食って眠れ
2012年 04月 18日
名人の取ったシカで,小さめに切って調理して出すと,あっという間に子供たちの胃袋に消える。
オスは角の落ちた頃〜夏場まで,メスは秋の繁殖期直前あたりが最も美味だと言われる。有害鳥獣捕獲で捕られた個体は,農作物依存の植生の結果なのか,基本的に年中栄養状態は良かったりする。
この料理の名前の意味は諸説流れて,コミックの「大使閣下の料理人」なども「ビフ」は「〜風」の意味でというような説に言及しているが,どうやら「ストロガノフ風牛肉料理」で良いみたい。たしかに,これを豚肉やシカ肉で作ったりしても,多分合わないのではと感じられるので,なんとなく納得。他に合うとしたらササミぐらいかな。
鹿児島ラーメンは,博多ラーメンや熊本ラーメン,久留米ラーメン,長崎ちゃんぽんのように決まったパターンがないと言われ,それは現在では一定の根拠を持つ。だた,実は,原型はそれなりにあって,薄塩味のあっさりしたものがそうであったとも言われている。
そのタイプのウマーな一品だった。この地域にはもう一軒,さらにそれを原型としたら,かなり忠実なものを出す店があるのだが,さすがにそこはかなり趣味性が高く,あっさり過ぎるほどの塩湯に麺が浸ったような味だったので,こっちの方が一般向きかも知れない。
ご当地ヒーロー,「薩摩剣士隼人」。うちの息子達はみんなファン。タイトルバックに流れる曲,そのその雰囲気は「仮面ライダー響鬼」をちょっと思い出す,いい感じ。殺陣も示現流の流れを追っていて,かなり様になっている。
なぜこれが出てくるかというと,2:47あたりから,鹿児島ラーメンについての解説が入るのでご参考までにということで。
長男が,部活で手に怪我をして,帰宅して勉強が上手くはかどらず,悩んでいたようだが,シカ肉を食わせたら,さっさと寝てしまったようだ。それでいいと思う。食って眠れる限り,我が一族は大丈夫のはず。
追記ーブコメタグが付いたので,追記しておくと「野菜と塩と焼豚から流れ出している風味しか感じない」ラーメンなので,熊本ラーメン系が好きな人からは最低の評価が来る。最近のニューウェーブ系ラーメンだと背脂の使い過ぎに留意して血取りを徹底的にやるので,「けだもの」系の臭いはどこの店でも薄れつつある。昔は「こだわり」のパフォーマンスで失敗した豚骨スープをぶちまける最悪の店があって,それなどまさに周辺は「ラーメンが獣臭い」テロみたいな状況だった。自分もこっちの地に降り立って店に入ったときに鶏ガラスープ系からみると異物に過ぎないものを前にして面食らった。美味しく感じる要素は,食べてみることだが,それとて絶対ではない。人が美味いと言っていたとしても,誰でも美味いと思うことはないだろうというのが私にとってのとんこつ系のラーメンのあるべき位置だというのは,今でも変わらない。人の好みは多様なのに,とんこつ系ラーメンが割と全国に広まった事自体は,むしろ不思議に思ったりしている。むしろ,「へー,あれが美味しいと思ってくれるんだ,私もうまいと思う側なので,それは助かる。」てな感じで,客人を連れて行く状況が常だ。
そういえば,スガキヤのラーメンは,何系と言えるのだろう。あれも獣臭い系なのかどうなのか。
後見回してみて,とんこつ系ラーメンが豚小屋の臭いと書いている人は,豚小屋を全く知らないか,ぎゃくにかなり管理された豚小屋を知っているのかも知れない。通常は糞便系の臭いが充満している状況で,アンモニア系だけというのは,相当管理しないと難しい。
中学の美術の時間に、花の絵を描いてくる宿題があって(何かの下絵として)
レンゲの絵を持っていったら先生がとても喜んだことを思い出しました。
実は花の図鑑から可愛い花だと思って選んだだけでしたが、
その先生にとっては原風景だったのかしら。
それもイメージとしての景色だったのかもしれませんね。
6月末に、南に向かいます。
これだけラーメン、ラーメン「おいしい、美味しい」と言われたら(笑)鹿児島ラーメンが食べてみたくなってきました。(^~^)
タイトルの「たもっど」ってどういう意味ですか?
「たもっど」は「食べようよ!」ですね。