MINOLTA αAF100mm/2.8 MACRO復活

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旧ミノルタα100mmマクロ,2年ぶりにテスト。AFが作動しなくなっていたのでデシケータの隅に追いやられていたのだが,問題なく動いている。もともと銘玉でデジタル機で使っても瑕疵が出ないレンズだったのでMFで使えばと思っていたが,なぜ不調になって,また復帰したのかわからないのが微妙だが,とりあえず,テスト。また不調になっても,その時はMFででも使えばいいか,てな感じ。






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ミノルタのαシステムでは,元々,AFは,レンズ内モーターではなく本体側でレンズのフォーカスを駆動するやり方だった。この右側のマイナスネジみたいなのが,本体のフォーカス制御モーターとの連結部になる。
 本体モーターからこの部分を回転させて制御するわけなので,かなりのトルクが必要になるし,制御も繰り出しの多いインナーフォーカスではない設計のマクロレンズや望遠レンズなど,高速でのピント合わせなど考えれば不利な部分も多い。内蔵モーターを超音波モーターにした他者と比べると音もうるさかったりする。一方で,レンズそのもののコストはあまりかけずに済むし,AF黎明期では小型の高トルクモーターの開発に限界があったので,この解決方法はそれなりに利点があった。
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ただ,安価で小型,高トルクのモーターが開発されるようになって,モーターをレンズに内蔵させるやり方は,ハンディがなくなり長所だけが顕著になった。
 旧ミノルタαシステムも,f値の明るい高性能超望遠だと,流石にレンズ内モーターでないと無理が出てきて,高価な望遠レンズ系は,割と早い段階からモーターを内蔵する折衷型になっていた。
 それでも,定評のある旧ロッコールレンズとほとんど大きさも変わらない小型軽量のまま,描写性能が当時継承できたわけだが,今の新規ユーザーにはもはや関係ないし訴求しない部分。
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 で,このレンズは,現在のSONYαの100mmマクロでも基本設計は変わっておらず,モーターも内蔵していないままのようだ。それでユーザーは問題ないと思う。3軸手振れ補正とか超音波モーター内蔵とかのCanon, NIkonレンズの性能は凄まじいが,この既に数十年前のAFレンズでも申し分ない性能を持っている。ミノルタらしい解像感があるのに柔らかく,発色も申し分なくポートレイトでもいけてしまうレンズなので,確かにコストを掛けていじる必要性はないと思う。
 APSサイズデジ一だと150mm相当になるが,フィルムカメラ時代にベローズ&135mmのクラシックレンズでマクロ撮影をしたことのある人なら分かるが,この焦点距離は野外のマクロ撮影において,絶妙でとても使いやすい。
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マクロ使おうと思うと標準マクロ,それよりも焦点距離がかなり短くて,等倍以上の接写が可能な広角側のマクロ,,短望遠マクロのいずれかになるのだが,画像素子が135mmフィルムフォーマットよりもかなり小さいと,30mm辺りも準標準マクロになるので,旧フィルム一眼のシステムからの広角マクロ以外は,今のデジイチだと基本標準マクロレンズ止まりということになる。
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 準標準〜標準マクロは,マクロ以外の通常撮影でも被写体を余り選ばないので,つけっぱなしにしてそれなりに大抵の被写体に対応して撮影がこなせるという長所がある。ただ,本来,50mmを基本とするフィルムフォーマットの標準レンズでも,等倍まで行けば,残念ながらワーキングディスタンスには,あまり余裕が無いので,ライティングの自由度がなく,昆虫を追ったりするときには短望遠マクロのほうが具合がよかったりする。総じて屋外では短望遠マクロの方が,対応しやすかったりする。
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ミツバチもムシヒキアブもクロウリハムシもこれ以上距離を詰めようとするまでに逃げてしまう場合がほとんどなので,もともと標準より焦点距離が短いマクロレンズは昆虫向きではなかったりする。私がE 30mmマクロを購入しても,多分余り出番はないし,その領域の撮影が必要なら,ベローズ&MacroPlanarをマウントアダプターを介して使うか,素養の良いコンデジのマクロで代用することで済ませるだろう。
 生息環境はコンデジか広角はめたミラーレスで,生物本体は,単望遠マクロはめたデジイチでというスタイルが無難。私の場合,問題は,手元にあるのが代落ちのα700なので,ISO800以上だとノイズ感などで少々しんどいということぐらい。連射もトロいが,連射できても動いている昆虫のヒット率はAFにまかせて連射でなんとかなるわけでもなく,正確なフォーカスは結局MFで詰めるかして初撃が重要だし,このカメラのファインダーの見え方や撮影フィールは好きなので,修理代がしんどくなるまではこのままだろう。
 NEX-6用の手ブレ低減以外はαデジイチでαレンズを使うのと遜色がなくなるE-αレンズアダプターを買うまでもないかなという気分ではある。性能と手元のαレンズが全てNEXで使えるようになるのは魅力的だが,大きく重くなるので折角の小型軽量のNEX-6がもったいない気もする。

SONY マウントアダプター LA-EA2

ソニー


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NEX-6レンズセットの沈胴式の広角〜標準ズームは,そこそこ写るが,接写をしようと思うとコンデジ以下の使い勝手となり,お得意の本体内デジタルズームで拡大して使ったりしたら,望遠レンズよりも更に瑕疵が出やすかったりする。これはデジタル3倍で150mm☓1.5で,こんな感じ。
 NEX用のEマウント用マクロ「E 30mm F3.5 Macro」は,NEX的なミニマムでなかなかだなと思うのだが,私はやっぱり短望遠マクロで使いたいなと思う。ただ,Eマウントレンズでは,テレマクロそのものが作られることは無さそうな気がする。αマウントレンズをスペックそのままで使うためのアダプターを付けても,レンズ本体に手振れ低減機構がないわけで,それならα用ボディで使うのがやっぱり一番賢いだろうなということになる。
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by complex_cat | 2013-04-13 14:13 | My Tools | Trackback | Comments(0)

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