネルギー源に変換したり,そのネズミを捕獲するための活動のエネルギーをその他の小動物からまかなってやっているわけではないということです。ハンティングは,彼の趣味であって,囓ったり食ったりするのが目的ではなく,美食家の彼は,戦果が上がると意気揚々と銜えて持ち帰って,庭の一カ所に置くと,家に戻るたびにカリカリや猫缶詰めやカツオ(夕方切り落とし)などの刺身を腹一杯食ってまた出かけて行くわけです。そのエネルギー供給がある分だけ,彼は,かなり面倒な狩りやそれに付随する長時間の待ち伏せに耐えられるわけで,当然ながら,逆に考えれば,彼が独立採算でやって行くには,彼の口に合う合わないは別にして,周辺環境が彼の活動を支えるだけの餌資源に溢れていないと駄目ということです。もちろん,スポンサーが居ない場合は戦果であるネズミ類をも腹の足しにするのは前提ですがそれで彼がその行為を続けるかどうかは,彼を支えられるほどの餌資源供給を考えると,まず無理かと思います。よく自動販売機の前に集まってくるカナブンを腹いっぱい食べている野良猫がいますが,まあ,そんな状況で何とかやりくりできるかどうかという問題です。勿論,環境しだいではありますが,ノネコを維持できるほど餌の小動物において豊かな場所というのは,限定されます。漁港周辺に猫が多いのは,やっぱり人間からでてくる余録を目的にしているわけで,森の中などではノネコはそもそもやっていくのは簡単ではないからです。
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もちろんチコは,十分に餌資源(今時野生動物でやっていく気もないわけでして,口の肥えた彼は,そんなのは餌なんかじゃないと抗議するでしょうけど)があったとしても,そんなことはしたくもないでしょうし,周辺のヤモリや昆虫をボリボリ食わずに済む方法や場所があるか,美味しいご飯をくれるスポンサーがいれば,直ぐにでもそちらを選択するでしょう。で,移動できなければ彼は飢えて死ぬわけで,ラット・コントロールのための導入実験と考えれば,それも明確な失敗です。


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要するに彼は,(1)独立採算のエージェントではなく,別個の給料(餌などの生活する資源)が出ている非常に恵まれた業務環境があるからラット・コントロールがこなせたわけです。それは,捕食のためではなく,ある意味趣味としか言い様のない狩猟努力により達成されました。

 しかも,彼の場合,ネズミを取ろうと活躍しようが,人の生活の脅威には基本的にならない。よそ様の農業生産資源にも手を出さないし,出す危険性も無いことが明らかになっている上に,コンパニオン・アニマル資格も特A級を持っているから,彼が畑を突っ切って猟に向かうところも,ほほえましく見ていてもらえる。小学生の通学路に猛獣がうろついていると有害鳥獣駆除のハンターが呼ばれることも無いのです。すなわち,(2)彼はラットコントロールを実施するに当たって,行動圏におけるゾーニングコントロールを必要としないという特性とともにそれにふさわしい現在のハビタットを持っているということです。


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そのあたりの長所というか前提条件を考えると,ニホンジカの個体群コントロールのエージェントとしてオオカミを導入した場合に,そんなに簡単な話ではないことは容易に想像がつきます。彼らは勿論,餌資源含めてその他の生活史をまわすための資源も独立採算でやらねばならなくなるわけです。でもって,小学校周辺に出てくれば,お巡りさんが呼ばれたり,家畜(犬や猫も入りますね)を襲えば猟友会が呼ばれる可能性だってあります。じゃあ足りない分はと人工給餌すればとありがちな補助を考えれば,そちらに依存してしまうだけなので,まともな生態系維持なんぞ無理なのは,はっきりしていると私は考えます。
 どうせ人工給餌してシカを獲って貰うならば,訓練された猟犬を飼育して解き放ってシカを倒したら,回収とやる方が数倍も確実且つ安全で確実なわけで,他の生態系要因へのダメージとか上がりを利用してやりくりして貰うとか考えなくて言い訳です。独立採算,生態系の一員として組み込めない場合はそういう話になってしまうわけです。ついでに犬だけではシカを捕殺は困難な場合が多いので,猟銃を持ったハンターをセットで猟犬に付ければ鉄壁の体制で,これではよく考えてみるとそれこそ猟友会の一般の狩猟,振り出しに戻ったということになりますわな。




