Rokkor 8/800
2004年 12月 22日
Zeissミロター1000は巨大で,ケースは「子供の棺桶」と呼ばれ,お値段もン百万円と超弩級なので,私は「ミノルター」で十分です。
標準レンズ比光学16倍となると,さすがの望遠に強いと強弁しているコンシューマ・デジカメでもちょっと機種を思いつきません。こういうのをαデジイチに着けて,手振れ防止が効くとかという話になると,ちょっと楽しいでしょうね。
私のそれは,前のオーナーさんが,CONTAX Y/Cマウントに改造されたものを譲り受けたのですものです。PENTAXさんは,これに絞りを組み込んだり技術屋のこだわりを見せていますが,それを例外にすれば,比較的容易なマウント改造(といっても私はやる自信など有りませんが)も絞り機構を持たないメカの利点と考える事も出来ます。
画像はいとも簡単にナベヅルと交雑して種間雑種を作ってしまうクロヅルです。三脚もステーも無い完全な手持ち撮影です。Common craneの名前通り,非常にツルらしいツルです。で,二世代目の通称ナベクロヅルも繁殖能は消えません。これだけ簡単に種間交雑が生じるのは,ちょっと不思議で,1)この現象の頻度が極めて低いか,或いは2)進化的スケールに比して遙かに最近生じている現象なのか,それとも3)数世代交雑後の適応度が減少するなどの理由がないとちょっと説明できない現象であるという認識に至るには,進化学的な知識を必要とするので,僅かな研究者を除き,あまり問題視されていません。
しかし,派手に発生した二重線ボケ,リング暈け,なかなか凄い。CONTAX AX使うと,勿論AFで行けるのですが,この日は,荷物が多く167MTでMFです。何とか目に合いました。ピントさえ合えば解像感はあって,色表現はRokkorらしいものです。
CONTAX 167MT, Rokkor 8/800(Y/Cマウント改造品)
CONTAX S2使用
夜になって少し涼しくなりました。チコと公陳丸と月見しました。 セルフでシャッターを切るも,三脚の雲台がボロいのと,ちょっと露光を失敗。しかしなんでマンフロカーボンの雲台って,この値段でこんなにぼろいの。 子供達が,三人次々に観察して,ろくに撮る時間もなく,お客さんが来て中断したので本日はこれで。もう少しましな画が撮れたら入れ替えます。でも,ウサギが棲んでいることだけは分かりますね。 コンシューマしか使ってこなかった私にはキスデジのノイズの少なさは立派だなぁと思ってしまいます。こんなもんなんでし...... more