鶏飯
2004年 12月 23日
奄美料理は,琉球の影響を受けながら独自の発展をしてきました。それらはとても楽しく美味しく,多様性も高いものがあります。その中で,山羊汁や墨汁などと違って,で万人受けするものと思われる料理に,この鶏飯があります。
この「みなとや」は元祖鶏飯のお店です。鶏飯は人気料理なので,島内に,お店は沢山あります。勿論,いわゆる東京などで一つ間違うと遭遇する「こんなもん食えるかぁ」と机をひっくり返したくなるような店レベルのお店はありません。どこも一定水準以上ですが,さすがに元祖,スープの味の深みが違います。また,お店は昔の島の旅籠の大広間のようになっていて,なかなかゆっくり時間が流れる感じがして非常によいのです。バスツアーでは拠点になっていますが,私が行くときは,運良く団体さんとはぶつかりません。
注文すると複雑な旨味のする鶏ガラベースのスープ(これは注文したグループで共有),お変わり自由のご飯,そして,具の皿が配膳されます。
具は割いた鶏肉と錦糸卵,椎茸,島のちょっと甘い漬け物,薬味(ネギ,柚ー本来は島ミカンか?,海苔)などです。で,好きなだけ具をご飯の上に載っけて,その上から特製スープをやっぱり好きなだけ掛けます。ご飯や具のバランスをお好みで,たっぷり配膳されたスープが無くなるまで何杯でもお代わりして,楽しめます。いわゆる伝統料理ではないと言えますし,極論すればぶっかけ飯なのですが,うまみ深いスープと具とご飯のハーモニーをを味わうと,なかなか繊細な食べ物という感じがします。
デザートにはお好みで,南西諸島方面お得意のドラゴンフルーツを。
あと,「みなとや」メニューにはありませんが,最近填っている奄美のスウィート,「舟焼き」をご紹介。上餅粉,はったい粉,黒糖などから出来ている言ってみれば「ロール団子」です。おそらく,作り方は大分の「へこ焼き」と類似のものかと思うのですが,こちらの方がもっちりしてます。保存用お菓子だと甘いのですが,これはその場で即,食べてしまうもののようです。甘みも香りも微妙なので,ゲットウで肉桂様の香りと黒蜜などでお好みの甘みを加えて。冷凍物をおみやげ用として奄美空港で売っているのを最近発見しました。チンして,暖かいうちに食べるとなかなかです。

