ついでにその辺の食い物を貼る。
ユスラウメ Prunus tomentosaが豊作。人に味見させる分だが,全体でジャム,一瓶分は作れる程度は採れた。これは友人への味見用。
全部で1kgほど収穫。
で,4割ほどの砂糖を加え,水120cc程度を加えて煮る。あまり酸味はないとされるが,レモンは要らない感じ。
できた。種を濾しとって瓶詰め。色も鮮やか。種子の周辺の部分はエグ味が強いので,あまりしつこく種をしごいて種を外そうとすると,かなりエグくなる。株を増やそうかな。低木のままなので,収穫も楽だし。
追記ー完成品のジャムは,心配したエグミを殆ど感じなかった。落ち着いた味で,とても美味しい。人に食べさせたら,何のジャムか,多分想像がつかない,ラズベリーとも,チェリーとも違う,どれにも似ていないユニークな旨いジャムになった。
次男にとって,かなり落ち込む事件があったので,日曜日,彼だけ連れて竹林の中の美術館に。久しぶりに彼と二人だけで話せて,伝えたい事は伝わったんで,まあ,戻ってきたら元通りの笑いが彼に戻っていた。だいじょうぶかどうかは分からないけど,やれることをやるしかない。それで,なんとかなるかどうかとかあんまり考えない。
ここは毎年,退官されたY先生を筆頭にマクロ生物系の専門家だけで子供たちを集めて観察会をやったりしている。長男参加時,私もご一緒させてもらったが,かなり贅沢な話が聞ける。Y先生はこちらを離れてしまったが,あのJ・メイナード・スミスが,わざわざ立ち寄る程の人だった。Wikipediaを調べて思ったが,割とその直後に亡くなられている。
この廃屋に近い建物は,美術館の敷地内に立っているのだが,ここが登山道の起点として機能していたときの宿泊所として使われていたもののよう。かつてはここから登る先の山は秘境だったという。
で,まあ,ここの美術館のケーキセットを出したかった前振り。シフォンではなくスポンジケーキだが,ここのケーキを食べていて,久しぶりにワイフにシフォンを焼いてもらいたくなった。ユスラウメのジャムをかけて食べてみるのもいいかも。小さいころの子供たちが,全員ご飯好きで甘いモノを殆ど食べず,モチベーションが下がったところからワイフはあまり得意のケーキを焼かなくなって久しい。
どさくさにまぎれて「お前たちが言えば作ってくれるかも。お母さんに,シフォン食いたいって言ってみてくれ。」と越後屋的相談をする。
ともあれ,山桜桃のジャムの方は出来た。