
フィールドから戻るときに見つけたカツオドリの群れ。考えたら今年もそういう時期だった。
波間を高速で飛ぶこの精緻なコントロールに感動する。
Sony α700, Sigma AF TELE 400mm 1:5.6

会議ばかりだったので,スーツ姿でべらぼうに軀が冷えたが,20分間集中して安レンズを振り回した。この二週間あまり寝ていないので,目は翳み,稚拙なスクリプトのバグは取れずシミュレーションは間に合わせ。著名な数理生態の教授に,これで良いよ良いよと言って貰えて泣きそうになった。
右側の影はCCDのゴミではなくて,かなりここはカツオドリ高密度。
Sony α700, Sigma AF TELE 400mm 1:5.6

某委員会の合間に,別のトラブルが発生。いつのまにか協議会に呼ばれることになって,好き勝手しゃべってきたが,気がついたら最後は文科省調査官と二人で飲んでディスカッションして02:00am近くまで。頭が痛くなる話は沢山あれど,近い年代の生態屋がそれぞれ違う立場で飯を食いながら,お互いなんとか支え合えている気がする。

寒い。クルマの暖房を入れたまま,少し暖まってはまた外に出て,中古の安レンズを振り回して,ファインダーの中の翼を追う。今この瞬間が癒しタ〜イム。
去年の撮影と違って,400mmを持ち出したが,実際,よく勘違いされるが,鳥の場合は,望遠レンズの長短にかかわらず,画になる撮影距離は決まっていて,この距離で800mmを持ち出してもまともな画は撮れない。たとえ,焦点距離が倍になっても,画らしい画が撮れる有効撮影距離は変わらないのだ。

そして,この高速飛翔鳥類がこの焦点距離で上手く収まるような距離だとしても,実はあんまり良くなかったりする。300mmあたりのショットの方が良かったかなと思う。

前回使用した,旧ミノルタの純正ズームレンズの方が(あっちも大口径でも何でもないので廉価レンズだが),画質も歩留まりも良かった。ところで,彼らの飛翔風景を見ていると,何となくメーベを思い出す。

おまけのトビ。現像でなんとか。