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ゴルゴ13だってman cullにおいて,現地資源を全て利用し尽くして実行なんてのは,滅多にやりません。外部から資源は持ち込んでいますね。現場で調達して何とかできているという肉食獣は偉いなあと言える一方,それだけの利用可能な資源量がないと駄目なわけです。で,ここでもう一つの問題として,ネズミ/シカの総資源量を計算すれば十分チコ/オオカミがやっていけるだけの量が存在しても,それに飢えないタイムスパン内にアクセスして獲るということが可能でないとその計算は無意味ということです。ここで獲れなかった場合の保険のかけ方は動物によって異なっており,この採餌行動の特性をrisk sensitivityと呼んだりしますが,オオカミの成獣の場合,そのあたりの懐は深いものの,生活史を回す,即ち子育て期間を考えれば,その饑餓への保険のかけ方は,全く違ったものになるわけです。何日も餌にありつけずに親がシカを倒せても,待っている仔が飢え死にしてしまえば意味がありません。そうそう,そういった次世代まで連なる生活史をどのくらい豊かにイメージできるか,できないかはとても重要な問題を含んでいます。だから,オオカミを放獣する場合,こういったことを検証できるような形で環境キャパをちゃんと把握しておかないと,シカがいっぱい居て,そのバイオマス計算から,彼らを食べればオオカミは十分やっていける,なんて粗い計算では全然駄目なんですよ。

オオカミよ,なげくな

ファーレイ・モウワット / 紀伊國屋書店

スコア:


 オオカミ研究のパイオニア,ファーレー・モーワットの名前を自分は忘れたことはありません。彼の業績の一つは,オオカミが考えられるほどカリブーを利用していないこと,つまりオオカミにとって採餌利用頻度の高いものは野ネズミなどの小動物であるということを示唆したことですが,カリブーの個体群に影響していたのは,狩猟個体数などから,もっぱら現地に住み着いている人間の方が大きいかも知れないというそもそもの彼がそこに派遣された理由である,問題とされていたカリブーへの多大なるオオカミ被害の実態を考え直すような話でした。当然ながら,そのような比較的手に入りやすい獲物が十分に存在していることが,採餌頻度が低いカリブーに栄養依存せずにやりくりできて,初めて一定の頻度ではカリブーを捕食できる機会を確保できるということではあります。


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捕食する能力があるから,オオカミ(この場合,日本列島本土環境に適応したニホンオオカミ自体が既に居ないわけで,もっと移動能力が高い原野型のオオカミの導入しかあり得ないというのも,実は更に状況をこんなんにするでしょう)がそこで大人しくシカを捕ってやりくりしてくれる保証も,やりくりできる保証などないのです。いや,むしろそのキャパシティがあったとして,そこでのみ活動してくれるなんぞという虫のいいことを考えること自体が,とんでもないことです。クマが現れたと言って大騒ぎしている状況を見れば,疲弊した現在の日本の自然環境において,さらに農地や人間の居住区がどこまででも入り込んでいるような状況でゾーニングなんぞ不可能に近いわけで,かなり無理がある注文です。シカですら人間の居住区まで浸出して,予想外?の被害を引き起こしていることを考えれば,移動能力に長けたオオカミも,放獣された場所周辺に十分な利用資源がなければ,里に下りて来るわけで,家畜やネコや犬を捕食する状況が引き起こされるだけであると思います。彼らもシカを食えば,カロリー計算上やりくりできるはずという考え方は,本来の野生肉食獣が生活していくためのエネルギー・コストをちゃんとし理解していない人の暴言としか思えないのです。

