A Nature Island in the Sky #7

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南部高山地域で,唯一携帯のはいるところ。着信メールやメーリングリストなどがどたんにドバドバ入ってくる。
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この時期にヒサカキの新葉が展葉する。常緑樹の場合,最初,かなり鮮やかな赤色のものが多い。
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既に,センリョウの実が鈴なり,出何となくクリスマスか正月が近い気分。
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最初の杉の倒木に倒木更新して着生した二本の杉の根が取り込みつつあるところ。雲霧林の空中湿度の高さも寄与していると思われる。こちらで着生,絞め枯らし植物で有名なヤマグルマは,本土では地面からしか生えない。
 こうやって取り込んで更に合体木になると,実際の樹齢とは乖離した胸高直径を持つことになる。縄文杉も似たようなプロセス(キメラ,合体木)でできあがっている可能性が示唆されているが,このシェイプを見て比べて見ると,なるほどなと思えてくる。縄文杉の画はこちらのエントリに上げた。
 手前に一発雪が写った。
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今年のポンカン。タンカンは味に,ぶれが少ないが,ポンカンはピン切り。まずいポンカンは,地元の食堂などの入り口に無量で置いてあってもほとんど誰も持っていかない。逆に美味しいものはタンカンの味を凌ぐ。タンカンは,ポンカンにネーブルを掛け合わせていて,味について一般受けは素晴らしく良いのだが,その分,ネーブルの味を雑味と感じることもある。ちなみにこれは絶品だった。
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一眼用だとフルサイズが必要になるし,嵩張って重い全周魚眼システムを持ち歩くのが嫌で,手に入れた全周魚眼のコンバージョンレンズ。F31fdにくっつけて使っている。
 やはり同じコンデジ用であってもNikon Coolpix995用の定価5万を越える純正レンズと比べてはいけなかったが,樹冠投影面積を算定するための画像データならそこそこ使える。
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この辺の画はデータ解析用ではないので,ストロボを焚いてちょっと遊んでみる。上の画もそうだが,森林の中では,態とストロボをポン焚きをして奥行きを見えるようにしたりしてみる。光っている幹の部分が通常の広角側の配光域だから,全周魚眼の画角がそれに比べて圧倒的に広いことが分かる。
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低温と雨が侵入したせいで,この全周魚眼コンバージョンレンズを着けて使っていたF31fdとHoluxのGPSの調子が悪くなった。どちらもうっかりハウジングを持って上がらなかったので,ビニル袋に入れていたのだが空中湿度で取り出したときにやられたっぽい。
 これは調子の悪いときに撮ったもので,以上の兆候が見えるのだが,下山語,乾燥させてなんとか復活した。私の持つ個体は使用がハードなので,持ち帰った後に,かなりデシケータで湿気抜きをしている。徐々に内部の腐食が進んで,気がついたら動かなくなることが多い。
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今回は,海をゆっくり撮影できなかった。良いスポットは幾つかあったのだが,まあ欲張りすぎ。



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いつもお世話になっているTさん宅の囲炉裏。寒い場所で火を見ていると本当に落ち着く。
 Tさんは,故井上民二教授と熱帯雨林で生態学の最前線で仕事をされた,現在もあちこちでデータを取って自然保護にコミットした調査や普及活動で賞も受けておられる,在野のNGO代表。
 生物多様性保護はこれからは一般市民の手に,をそのまま体現されている方だが,当然,学術的な仕事についての知識やリテラシーは高い。大学人であろうと環境関連活動をしている一般市民であろうと,知識や実が着いていくためには,かなり大変な状況で多様性にコミットしている人も少なくない今の状況を見ると,市民参加というのは,難しいなと思いながら,必然としての専門分野の人間と一般の人との橋渡しはこういう人の力もあって進められていくのだなと思う。
 故井上教授もそれを強く望んでおられたのだと思う。Tさん自身が,ボルネオ島での熱帯雨林の霧の中で,飛行機事故で亡くなられた偉大な生態学者の文字通りお弟子さんの一人であり,その意思の一部を体現するようにここに居を構えて,ありとあらゆる人たちを取り結びながらアクティブに活躍される,道半ばで亡くなられた教授の計算の中,ありがたい生きている「遺産」そのものだと思った。
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実際ここは,多くの研究者,環境分野の行政官,写真家,出版社社長,詩人,志を持ったエコツアーの若者,そして,ふらっと縁で引き寄せられた老若男女が立ち寄る。その結びつきが,これからの宝でもあると感じられるほど,ここを中心に人々が有機的に結びついていく。私もそのような風に引き寄せられて落ちてきた一枚の木の葉みたいな存在。
 この日も,自転車で南下してきたペアも遊びに来ていた。男性の方は,百姓になるべく,家から何からあらゆるものを作り出せるように修行中,女性の方は,著名なヒュッテで働いていて,オフシーズンになり山を下り,休暇中。
 揚げたてのすり身と豆腐と野菜のつけ揚げがそろそろ食べ時のタイミング。
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カカオイイーフィーフィー。「お粥はもう熱くなったか?」私が使える,オウム・インコ語はこれだけ。この雑炊もとても美味しかった。

生命の宝庫・熱帯雨林 (NHKライブラリー)

井上 民二 / 日本放送出版協会

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by complex_cat | 2010-12-12 17:51 | Nature Islands | Trackback | Comments(0)

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