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クローズアップレンズマクロその2

クローズアップレンズマクロその2_b0060239_15424524.jpgA1+クローズアップレンズによるマクロその2です。要は虫眼鏡接写なのですが,レンズの特性上,かなり倍率が高いです。あまり近づきすぎると,平面的なものには強いのですが,立体的なものについては当たり前ですが,使い方が難しいですね。正月っぽい?色彩のものを探しました。

クローズアップレンズマクロその2_b0060239_15421493.jpg近所の公園で見つけたもので,早いところ,フィールドで使ってみたいですね。ちなみに,常時紅葉したような紅葉の楓を植えるようになったのは,実際にはどうか知りませんが,私にはいかにも自然を楽しんだ経験の乏しい方の意匠に思えます。新緑のフラッシュ(芽吹き),そして紅葉に遷り変わる,その変化のすばらしさ,そういった四季の楽しみ方を理解して欲しいものです。
 似た話で,どこかの町長が,町内の著名な観光地で,「今はいつも紅葉したモミジがあるからアレを植えるとか参道も工夫しろ」というような話をしたがために,参道の商工関係者から,今ここで書いたような事を言われて「あんたバカか?」と反撃を食らった話を聞いているからです。基本的に南九州は常緑の林がほとんどなので,紅い葉っぱに憧れるのも分からないわけではないのです。ずっと赤い楓があっても悪くないし,園芸品種ならば「商品」なので,なおさら人それぞれの好みの世界だけれど,映画のセットじゃあるまいし,常時紅葉している楓をそこら中に植える感性には,ちょっとついていけません。

 で,もちろん,画像はもともと赤葉の「美しい」(?)楓の園芸品種が紅葉したものを撮りました。赤葉が紅葉するとどうなるのかちょっと興味がありました。詳しくは分からないですけど,千染、出猩猩とかいうイロハモミジの園芸品種ならば,春先が見頃という事になっております。要するに新緑のころ新しい葉っぱの紅が綺麗よってことですね。
 ガーデニングの価値観は,しばしば,動物愛護(愛玩)によって自然保護がボタンの掛け違いからぼろぼろにされるのと同じで,混乱をもたらします。都市公園や自分の庭でやるのは自由ですけど,日本の山林とか貴重な日本の自然の原風景とも言えるようなまともな生態系の領域まで拡大されてはちょっと困ります。この辺の線引きが狭い日本では難しいので,説明しようと思うといつも困るのです。
 一問一答型の答えはありませんが,なにがしかの美学を人それぞれ学ぶ機会が必要ではないのかなと何となく思います。

クローズアップレンズマクロその2_b0060239_11284876.jpg余計な事を書いたので,最後に口直しにカラスアゲハを撮り直した画像です。トラバは,論文で良くやるself citation。
Tracked from 自然な写真 at 2005-05-06 01:00
タイトル : 新緑
爽やかなもみじの若葉。 身延山・三門裏手より。2005年5月2日。 ... more
Commented by aperture at 2005-01-04 20:33
ガーデニングブームは去りませんね。舌を噛みそうな名前の植物をたくさん見かけます。日本の原風景はまず建築物から崩壊しているのですが、外来植物群がそれをさらに侵食している感じですね。
Commented by complex_cat at 2005-01-04 22:03
仰るとおりです。ガーデニングも野の花も両方とも愛でる事が出来る友人達が沢山おりますし,在来種以外無価値という妙な純血主義も時としてバランスを欠くのですが,生態屋の言い分として,それだけ,現状が末期状態だという事だと思います。妙な園芸植物の公園を作りその裏で好き勝手に殲滅している自分たちが名も知らぬ生き物達のことには考えが及ばないという状況ばかり。どこでも,生態学的知識も美学もなく,やりたい放題というのにはちょっと困ります。
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by complex_cat | 2005-01-03 16:04 | My Shot Life | Trackback(1) | Comments(2)

Necology(=猫+Ecology) and Nature Photo Essay, Camera classic, Martial arts & etc. 本サイトはhttp://complexcat.exblog.jp/です。画像はクリックすると大きくなります


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