
今から20年以上も前,裏内川〜大原と海岸に出て,その後南海岸の踏破で12時間近くを費やした私と後輩は,西表島の鹿川からクイラ川に向かっていました。ドームテントを張る元気もなく,海岸の岩の上で,時々何千というフナムシの何匹かが,土左衛門と間違えて囓るのにも目を空ける事もなく,死んだように睡眠につきました。そこまでに費やした数日間のトレッキングの疲れがピークに達して,8時間余の睡眠を撮っているにもかかわらず,二人とも精々10分程度の仮眠にしか感じないと云う状況でした。二人とも体力的にも全盛期ではなかったかと思うのですが,本当にきつかった。当時私の体重は50kg弱で,絞られて絞られて究極の体躯だったと思います。
後日,島の伝説になっている同じルートを小さいとは言えリュウキュウイノシシ3頭引きずって2/3未満の時間で踏破した人の話を聞きました。その人は,民宿のヘルパーをやりながら,鮫漁とイノシシ猟をこなす・・・,現地を知っているだけに同時の私にはフィールド・ワークののスーパーマンのような人に感じました。
彼はその後,猟をする間,ウミガメの上がる海岸で何日も待っていたというドラマの話のような奥さんと,霧島神宮前に喫茶+エスニックショップ+プラントショップを経営することになりました。Hさんとは,その話を聞いて我慢できずに店に会いに行ってからのつきあいです。画像は,同じルートを辿った事がある人なら皆,知っているサイコロ状の奇岩(NIKONOS IV, NIKKOR 3.5/35)。

喫茶「草木塔」を手がける奥さんは全く自然流で,気取らず凝らず,しかして,ここのコーヒーはとても美味しい。「お客様がそう仰るのだけれど,特に何かしているわけではないの。やはり水かしらねぇ」と奥さんの話ですが,グルメブームでこだわりを喧伝する店とは全く別の次元で存在するいわゆるケレン技も無い「コーヒー」の美味いお店。品数は多くはないけれど,エスニックランチなど他のメニューも同様。
メニューにあるベトナムコーヒーで使われるこの金属ドリッパーは,ペーパーレスで,メッシュ部分に高価な金などを使うことなく,安価・エコロジカルで,これぞ資源を無駄遣いしないアジアローテク文化の知恵。

我が家と同じ動物好きのご夫婦だが,最近新顔が増えた。サラ君。男の子。上のレオ君(女の子)とはちょっと良い関係になるまで時間が掛かりそう。アケビの茎を囓っているところは,ガキ〜という感じだけれど,猫と暮らして一番面白い時期だと思います。もう少し時間がたつと,自分自身の時間を自分でマネージメントするようになってしまいますから。画像は,エスニック猫グッズにピントが行ってしまいましたが,それ以前にブレてますね。

ISO100で1/6sec。A1のアンチシェイクは1/6ぐらいまでは何とか使用に耐えるようにしてしまいます。被写体ブレはどうしようもないので,猫や子供相手だと,ともかくシャッター切らないとだめですけど。
西表島については,時間をかけてサイコトラベルします。