Stand by Me
2011年 06月 03日
実際、銃やナイフや主人公達のDQN兄貴達のの暴力性や郊外の自然の深さなどもアメリカならではですが,子供同士のなんとはない「事件」が劇中,流れて行きます。
小さきもの同士が傷ついた魂を庇い合うシーンはやっぱり泣けます。彼らよりもう少し大きかったけれど、少年期,なんとなくダブるシーンはあります。こっそり親に隠れて合宿みたいに集まって,何晩も酒盛りして,当時,子供心にしんどい話をしたり。あそこまでスペクタクルじゃないけどね。で,今でも家族同士つきあっていると言うと結構びっくりされます。
特に友人に恵まれたのが、もの凄く幸運だったのだと、今は分かりますが。まだ、誰も首をナイフで刺されて死んだりしていないのも幸運だ。
で,多分、自分の好きだった古い映画を自分の子供達に見せることが出来たのもやっぱりなんとなく幸運。皆、「父さん、結構面白かった」と言ってくれました。
でもこの映画を見るといつも少し悔しい。
あの沼ビルに近いのに西表島でも,こっちの秘密の池でも襲われたのだけれど写真撮ってなくて,ほらって伝えられない。
拘りの末っ子は,服の中に入り込んでくるのが本当と知ってどうやってパンツの中にまで入り込むのか悩んでいた。「え,お父さん、あれに襲われたことあるの?」ってびっくりしていた。「うん,パンツの中に入ってきたのはヤマビルの方だったけどね。」
西表島で、出会った淡水性のチスイビルは浅い数メートル幅の川を渡河して水から上がった途端に自分の脚一面にびっしり食いついているのを見て結構ショッカーだったし,ヌマビルは熱源を感じ取って沼に降り立った瞬間から四方八方から泳ぎ寄ってきた。
どちらも話だけ画が無いわけで、しょうがないので「うん,こんなん」とうねうねと泳ぐ真似をして見せる。水中ではヒラムシに近い動きをするそれは,真似しているところを見せてもかなり嫌なものに見せる自信があります。これとか,これとかの小物のヤマビルか,淡水性のものならシマイシビルの写真ぐらいしか見せられない。
この映画をかつて見た時と違っているのは,今では,Stand by Meを一方的に渇望できる身は遠く過ぎ去り、Stand by Youばかりを意識する身だということか。
追記ーお子さんと一緒に見るに良い映画という感じですが、R12指定だということも一応記しておきます。
ヒルは!ヒルだけは!一生会いたくないです!!
足にびっしりとか鳥肌。
そういえば、数年前、登山の帰りにバス停で「ミミズが靴下に入ってきた」と言っていた若い登山者には笑えた。
登山と言っても生き物とクロスしない動き方も普通になってる一方で,シカの増加で,今まで被害が出なかった観光コースでも、結構増えているかも。