SONY α NEX-6 #1

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サブのミラーレス機がが届いた。α系はフィルム時代から使っていて,普及レンズばかりだがレンズ資産はあって,それなりに取れるのでα700を使ってきた。
 フィールドで振り回すので,キスデジぐらいの大きさと重さがいいのだが,α700は普及機ではないので,当時にあっても夜間撮影などスポットライトの先の動物にフォーカスが合わせやすく,防滴性能もまずまずだったので使ってきた。α700については,いくつか気になる点があったがとても気に入っているカメラ。例えば,中心部のクロスセンサーの位置とか。また,AFは当時同世代のNIKON,Canonと比べると分が悪かったが,飛翔中のカツオドリに暗い400mmでフォーカスが行く程度には使えた。ただ,AFの追従性能は今一だったので,最初の数ショットだけで,それで必中を狙うという使い方。
 ただ,フィルムカメラ使っていたときの感覚では,野生動物の場合,初撃がダメな場合,余程の高速モードラ出ない限り,連射してもあんまりろくなことはなかったりという感じなので,それで構わなかった。



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L型ライカレンズをデジカメで使いたくなったのと,EOS MのAFが思いの外ひどかったので,それで,旧ミノルタアルファ系のレンズ資産を活かす意味もある。NEXはそれなりにレンズ遊び用カメラとしても需要がある。
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起動時間は,スイッチを入れて1・2・3ぐらい数えるとフォーカスと共にシャッターが切れる。いまどきのデジイチは,即起動があたりまえだが,SONYは動画機能をベースに,接眼ファインダー内の像を有機液晶で見せる仕様になっているので,スイッチを入れて即フレームに捉えて,その瞬間にシャッターを切れる機種が上級機でもなくなりつつある。即時起動にこだわらないのは,私の師匠が言った「ビデオ屋の感覚」という台詞を思い出すのだが,即時起動はフィールドワーク携帯時のカメラでは,数少ないチャンスを確実に捉えるためには,基本必須なので,起動タイムラグが大きめのものは,以下にほかが高性能でもあまりありがたくない仕様だ。
 他に,チームでフィールドを移動するときに,この数秒またないとシャッターが押せないというのが,全体の工程を遅らせるし,下手すると先頭グループから離れることで,チーム全体のペースを狂わせる。最悪の場合,そのタイムラグが積み重なって全体が遅れて危機に陥ったり,撮影のためにチームから置いてきぼりになったりはぐれたりというリスクが増大する。GPSで速度を測っていると時速7〜10kmぐらい出ていることもある。シカの山岳での移動速度が14km程だから,割と早い。そのペースで動いて仕事をしているところが,付加的な撮影のためにペースが遅れるのは,間違い無く顰蹙者になる。データ取りやその日の工程を何とかこなすのが精一杯の状況の中では,撮影がメインでそちらに時間をとることができるトレッキングとはまた別。起動時間が長くメモ撮りレベルの撮影にすら,もたつくような機材は,どうしても使っていてストレスになる。
 理想は「撮影行為がメインのフィールドワークやデータサンプリングに全く影響を与えないよう,最少のロスタイムで使えるカメラ」ということで,小型軽量ですぐに取り出せる場所に携帯できて,防滴処理がなされていて,そして即起動できるというもの。

 ちなみに,ずっとスイッチを入れっぱなしというのは,フィールドワークが未明から夕暮れまで何日間も続くという状況を思うと,無駄に予備電池をたくさん持っていかなければいけなくなるし,スイッチオンのままで,動くということはまあ余りやらない。スリープがかかり,再起動でロスタイムがかかれば意味が無いという,ここまでの特殊事情がある。
 経験的に思うのだが,すぐに起動できるカメラほど,いつも電源を入れておく必要がないから,より電池を消費せずに使えるカメラということみたい。

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てな具合に,フィールドで使うカメラに付いては,そんなガチガチの考え方でずっと来たのだが,DSC-TX10を使い出して,少し考え方が変わったことも確か。現在はTX-20になって,起動タイムラグはましになっているが,起動して数を7つまで数えないとシャッターは切れない。シャッターチャンスを軽く5回ぐらいは捨てさせるカメラに何度かキレそうになったが,起動が遅いカメラを使うと,それなりに,予測して先にスイッチを入れるとか,そういった使い方になる。

