A Macaca field, Satoyama type #3
2010年 05月 27日
悪意があるわけではないし,餌も安物であっても栄養が調整されたキャットフードではなく,残飯を与えれば良いと想っている人も少なくない。説明しても,ネコに何をどのように投資するかという経済意識もあって,そうやって飼ってこれたのだという高齢者の意識を変えて貰うのは不可能な場合が殆どだ。避妊もされてないから,生まれて,そして一定数は処分されているか,栄養失調で死亡している。
ほんの数十年前まで,日本の都市部でも似たような飼い方が主流だったわけで,その延長線上で生きている人たちのネコを可愛がっているという意識も頭から否定して,そういう飼い方を虐待と見るのもなにか傲慢な気もするが,勿論,里親をお願いするなら伝えるしかないのだと思う。伝わらないけれど。孫が婆ちゃん所にはネコが居ると云って触って喜んでいるその猫が「ちゃんと飼われてない」かもねなんてというのも,矢張り私には無理だ。関係者の悩みどころでもある。
ただし,コウチンもチコも,そしてナッチもユッチも,その飼育環境なら既にこの世にいないことも確かだ。世代が変わらないと無理かなと思ったりする地も少なくない。とはいえ限界集落が多いので,次の世代は,このままではこの地ではなかったりする。何をどう考えればいいのか整理できていないし,大変悩ましいが,全てのことが流転していて,様々な価値感がモザイク状の今の状況。
いつ行っても祖母の家にいるし、ご飯も食べてるから祖母の家の猫だと思ってたら、私がだいぶ成長してから隣りの猫だと分かってものすごくびっくりしました(笑)
けっこう長生きしたような…
子供の頃は、猫ってそのへんにいて残飯やネズミ食べてるイメージでしたが、最近は猫は外に出さずに銀のスプーンなんかを食べてますね~
どっちが猫にとって幸せなんでしょう?
そのお宅でも、高齢者で猫を飼っているという意識が薄いようです。
きっと、1匹1匹に対して、ごはんをやったりやらなかったり。
猫の「完全室内飼い」も、ここ10年位のことでしょうか。
― 本当に様々な価値観がモザイク状の様に…なっていますね。
答えは一つではないと思います。あまりにも「これが当然!」と
だけなってしまうのが困りますね。
でも、飼い猫の幸せは「飼い主」にかかっていることだけは、確かなのかな~。
もちろん捨てるというのは許せないんですが、
人間が普通に暮らしている場所に、動物として猫も生息している
という考えでは、あまりにも単純すぎるのでしょうね。(-_-;)
いろいろ考えると、今、猫の天敵がいないわけで(色々いるけど)自然に数を抑えられるという状況ではないわけですね~。
コメントがまとまらなくてすみません。(>_<)
ねこは,まあ人間の思いとは別に,必死で生きています。勝てない。