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動物行動の解釈において,動物個体が置かれた空間構造や資源分布の意味を理解しない人の判断は結構,根本的な大間違いを引き起こしやすいと思っています。高等動物の行動に関して読み取りミスを犯すのは,訓練された研究者でも知らないところがあってそんなに珍しくありません。エンクロージャーの大きさと,資源分布により飼育下で,一夫一妻から,一妻多夫,乱婚,レックまで全てのメーティング・システム(婚姻システム)が再現可能な種がいるような哺乳類の特性を理解する上で,屡々罠に陥ります。狭い環境内に押し込むと遭遇頻度が高くなって縄張り製の強力な主であっても,闘争行動が消滅するといった状況を見れば,哺乳類種は野外での行動,生態をシミュレーションするには,野外と同じ広さと環境多様性のある飼育環境が必要な種といったほうがいいかもしれません。そのことは頭に入れておくべきです。あとローレンツが勘違いしたハトの残虐性というのも,狭いエンクロージャー内で,回避行動が可能では無い異常な環境下でのエラーと見れば,攻撃抑制がある無いが,野外における攻撃回避のアビリティとリンクしているだけで,種のために備わっているとみる解釈はかなり無理筋だということが分かると思います。基本は,攻撃能力の高い種における個体間闘争は,自分もダメージを受ける可能性が高いので,簡単には手を出せないというゲーム理論的な話で決着がついているはずで,エンクロージャー内行動については,一般化しないほうが,無難なのです。

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大昔,各地で見られた,ハブとマングースの見世物,それは二種が一つエンクロージャーに閉じ込められた場合,マングースによるハブの殺傷能力が観察されただけの話であって,野外で彼らがハブを捕食するという根拠には何にもなら無いのにも関わらず奄美や沖縄に導入された歴史があります。結果的にハブの個体数にはなんら影響なく,現地の生態系に今もダメージを与え続けています。マングースの場合,圧倒的に昆虫食で,しばしば致命的な影響を与える動物への捕食が,アマミノクロウサギに向くことがあっても,ハブには向かないことが,胃内容物や観察例から明らかです。かくしてお邪魔虫となったマングース捕獲除去のための予算規模をここに書けば皆さん腰を抜かすでしょう。でも,ヤンバルクイナやアマミノクロウサギを本気で増殖させよう超事業に比べれば安いものかもしれません。これなどもエンクロージャーという人間にとって観察しやすいというだけの特殊環境内の状況を過剰一般化した誤謬です。こういうのは,貴方ととある生き物が同じエンクロージャー内に閉じ込められ,ぎりぎりの空腹から,貴方がたまたま内山さんの本を読んでいて,緊急回避行動的にその動物を獲って口にしたら,「地球星のヒト,ゴキブリを極めて巧みに捕食」と書かれちゃったりするのに近い勘違いなわけです。まあ,普通に食べるなんて飢え死にした方がまし的にだめな人もいて「食性に合わず,餓死」とか,そのまま宇宙人にレポート書かれちゃうだけですけど。
 高等動物のエンクロージャー内観察についての誤謬については,ヒトを含めてもっと面倒な話が沢山含まれるのですが,話が散逸しそうなので,今回はこのくらいにしておきます。

 追記ーこれを読まれて、エンクロージャー内実験が全部まずいと言っているのだと解釈される問題も発生していると聞き及んだので、追記をいたします。こういうことをすべて理解した上での、野生動物を使ったエンクロージャー実験を組める人も実際におられるので、まあ、実際のところ、実験者がエンクロージャーの瑕疵が影響するかどうか、そのポイントを理解しているかどうかという話なのです。何の話でもそうですが、上級者になれば、縛られるセオリーも変わります。

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というわけで,ニホンジカコントールのためのオオカミ導入ですが,コントロール対象であるシカですらゾーニングによるコントロールが不可能であるのに,その捕食者である移動能力の高い生物を都合のいい場所の中で生きていってくれと押し込めることと,実際に生存を維持することの二つがともに可能かという問題が含まれるということを理解した上で,検証すべきお話かと思います。
 まぁ,問題はもっと根本的な部分にも含まれていて,そのあたりは省略しているのですが,当の捕食圧としての利用の部分についても,これだけ今の日本列島においては,難しい前提が山積しております。簡単にやってみたらと口に話でないどころか,今の日本においてはかなりトンデモ筋の話であることは御理解いただけるかと思います。結局,私だけではなく,関係する多くの哺乳類学者は,人間による計画狩猟以上に,現時点ではシカの個体数をコントロールする上で問題の少ない方法はないと考えています。 