 多分,私の場合,上述の条件で言えば,OM-Dあたりが理想なのだが,高性能レンズ群であることは異論がないが,あの高価なレンズ群を位置から揃えるコストや,余禄のクラシック・レンズ遊びについては,最低でもAPSサイズフォーマットで遊びたいという事から,あの魅力あるフォーサーズ機は,諦めるしか無いなと思ったりしていた。
 NEX-6の華奢な電池ボックスの蓋周りなど見ると,たしかに少々不安ではあるのだが,それでも,デジタルズームは,上の花の絵を見ても,このクラスになるとそこそこ使えるわけで,210☓1.5mm(デジタルズームで420☓1.5mm)クラスの望遠が使えてこの大きさはやはり魅力的。
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しかし起動してしまえば,なかなか快適に撮影ができるカメラではある。
 特に撮像センサーに位相差AFセンサーを組み込んだ「ファストハイブリッドAF」は,ミラーレス機としてはぎ及第点と言えるレベル。まだなんとなく技術が進めば,もう少しスパッとフォーカスが合うように出来るのではという余地は感じるけれど。
 ちなみに,動画記録用で2台手に入れた,DSC-HX30Vの起動は確実にNEX-6より早い。有機液晶ファインダーなど持たないからとはいえるが,いまどき普及型コンデジの起動も,早くなっている。
 今時のユーザーは,携帯デジやスマホデジのルーズな使い勝手に適応してきているので,銀塩を使ってきた気の短いおっさんたちとは全く違うなと感じる一方で,結果的に,猫が,子どもが今面白い行動をやっている,この今の姿を取りたいと思ったときの為の,起動の短さについてのユーザー側からの,要請はそこそこ高いのだと思ってはいる。
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高感度性能は,ISO1600までなら,十分常用範囲という感じ。α系はもともとNIKONやCANONよりもノイズの消し方とディテールの残し方について,今一という感じで,手元のα700は照度が低い場合,ISO800以上で使うのは,ある意味限界があったが,裏面照射型画素子になって,さすがに,かなりマシになってきている。
 この画像はISO AUTOにしていたら3200まで上がっていたのだが,1600以上が緊急用でしか無かった過去のモデルよりは,かなり進んだ印象。
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全体は,メーカーイメージに相応しいと言って良いレベルなのかわからないけれど,レンジファインダー機のノスタルジックなデザインからは遠い方向になっている。寧ろ,Fujifilmの同等品など,これとは全く違うレンジファインダー機を意識したものなののだが,それでも,ファインダーを左にオフセットしてスクウェアな形は,SONYが旧ミノルタから受け継いだデジタル一眼システムであるαの,そのご先祖のフィルム時代のLEICA MマウントレンジファインダーカメラのCLEを思い出したりして,ちょっと並べてみた。
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NEX-6が16-50mmの沈胴式ズーム付きで475g, MINOLTA CLEがちっぽけなZEISSコピーのJUPITER-12 35mm F2.8を着けて550g。コンパクトさと軽さで上回る。 ちなみにDSC-HX30Vが250g,DSC-TX10が145g,今使っているスマホが 135g。ミラーレスでない,デジイチが相当軽くなっているけれど,ボリュームと重さでは,やはりミラーレスは軽くて小さい。
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フィールドワーカーにとって,"Big camera is big shit!"だから,ようやく及第点を与えられるスケールのレンズ交換型デジカメがそこかしこのメーカーが出している状況になってきている。フォーサーズも,APSやフルサイズに引けを取らない大きなカメラというわけのわからない路線が消えて,OM-Dなど本来の特性を活かして名機が出て,少し楽しくなってきたところだと感じる。
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私の寝ている毛布の中(ユッチ)と外(チコ)。大の仲悪しだが,呉越同舟,船室は別みたいな。
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by complex_cat | 2013-01-07 13:48 | My Tool | Trackback | Comments(0)

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