猫島ホリディ #2

猫島ホリディ #2_b0060239_1901669.jpg
フロンティアでは,少年達は,走る。その先に何があるのか見極めたいという衝動に突き動かされて,走る。

猫島ホリディ #2_b0060239_1904458.jpg
走る。ちょっと畏怖を感じる存在を肌で感じて呪的逃走をするように,彼らは走る。

猫島ホリディ #2_b0060239_1925377.jpg
暗い道無き森の中を(私が引きずり込んだのだけれど),ピー(精霊)に出くわさんとするように,走る。

猫島ホリディ #2_b0060239_19114293.jpg
海に注ぐ小川を跳び越え,転けながらも走る,走る。

猫島ホリディ #2_b0060239_1941153.jpg
無意識に息を止めることが一瞬もない良い香りの中,吸い込む大気はすこぶる清浄で,走って激しく萎んでは膨らむ彼らの肺を満たす。

猫島ホリディ #2_b0060239_1952897.jpg
石と水が有れば,ずっとでも遊んでいた少年期を思い出すようなある意味何にもない時間。

猫島ホリディ #2_b0060239_19141270.jpg
見たもの,触ったもの。

猫島ホリディ #2_b0060239_19194213.jpg
・・・・拾ったもの。全て忘れても良いよ。空の空は空。

猫島ホリディ #2_b0060239_19151539.jpg
与えたかったのは,ここで共有した時間だけ。まぁそんなのも泡沫の夢。

猫島ホリディ #2_b0060239_1916851.jpg
漆黒の闇を抜けて,山奥の集落までのドライブもおまけのようなものだ。

猫島ホリディ #2_b0060239_19165030.jpg
少しだけ,いつもと違った時間を一緒に過ごせたのならそれで良い。

猫島ホリディ #2_b0060239_19184352.jpg
ほんの,ささやかな贈り物。

猫島ホリディ #2_b0060239_19213253.jpg
僅かなハムと野菜を挟んだサンドウィッチにも似た。

猫島ホリディ #2_b0060239_19262172.jpg

Commented by Pines at 2010-04-27 22:39 x
妙に泣けてくるのは何故なんでしょう。父の深い愛が見えるからかな。自分の場合は,父から贈られたこのようなささやかな贈り物が,心の深いところにあって自分を生涯暖めてくれるものとなりました。
Commented by complex_cat at 2010-04-27 23:16
Pinesさん,ありがとう。まあ父親がどう格好付けようがどうしようが、彼らの人生です。
Commented by wolf-pow at 2010-04-28 18:00
息子さん達、いい経験されてますね。
Commented by ホワイティ at 2010-04-29 00:38 x
どれも気持ちの良い写真ですね~。
身体で感じる!ありきたりな言葉ですが、すごく素適な時間を
過ごしていますね。
女の子も「水」は大好きですよ♪ 
あ、友達は石が好きって言ってました。
私は「猫使い」補欠選手です。(笑)
Commented by complex_cat at 2010-04-29 15:03
wolf-powさん,ありがとう。まあ,どこかに残るかの凝らないか,みたいな部分なのだと思います。
Commented by complex_cat at 2010-04-29 15:36
ホワイティ さん,では末っ子とダブルスで,金メダルを狙いましょう。
なぜ,「猫」という種目がないのだろう。
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by complex_cat | 2010-04-27 19:10 | Nature Islands | Trackback | Comments(6)

Necology(=猫+Ecology) and Nature Photo Essay, Camera classic, Martial arts & etc. 本サイトはhttp://complexcat.exblog.jp/です。画像はクリックすると大きくなります


by complex_cat
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31