
ゆえあって宮崎へ。恩師にヘルプを求めるためだが,いや,こっちの雰囲気はゆったりしていて,好きだ。
この県の発明品とされるチキン南蛮。元祖的ランキング上位に来るような店に寄るような余裕は無いので,その辺の店に飛び込むけど,まあ,シンポジウムまで開かれたりする県の看板商品ともいえるメニューなので,何処の店でもおしなべて美味い。この県は物価が安いことでも有名だが,著名かつ大衆路線のお店に入ると,ボリュームで女性は苦労するのだが,そこそこのボリューム,というか,これでもかなり量があるが,これに何故かエビフライが盛り合わせになりついでにうどんが付いて790円也。

ついでになぜか鯖の棒寿司も着いてきた(いや,私が注文したんだけれど)。4カン190円,この辺の食材が得意な状況は,地鶏などと同じで,割と南九州全域で共通している。

帰宅すると,チコがめずらしく車に乗り込んできてチェックをしていた。最近,時分の皿に刺身や新鮮な焼き物が出てこないので,父ちゃん狩猟の腕が落ちたんか,何かもって帰ってきていないのかというような顔をしているわけではないと思うが。
海で雄々しく戦って,クエやマダイやシビやカツオやハマチを,爪でピッと引っ掛けて獲ってきているわけではないので,それもなんとなくインチキをしているようで後ろめたい。
旨いもの食って帰ったときには,少しだけ後ろめたくなるけど,玉ねぎ使ってあるし,どっちにしても猫にチキン南蛮は食えないなとチコに変な言い訳を考えたりしている。