秋来たりなば冬遠からじ
2010年 11月 19日
親子か,兄弟か。連れ合いっぽくはなかった。河岸を吹きすさぶ風に,とても寒そうだった。
天候がよいと,この収穫残査扱いされる二番補自体も結構中身が充実していて,1平方キロメートル辺りで1,000俵ぐらい収穫できてお菓子メーカーなどが買っていったりする話もあったようだ。収穫しない場合,水田に埋め込んでそのまま肥料にしてしまうわけだが,イノシシなどの有害鳥獣誘因にもなるので,お百姓さんは,食われても既に気にしない故,被害計算にも入らない農作物なのだが,それ故,鳥獣にとっては食べて良い餌として学習される資源になり,面倒を引き起こす場合もある。
出水のツル類は,この早期米二番穂を採餌餌の一部として利用しているのが明らかなのだが,早期米さえ植えればツルが食えて大丈夫みたいな過剰な話になったりもいるが,実際は中身が充実したちゃんと刈り取られるべきイネの落ち穂の方が,先に選好,利用されるし,本来の餌として重要な水田の無脊椎動物なしでやっていくのはかなりしんどいだろうと思う。
南九州の秋は短い。ちょっと動くと汗ばんで,まだまだTシャツでいられるなぁと思っていたら,いきなり寒くなる。それでもって,エントリ・タイトルみたいな気分になる。