
森と行っても人工スギ林なので,まぁスギ畑の中で,植林前の谷間に存在したと思われる自然林の忘れ形見としてクワズイモが僅かに残っていました。植林前は,私のあまり当てにならない植物生態学的知識によれば,ここは,オオイワヒトデータブ群落であったかと思うのですが,クワズイモは奄美などの島や九州本土南西部でも,比較的肥沃な湿った凹地などによく見かけます。

サトイモ科であってもえぐみが強く食べられない事になってます。しかし,物の本によると世界的に見れば食べられる種も,食べる地域もあるとの事。巨大な根茎は勿論デンプンをため込んでいますが,これが崖などの崩落によってバラバラになってもそこから発根して芽を出すタフネスぶりを発揮するようです。

根茎の中身が露出してもカビなどにやられないのは驚異的ですが,サトイモ科に独特のえぐい粘液などには,ひょっとしてDNA分解酵素でも入っているかも知れません。何れにしろ,観葉植物などに広く出回っているとおり,結構フォトジェニックです。