屋久島の海の足
2005年 01月 18日

いわゆる水中翼船にカテゴリーされますが,鹿児島<>種子島<>屋久島間を結ぶのは,トッピーという愛称で,ジェットホイルと呼ばれる乗り物です。これで時速80kmがあっさり出ますが,揺れも少なく運動性も高くリスクは少ない乗り物です。屋久島までは約4時間,これにより,船酔いに苦しみやすい人も,午前中に出てお昼には屋久島に無事,たどり着く事が出来ます。まぁ鹿児島から屋久島まで海の上に高速道路を引いたようなものです。ダイア通り運転すると制限速度は??となっている,ぶっとびの高速バスの運転には敵いませんけど。
ちなみに,これは屋久島宮之浦港,ちょっとプラントが立ち,いわゆる屋久島一の市街地が見えています。世界自然遺産をあまりに勝手に強力にイメージして,中も覗かず,この港を見て帰った方も居られるとか。はったりや演出を止めてそのまま見せよう野外ミュージーアムってところでしょう。大きな事業所として窯業があるのですが,そこから煙もくもく,燃えかすの灰もちらほらという最悪の時にいかれた方も居られましたね。人の島に来て,皆,勝手な事を言うと思います。屋久島のエネルギーを一手に引き受けている企業体です。変化してきていますし,いろいろ良い取り組みも始めているようです。
私も最初,安房川の河口,河岸の森林の中にすーっとトッピーが入ってくるような演出をというある人の意見を聞いて,かっちょい〜,そんならお客さん喜ぶだろうなぁと思ったものです。でもここのやり方では,人工のモノは,人工のエリアで受け入れていくのでしょう。なんとなく,その方が私は安心できます。
水中翼船は船体を水上に浮かべるため水の抵抗が少なくなるので,高速を出せるのは誰でも知ってます。私が少年期に乗ったタイプはいわゆる半没型と言われたタイプでしたが,ジェット・ホイル・タイプ(翼に推進エンジンがついたタイプ)が登場して,今ある水中翼船は全て全没型になりました。全没・半没については,両者の違いと安定性・運動性のブレーク・スルーを非常にシンプルに説明しているサイトの紹介により説明に変えさせて頂きます。コンピュータ制御で揺れも最少に押さえられています。湾内なら見事に揺れほとんど無し。湾内と馬鹿にしてはいけないです。普通の湾内のフェリーと比べると感動します。,よくトッピーは波に弱いと言われますが,外洋でも波高2mを超えなければ,船体の姿勢制御をこなして黙々と走るのは結構凄いと思います。
トッピーのウィークポイントは海水取り入れ口です。エンタープライズじゃなかった,トッピーのエンジンは,「GMアリソン社製501-KFガスタービンエンジン」勿論インパルス・ドライブだからワープしませんけど(誰かぱくっと,撒き餌です)。こいつが「3800馬力で、二基ついている。その動力を減速ギアによって、カワサキパワージェット推進機に伝えて、毎分180トンの水を噴射してすすむ」そうです(湯川薫 屋久島紀行)。

私はある事情によりトッピーのコックピットに乗る事が出来ました。写真等は狭いコックピット,運行の妨げになってはと我慢しましたが,二つのおもしろいモノを発見しました。一つは「FLIGHT LOG」,飛行日誌です。離陸して移動する水上飛行機(Air Cushion Vehicle)と同様の扱いなんですね。そう訊ねるとパイロットの一人はにこっと笑って頷きました。「航海日誌」ではないところが楽しいですね。もう一つは「天下のZeissのビノキュラ」。これでウォッチして,前方の障害物を避けているということで,まま有視界飛行をしている分けなのです。高速艇といえども,洋上レーダーみたいなドラえもんの道具みたいな便利なモノはないわけです。障害物の回避は,ジェットホイル(ジェットエンジン翼)の高い運動性と大抵の船長が持っている20年保証のZeiss様のビノキュラと,もちろん,一瞬たりとも気を抜かない,パイロット達の能力の賜という事です。えぇそうなの?って驚くか,初就航が1992年4月だから12年以上の長い運行期間中無事故というプロの仕事を賞賛するか,私は後者ですけど。高速船であるから,障害物の発見は普通の船に比べると遙かに大変だろうと思います。だって,最高速は時速45ノット。90キロ近いわけだから。鮫を吸い込むぐらい,ユネスコさん,許してね。たまにイルカ君も入っているという話ですけど,高速移動体としてはプロペラー剥き出しのモノより,まだ,ましなのではないかと勝手に思っているが間違ってますかね。分野が違うと感が働きませんね。一番良いのは帆船とシーカヤックでえっちらおっちら300km超を行く事だと誰でも分かります。出来る方は居られたら,心から尊敬します。
私のブログでは数少ない,海域の話なので,二つばかり海の幸を。



30年前、宮崎か鹿児島で、いやというほどさより釣ったことがあります。
堤防から、おもりをつけずに、桜エビで波間に流すと、いくらでもかかってきました。出張中の日曜日だったので、そばで釣っていた少年にあげましたが、取り込むときにエラのあいだから結構寄生虫が出てきてました。
うーーん遠い思い出だ。
トッピ―というカワイイ名前なのに凄いスピード出るんですね。
私、兵庫県の明石~淡路島を結ぶたこフェリー
http://www.taco-ferry.com/
なんかしか乗った事ないのでどのように飛ぶのか、
貧粗な脳みそでは想像も出来ません。。
速いんでしょうね、やっぱり…
そんなハイテク?船でも、最後は人の目で安全確認してるんですか。トッピ―、、屋久島の魅力が一つ増えてしまいました。

