種子島
2004年 12月 04日
今回のフィールドは,下で既にご紹介した種子島です。この地は,生物屋にとっては屋久島と比べると陸域の魅力はちょっと乏しいので,やはり海に出かけます。水平線を広角側で撮ると,このA1のGTレンズ,歪曲が結構大きい事がばれます。
ドイツ名門シュナイダーのクルタゴンのものによる画像を加えました。Retina用はタダのような値段。日没前,コントラストの弱い光線条件で,この発色をするので嬉しいです。
CONTAX 167MT, Schneider-Kreuznach Curtagon 4/28
潮干帯で見つけたキバアマガイ。みおさんの「ゆっくり写真」にある,赤外線写真にはいつも憧れるのですが,適当な撮影機を持ちません。これはあくまで,それ風ということで。135カメラ換算で200mmマクロが使えるのは便利なのですが,もう少し寄れると良いのですけどね。種名は,HP紹介欄にあるヤドカリ氏から伺いました。夜,這いずり回って餌を食べているそうです。
神社の中のガジュマルにぶら下がっていた鱗翅目の幼虫ですが,なんだか種類は分かりません。糸を吐いて降下し,これから地上で蛹化(ようか)するんでしょうか。
ゆ〜ら,ゆ〜ら左右前後に揺れる幼虫をマクロ域でコンティニアスAFがロックオンして追従,ちゃんとピントが合いました。エラーが出にくいように背景を暗くしましたし,若干この機種特有のタイムラグがあるのですが,ちょっと驚き。尾部にしか合焦してませんが,MFだと普通はなかなか難しい条件です。135AF機でも200mmマクロとなるとインナーフォーカスレンズでも移動量が大きいのですかなり苦しいと思います。被写界深度の深さは確かにマクロ向きかも知れません。
画像付きブログがこれほど流行るのも,デジカメの普及と無関係ではないような気がします。
歪曲は目立ってはいけないケースでは、フォトショップでなおすしかないですね。コンパクトデジタルでは、画像処理エンジンで修正している機種もあるそうです。ズームの宿命ですね。
赤外線は、やはり専用機を使わないと無理ですね。赤チャンネルだけを引っ張りだせば疑似赤外線になりますけれど。
コンパクトデジカメは、ほとんど飽和状態に達したようで、半年置きにチェンジするのを追いかける人はいなくなっても当然かと思います。銀塩よりデジカメの方が奇麗だとおっしゃる方が圧倒的に多いのもちょっとCDと似たような現象だと思います。ブログの流行はデジカメの普及と密接な関係があるでしょうね。どちらも気楽に再生産できるところがミソ。