Ant lion

Ant lion_b0060239_1783428.jpgこれぞ元祖アントラー。餌も滅多に食べず,水もない空間で,じっと,そしてゆっくり成長していきます。凄い。しかし,昆虫の毛って,なかなかエモーショナル。こいつらは,砂を蜘蛛の巣のように感覚器官の延長として使っているので,砂からの振動からいろいろな情報を拾うためのアンテナの役目もあるのでしょう。昆虫や節足動物って,随分メカニカルに見えます。
 小学校の頃,父に顕微鏡を買って貰って,ハエの足を見たときの衝撃はいかばかりか。剛毛が密生するその画像に,怖いもの見たさでついつい見入ってしまいました。思えば,あそこで私の人生は決定していたのかも。
 MINOLTA A1, GT 2.8-35/7.2-50.8 GT + Raynox Super Macro Conversion Lens (DCR-250)

学生時代に勝手にやったアンケート。生物系の男子学生に,子供の頃,親から顕微鏡買って貰った事のある人? 「はーい」と何人かが挙手。じゃぁ,それで自分の分身を見た事ある人? 「はーい」と同じ数ぐらい。今もこのような状況なら,生物系学徒の未来は暗くないと思います。分かりますか? 文部科学省。これは,「好奇心が暴走する困った理系人間」の性の話をしているのではありませんぞ。そのあたり苦言を書けば,軽く数ページが飛ぶのでこのくらいにしておきます。理科教育方法を指導するなら,自分のものぐらいは自分で見ておく程度の経験はしておいて頂いた方がよいかと思っています。勿論女性には無理なので,その件については,このアーティクル,ご考慮下さい。
 蛇足の蛇足ですが,最近のおもちゃの昆虫メカロボット(ie. ムシキング)はちゃんと6本の足がリアルに動くので驚きました。自分の小さいときのプラモなど,真ん中の一対はダミーで動きませんでしたから。アニマメカトロニクスの恩恵は,こんな処にも?
Commented by dojou7 at 2005-01-24 19:01
元祖アントラーに反応。小学生の頃お寺や神社の縁の下でよく捕まえてました。唾液を垂らすと蟻かと思ってもぞもぞ出てくる。すり鉢の大きさで体長が変わることも自然に学びました。このレイノックス使えますね。
でも砂の形状と明るさから推測すると、別の容器に移して撮ったのでしょうか?
Commented by dojou7 at 2005-01-24 19:10
レーベン・フックの顕微鏡観察ののみやハエの絵を見たとき、自分で見た顕微鏡下の驚きとは別の感動がありました。complex_catさんの周りに顕微鏡写真を撮る方がいれば、また別の人生があったかも知れませんね。いまからでも遅くはないが。
Commented by complex_cat at 2005-01-24 21:49
何でもばれてしまいますね(笑)。新規アーティクル,すかさずコメント痛み入ります。砂は,現在飼育中のものです。この種類,このくらいの砂でも巣を作るようですが,オリジナルの巣のものとかなり性状が違います。それと,お気づきのように室内,蛍光灯下に持ち込んでストロボ一発で撮りました。dojou7さんの観察力にはこちらこそ脱帽です。
 顕微鏡を買って貰って,ほどなく父がSP用の顕微鏡アダプターを買ってくれて,それで何枚かは撮った覚えがあります。それ以降は,研究室時代,私以外は,光顕,電顕やっておられて,恥ずかしながら組織の論文も一本だけ書いた覚えがあります。確か現像液の調合なんかもやったような。根が生態屋なので,分野の関係の人には面白いと言って貰えましたが,顕微鏡写真どころか暗室技術については全くなにも身に付きませんで,全て忘れました。
それとoratieさん,アントラー来てますよ。あいつ強かったすよね。かなり好きかな。
Commented by oratie at 2005-01-24 22:03
おおっ!アントラーッ!!
私はずっとクワガタの怪獣だと思ってたんですよ。
私も好きですねぇ。

鹿島アントラーズも名前だけで好きでしたね。アルシンドがいた頃ですけど。

今の学生に「自分の分身見たことある人?」と聞くと、
「ありまーす。でも何も見えませんでしたぁ」
とか
「ありまーす。でもあんまり動いてませんでしたぁ」
とか返ってきそうですねぇ。(ちとブラックですな)

恐るべし、環境ホルモン焼き

Commented by complex_cat at 2005-01-24 23:24
 う〜む,ブラックな笑い事どころでなく,そっちの心配をこれからの時代せねばならぬのでしょうか。どんなに個体数が多かろうが,どんなに長生きしようが,もの凄いものを造ろうが,次世代の子の数が0(ゼロ)の生物は,生態学的な適応度の総計は0と計算されます。逆に言えば,寿命が素粒子並みの小数点数桁のセカンド単位であっても,次世代をちゃんと残す事が出来れば,ちゃんと適応度があるわけで。まぁ適応度が下がりきる前に,人類は他の事で絶滅してしまいそうな種ですけど。私自身,自分の子供の世代ぐらいまでしか意識は及びませんね。「子供達の子供達の子供達へ」って有名なプログレバンドのアルバムがあったけど,今の年齢で孫のためを考えるなると,もうかなり偽善っぽい。だから環境問題など先の事を考えるのは難しいとも言えるし,絶望せずにやっていけるとも言えますね。
Commented by kyoko_fiddler at 2005-01-24 23:38
ぞぞげたったー(@.@)上のあんとらー写真。
わたしも、顕微鏡は父が買ってくれてましたけど…ほっぺたの内側しか見たことないです 爆!
Commented by complex_cat at 2005-01-24 23:48
はい,これでも気を遣っておりまして,猫写真のブログという美しい誤解をされている方がクリックしたとたんに目に入らないように,トップに来ないようにしておりますって。前のハジラミの時はまだ読みに来られる方少なかったのですが(今が多いみたいに言う),ようやくcomplex_catはその過激な正体を現したのであった。そう,このブログは坊主めくりみたいなものなんです(おいおい)。訪問者数,減るかなぁ。ちょっと実験(実は不安)。 視聴率を気にするTV関係者の気持ちが少し分かったような。
Commented by complex_cat at 2005-01-24 23:55
それに,ほら,dojou7さんに看破されちゃいましたが,海砂で飼われているアントラー君,そこはかとなく星砂が写っていてロマンティック〜なサブリミナル効果(ここで笑ってください)。
Commented by benebello55 at 2005-02-14 21:04
あ、また素敵な"蟻地獄ログ"発見してしまいました。今更のレス付けですみません。 このアリジゴク君、幼少の頃飼育して立派なウスバカゲロウまで育て上げた経験があります。観察していて驚いたのは、ただアリが落ちてくるのを黙って待ってるだけでなく、巣の付近にアリの気配を感じると、一生懸命砂を撒いてスリ鉢の上部の砂を落とすんですよね。でそこへ一歩でも足を踏み入れると...ズルズルっと地獄へ落ちていくわけですね。
Commented by complex_cat at 2005-02-14 22:06
有り難うございます。過去ログへのレスも歓迎です。砂かけばばぁやりますね。体にある感覚毛で相手の発する振動などを検知して獲物の大きさや位置などのイメージを捉えているようです。相手が自分を掘り出すような天敵の場合もありますから。こいつはいわゆるウスバカゲロウでは無さそうですが,このタイプは巣の場所などが潜在的競争関係により種によってシフトしておりますが,生態は基本的に良く似ているようです。
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by complex_cat | 2005-01-24 17:11 | Wonderful Life | Trackback | Comments(10)

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