Digital SLR & SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC
2011年 10月 10日

長々と使ってきた10倍ズームで,むちゃくちゃぶつけているが,問題なく今も現役。画質は,可もなく不可もなくというよりは,かなり良い。このモデルは,古く,手ブレ防止のプリズムが入っていないだけ,画質は丁寧に撮影することにより引き出しやすいのだと思う。

iPhoneの内蔵カメラで十分だと考える人もそんなに珍しくなくなって,あえて一眼を持ち歩く人は,ユーザー数はどうなのか分からないけれど,フィールドになると確かに激減している。

ときどき出会うのは,中高年の写真サークル集団の人達だけ。





ずっと,その小型軽量性と携帯電話並みのヘビーデューティーさ,防水でもないけれどどう使っても故障の少なさ,光線条件の悪い状況なら尚更コンデジとは比べられない画質の良さ,でキスデジを何代も使ってきて,最新のモデルも魅力的なのだけれど,それは私が,フィルム時代の一眼レフの経験の延長でそう感じているわけで,多分そういう風に考えるユーザーは今後開拓できる可能性はないだろう。

ミラーレスは歴史の趨勢だと思う。プロの現場でも安心出来る絶対信頼性とどこまでの画質を求めるかのバランスとの兼ね合いだけれど,どんなに高性能で,頑丈で,写りが良くても,流石に700gを 越えるデジ一眼は,フィールドで走りまわる私にとっては残念な存在でしか無いので,そのことには頷いてしまう。ただ,今のところ,ISO1600以上で使ってノイズレスというのは,どちらにしても大型CCDが使われることがないコンデジには存在しない。

ミラーレスのレンズ交換可能な一眼は,これから主流になってくるけれど,接眼Finderで自分の頭と腕とで固定できる安定性がないと超望遠はしんどいので,デジタルビューファインダーはオプションでも必須となる。

ミラーレスに限らず,コンデジも進化するし,実際持ち歩いたり,どんな場所にでもストレスなく持ち込める上に,画質はそれなりに良くなっている。

追記ーブコメを拝見して感じましたが,進化によりデジイチを帯火サス可能性のあったコンデジは,更に別のラインを走っていた携帯,スマホ内臓のカメラ機能に脅かされる状況にあるわけで,auなどで多くの機種で防滴型を出してきていることから見ても,その部分はかなり深刻なプレッシャーになっているのだということだと思います。
そこそこのカメラ機能を持つスマホと一緒に持ち歩けるデジカメとなると,絶対性能差を実感されている人には中級機でも意味がありそうですが,案外,一般市場向きの通常のコンデジは難しいだろうなということになりますね。むしろ,デジイチやより差別化できるカメラの方が,プレッシャーは少ないと感じます。