追記1-捕殺したネズミなどを食べる猫も結構,いますね。うちはこれが怖くて,食べ物については贅沢攻撃していますが(駆虫薬が必要化など定期健診はしています),今の結果は,その直接的な効果かどうかは怪しいですが,ある意味の食性の保守性は身についています。ただ,カロリーベースで一日の猫のエネルギー量を確保するのは,多分,彼らの狩猟の上がりでは無理ということでは大きく意味は変わりません。また,捕食のためならば,捕獲してすぐに食べますので,食べる個体は,周辺環境の獲物の情報について,一種のアセスメントついでに,一パラメーターをとっているのだと思います。公陳丸もチコも,最初の頃,一度は口にしていたかもしれません。で,味が分かった上で,彼の今の嗜好に合わなかったので以来口をつけないだけかも。ただ,公陳丸とチコは,食べない猫缶詰やキャットフードは,一嗅ぎで判別しているので,それも無いかも。個体の嗜好の問題もあると思われます。

追記2-このシカのコントロールのためのオオカミ導入については,既に多くの専門化がトンデモだと評価してかまわないと考えている代物というのが私の立ち位置ですが,分野外の方にとっては,結構魅力的に見える部分もあるのも分かるので,批判の強さとしては,少しトーンダウンして書いていることを告白しておきます。数年前ならけちょんけちょんに書いていたと感じるので,今,書く形になって良かったと思っています。

追記3-良い突っ込みを頂きましたので,オオカミの食性に於いて,ファーレー・モウワットがどのくらい小説家であったのかなかったのか。彼が小説家であるならば,あの時代のディスクリプション基本の研究者がどれくらい小説家であったのか,今西錦司はそういう意味なら,小説家でないのか,いろいろ書きたくなってきましたので,そのうち別エントリをあげようかなと思います。
 おそらくGoogle ScholarなどWebが主体になった検索で文献検索が可能になったと思われている文献ワークを知らない若い世代に増えたと思いますが,それが依然としてBiosisなどの生物関連データベース検索や大学間のそれと比べて,結果何がどう違うかというのも合わせてと思っています。

Commented by 某スレから at 2011-01-09 18:58 x
オオカミ再導入に反対には同意ですが、
ファーレイ・モウワットは研究者ではありません。小説家です。
「オオカミよ、なげくな」の内容はすべてフィクションであることを、指摘しておきます。
オオカミの食性に付いての現実の研究データは、論文サイトで検索すれば容易に見つかるでしょう(閲覧は有料もあり)。
Commented by complex_cat at 2011-01-09 23:27
某スレからさん,ご指摘,ありがとうございます。
 あの本にはイヌイットのオオカミ語解読や尿マークなどかなりの「トンでも話」としてできており,おっしゃる通りの内容なのですが,採餌メニューや頻度について,あの時代に検証を促した部分もあるということで,ここでは扱いました。ご指摘の通りだと思います。その辺の読み替えと差し替えをやるつもりですのでしばしご容赦ください。
Commented by mokki at 2011-01-16 02:30 x
読ませてもらいました。

昔日本にいた動物なのだから、導入しても問題はないんじゃないか・・・って思ってたんですが、どうも違うみたいですね。
Commented by complex_cat at 2011-01-19 22:51
mokkiさん,こちらのついては,導入推進の論理構築を仕様という流れもありますが,論議を見ていると,いくつかの課題についての共通認識に危うさを感じます。
この分野の「自然再生」における今の問題は,森林生態系など環境構造が過去とあまり違っていないという前提が,私には無理がある用に見えることと,導入する大陸系オオカミの体躯,ニッチェとニホンオオカミのそれとの乖離です。このあたりは,どこかでやろうと思っています。
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by complex_cat | 2010-01-06 22:31 | Miracle of Felidae | Trackback | Comments(4)

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