My white wings (猫の毛色の遺伝型)
2005年 01月 30日
二つ前のアーティクルで,multiple paternityの話をしたとき,体毛の色からの親の系統判別が気になり出しました。純血種を扱われる方では,体毛色は完全に解明された世界の中にあるようなので,ちょっと調べてみました。
まず,体毛の遺伝子型の説明のサイト。
次に,現在の体毛から遺伝子型を解読するサイト。
それと体毛色の解説が詳しかったソマリ品種のサイト。
最初にご紹介したサイトで公陳丸の遺伝子型診断をすると
1)w/w
2)s/s
3)C/-
4)D/-
5)A/-
6)T/-
7)X/Y
8)L/-
になりました。
性決定遺伝子が最後になっていないのが気になりますけれど,オリジナル出力のままに分かりやすいように番号を振りました。順番は遺伝子座の番号とは無関係です。
遺伝子型の記号がサイトによって若干違うので,読み解くと,
1)白色は優性遺伝子。公陳丸の両親とも「有色遺伝子」の持ち主,彼は劣勢のホモです。
2)シルバー因子(色素抑制遺伝子)は優性なので,公陳丸は劣勢ホモ。
3)C/-は記号が違いすぎて類推でも読み解けませんでした。茶系(レッド因子)かなとも思ったのですが,私の黒色の発現因子の理解が不十分なので,宿題にします。
4)淡色にする遺伝子型はやはり劣勢ホモなので,彼の両親の片一方が持っていたかあるいはどちらも持っていません。
5)ソリッド(ノンアグチ遺伝子;単色)遺伝子は劣勢なのでホモでないと発現しません。両親のどちらかが単色で会った可能性もあります。
6)クラシック・タビーは劣勢ホモなので,これも親のどちらかもしくは両方がマッカレル・タビーであったと思われます。
7)公陳丸は勿論雄なので。
8)「短毛」遺伝子はホモかも知れませんが,少なくともI/Iではないということで,両親とも短毛。
純血種と対照する場合の表記では雑種は‘household’と言うみたいですね。獣医さんのカルテにはハーフとか書いてあるのがあって笑いました。雑種猫以外一緒に暮らしてきた経験がありませんが,純血種と関わるとまた,違った世界もあるようです。でも,画像のように,彼の背中に浮き出る天使のマークを説明してくれるサイトは,未だ見つけられません。体毛の根本と先端で色が違う事についての解説もあるようです。時間がないので今日はここまで,もう少し勉強。
もうすぐバレンタインデーですね。 片思いの方、思いが叶いますように。 両思いの方々、愛が続きますように。 ←コタのハート・1(背中) ←コタのハート・2(右側) ちなみに下の写真は、長崎・グラバー園のハートの石。 敷地内の敷石の中にあって、見つけて触ると恋が成就するらしいです。 グラバー園の中に、2つ(3つとの噂も)あるらしいんですが、 私は1つしか見つけられませんでした。 ... more
公陳丸のちょっと変わった毛並みについて,前回のアーティクル“My white wings (猫の毛色の遺伝型)”では,私の知識不足から遺伝子型を明確に出来ませんでした。 Contax Tvs, Vario-Sonnar 3.5-6.5/28-56 彼の毛並みは,アメリカンショートヘアの黒色個体のような感じで,しかも体毛の先端部分が黒いだけで,殆どがホワイトというかクリーム色っぽいのです。 ところが,或る映画を教えて頂いて,それに出てくるブラック・シルバー・タビーの遺伝系が私が前に見たソマ...... more
すごいねぇーっ、公陳丸くんの“翼”っ!
逆毛の方向から見るとよくわかりますよね。
うちのクロシマのチビの毛の根元はこれほどまで白くはありません。グレーといったほうが正確かも。
ずっと前にいた公園ニャンに、公陳丸くんのように毛の根元が白いコがいたのを思い出しました。毛の色も黒ではなくこげ茶だったように記憶しています。
また同じく公園ニャンでしたが、避妊手術の後や抗生物質を飲ませたクロが、その後、首の後ろや背中など一部分(コインぐらい)に真っ白な毛になっていたこともありましたよ。ホルモン・バランスが変化したためということでしたけれどねっ≦⌒ω⌒≧З
数年前から、背中に羽の絵が描いてあるTシャツが売ってますが、それを思い浮かべました。
遺伝に関して・・・そういうページもあるんですね。
難しそうに見えますが、時間あるときにゆっくり調べてみようっと。