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嵐に呼ばれる男

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台風10、11号が通過する中で、なぜか屋久島。大川の滝の瀑布も水量が全然違った。
 割と「崖っぷち晴れ男」なので、晴天に恵まれない状態でも、雨具は着なくても済む場合が多い。
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ただ、今回は、さすがに雨の中振り回していたら、デジイチが少し不調になった。今は復調したのだけれど。
 しかし、わずか数日で二度も台風を喰らわなくても良いと思うのだが、太平洋上で熱低だと思っていた物があっという間に成長して西に流れてくる。
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まだ、交通インフラに余裕がある離島だから何とかなっている。吐噶喇がフィールドの時にこれだと軽く一週間は帰って来られなくなる。
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就航している高速船Boeing 929(OEMでKAWASAKI社製)は、コンピュータによる姿勢制御が効くので、基本同じ航路を使うフェリーよりも、より波高があっても走破できるが、5mを超えると無理が効かなくなる。その最初の船は既に進水して20年になる。ナセル的な形状のドライブ装置はボーイング社だがよく出来ている。台風などによる高波が来ない限り、普段は殆ど揺れない。
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林を歩けば、台風による落下物がかなり落ちていた。リンゴツバキ(ヤクシマツバキ)もでっかい実がドカンと。細かく見たらツバキシギゾウムシの産卵孔らしきものがある感じ。割ってみないと分からない。
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台風などで落下した大量の木々の葉っぱは、シカの採餌強度で枯渇した林床にあって既にシカ群が落ち葉食いステージに移行している地域では、一刻それなりにシカの餌になると思われる。



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二つ目の台風が旧接近する中、というわけで、嵐の中に呼ばれるような設宴係。
 某大院生の方とかいつもの現地調査中の研究者による詣場所状態のTさん宅で、設宴の役を仰せつかる。4人程度だと思っていたら、Tさんの息子さんの摺師の奥さんが、彼女の特集番組を作るために撮影クルーと渡ってきて合流とか初めて合う水質化学屋の学生さんとか、総勢8人。時間もなかったので全て囲炉裏と竈で適当に作った。いつものフィールドでの食事だ。
 「あのな、c_C。カレーの箱に何人前とか書いてあるだろ? あれ、計算は全て1/3して読むように。」という胃袋の化物のような先輩たちに鍛えられたお陰と3人の男の子を授かったことにより、短時間でお腹いっぱいになる量を作ることだけは得意になった。人数が多いと、品数を何も考えずに増やせられるので、リスクヘッジも簡単だ。2,3品で全員が満足できる食当しろという問題設定のほうが難しい。
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オーブンが使えなかったので、ベーグル茹でてから、各自、囲炉裏で網焼きしてもらうことにした。焼肉?感覚で好評。
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忙しかったので、写真撮りそこねたのが多い。胸肉の生ハム風とかハーブソルトのレバーペーストとか、レンズ豆と煮カボチャのサラダとか、酒宴になるのでともかく小技を効かせて品目作った。いつもの、その辺のもので一宿を一飯で返す技。
 子供たちに料理を教えるようになってから、手の空いた人から、人の手を使うのも考えるようになった。「美味しいけど、なんで、こんな不思議な料理作れるんですか?」「とりあえず、この星に降ろされて家族でキャンプして生きて行くというところでこうなった。」と適当に説明。
 本来の目的はちょっと違ったのだけれど、私の「猫料理」的お品書きを読んで、食べたいと言ってくれた人達が集まり、まあ作り手としては、美味しいと言ってもらえるだけでとりあえず幸せ。
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後で、小腹が減る人用でカレーも多めに。Tさん夫婦がヘルシー志向なので、肉を使わない。大豆のアミノ酸だけで味を扁平にしないために、出汁だけは放り込み煮玉子と一緒に口に入れてもらう。カレー粉もシャーウッドのそれだけは家から持って行った。
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 作ろうと思っていて忘れたのがいくつか後から思い出した。また次の機会。
 トドメで、いつものチョコレートマッドケーキだけは作る。今回これを事前に口にしていた人は居なかったので、好評にてまくを閉じた。たまに口にする方が、破壊力があるのとひとり分が冬山のテントの中で作るチーズケーキと同様、ちょっと食い足りないぐらいの量になるのが正解。うちの子供達は、自分たちで焼いて、3等分してワシワシ食べてしまうが。
 鋳物製のフライパンで焼くときの囲炉裏の火加減やその他は、学生さん達が手伝ってくれたので、随分楽ができた。
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宴会が終わって、酔いつぶれて布団から覗いているいる私の足を、ちょんちょんぱふぱふ触る奴が居たので、ストロボを闇に向けて焚いたら、こんなのが足元で遊んでいた。
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ちょっとピントが甘かったが、とりあえず、猫で締めくくり。
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by complex_cat | 2012-08-04 21:27 | Nature Islands | Trackback | Comments(0)

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