犬歯(リュウキュウイノシシ)
2005年 02月 12日


また,犬歯自体が無根歯であって,人間などの有根歯とちがって,ネズミの門歯のようにある程度は伸びるものと思われます。
というわけで以前,コメントで書きましたが,ネズミ目のほとんども,咀嚼のためにかなり複雑に顎が動くので,伸び続ける門歯自体は,上顎下顎のそれをすりあわせる事で(下顎骨の前後にスライドさせる動きが基本),自分自身をメンテナンスできます。堅いものを食べて磨り減らさないと伸び続けて最後はものが食べられなくなって死んでしまうという話は,皮膚全体を金粉で塗ったら皮膚呼吸が出来なくなって死んでしまうと云う話と同じように,まともな観察もせずにでっち上げたか,顎関節に機能障害を持つ個体の門歯が伸び続けて見かけそういった現象が起きるのを勝手に勘違いして作ったお話です。いたいけな少年達に無責任なウソを刷り込んで,一方で動物学者面して金儲けした事実を思うと,心中ちょっと許せぬ部分があります。多分本人は,今でもそう思っているのでは。
イエネコは下顎骨を左右に動かせないと何かで読んだ事がありますが,餌を丸飲みに近い状況で摂取する肉食獣は何となくそういった機能制限があっても大丈夫そうで,逆に顎の強さに特化できるのかも知れませんけど,本当かなぁとちょっと思います。実際,公陳丸が1歳未満であった頃。私が蹴りの練習をしていて,蹴ろうとした足に飛びついて,私の指先と彼の下顎骨の犬歯が正面衝突した事があります。とっさに引いたのですが,それなりにかなりの衝撃がありました。その後,公陳丸がどうなったかって,ちょっと怒られると思って隠れましたが,呼んだら何にもなかったように抱っこされ,ご飯をねだりました。しかも彼の顎には全く何のダメージもありませんでした。つまり突進のエネルギーを全て下顎骨の犬歯の先端に持っていっても,びくともしないという事です。この驚くべき強度はハンティングに生かされて,この犬歯に運動エネルギーの全てを込めた「突き」は,「剣先」が打ち込まれた獲物の頸骨などをあっさり剪断,粉砕するということです。後頭部から頸椎を狙うのは彼らの標準的な作法です。
まあ,ライオンなどは鼻と口を塞いで窒息死させるという殺しの技を使います。やっぱり殺すという事に関しては,専門家なんだなぁとスッパリいかれて,血を流している親指を見てそう思いました。だから獲物を持って帰ってきたネコちゃんに対しては,ピアニストがピアノを弾いて怒られる人がいないのと同様,当たり前の事をしているだけなんだと思って接してあげてください。
結局まともにA1でピンを合わせられませんでしたが,撮影に際してSUNPAKのリングストロボautoDX12Rを使っています。各社のカメラでTTL調光を可能にするDXシューを使っていますが(何故か135カメラ用はニコン以外は全部あります),メーカーの方も,既にあまりやる気がないシステムのようで,最新のミノルタのTTL調光には対応しておらず(なぜかαSweetIIには使える),MINOLTA A1ではマニュアルストロボになってしまいます。マニュアルで最少光量で発光させてもとても絞りが追いつきません。NDを使うかストロボの前にデヒューズを置くかが常套なのでしょうけど,手元にあるものを足しても間に合いません。
ここでプログレッシブタイプのCCDを持ち,全速ストロボシンクロが可能なA1だけに可能な技があります。シャッター速度は1/16,000secまで使えるので,本機のシャッター速度はストロボ発光中でも露光制御に寄与します。絞りはF11と回折も出るし,まぁかなりぎりぎりですが,この普通は何に使うのと云うようなレベルの高速シャッターを使って,今回何とか露出が間に合ったという事です。
あぁ,バックの黒紙買ってこなきゃぁ。
無菌的に培養したマウスならSPF豚肉みたいなものですから,かー君に与えてみますか? 凄い事になると思いますよ〜。でも狩りの事など忘れても,とりあえず人間とやっていける天の邪鬼なところが猫の良さかも知れませんね。自分が何者であるかは,自分自身で決める。
ネコ・ヘコ・トコというのを聞いたことがあります。春子、夏子、秋子で獲物の得意種類が異なるという話です。本当なのかな?
やはり,小さいときから,よく目にして,遊んだりしているものに,狩りをするときの探査像が固定されやすいという事だと思います。私たちでも,花を探しているとき,昆虫に気がつかなかったり,その逆もあります。チコは今までの戦跡から行くと,トコで,公陳丸は,オールマイティですね。
雄猫と暮らしてみて、何故ペットを作りたがる人間が、大型の、ライオンぐらいの猫をつくらないのかが判りました。死者がでますねー。
豪州の野生化した10kg台のノネコでも,捕獲時は,最早猛獣ですね。ライオンサイズは,もしも作れて,飼い主だけに慣れたら,ボディガードがつとまると思いますがこっちも怪我が絶えないでしょう。餌がねぇ。サイズ的にも戦闘能力的にも,人間ぐらいが楽で良いかもって,ちょっとブラックな話です。宇宙人が地球に来てライオンや虎が気に入ってペットとして連れて帰ったら,母星への帰途の宇宙船内での餌は,きっと裸のサルでしょう。いっぱい居るし。
本当かどうかは判らないんで、もしご存知だったら教えていただきたいのですが、猫は、自分の肝臓の解毒作用の不足分をネズミの内臓(肝臓)を食べることによって補っているという説があるんですよね。そもそも「生餌」なんて考えたのは、その文章のせいなんですけど。
…もし、かーがライオンサイズになったら、最初の生餌はわたしだな…
と、さっきからかーがちょっと異常に暴れています。なんだろう。
タマネギ入りのハンバーガーでもネズミと一緒に食べれば大丈夫とか・・・酵素の基本構造であるアミノ酸基は胃酸で消化されてしまうのではと思われます。組織外(消化管の中は組織の外です)で作用する酵素以外は,経口摂取してちゃんと働くかどうかちょっと疑問ですね。ホメオパシー療法的には正しい発想かも知れませんけど。
かー君,プロレスがし足りないのでは。チコがコウチンに絡んでいるのを見ると,体力とエネルギーの有り余った雄猫の相手は,大変だと思います。
うちの母は、テレビでワニが映ると「ハンドバッグだぁ」と言います。最近はダチョウ見ても言ってますね。
かーのさっきの暴れ様はちょっとなんだか鬼気迫っていました。もう気が済んだらしく、おとなしくなってますけどね。

