SONY α NEX-6 #14〜デッケルマウント2
2013年 05月 05日

大判カメラの標準レンズは120〜135mm辺りということで,フィルム性能が低かった時代,大判カメラが使われていた頃の常用レンズとして,135mmは古くから試算のある設計ということもある。
SONY α NEX-6, Schneider-Kreuznach Tele-Xenar 4/135

SONY α NEX-6, Schneider-Kreuznach Curtagon 4/28
先にNEX-6に着けて試写したHektor135mmなどもそうだが,もともと大判用なのでイメージサークルは凄まじくでかい設計になっている。本来はかなり広い領域全体に写しこむよう設計されているその中央部を使っているわけなので,画質的には悪くなくて当然という感じ。
Retina IIIS用のSchneider-Kreuznach Tele-Xenar 4/135 も,そんな感じ。レンジファンダーで使えるギリギリの焦点距離を実際は多分踏み越えているので,Leicaのビゾフレックス的な一眼化デバイス用のレンズの方が多分無理がないのかもしれない(こちらの方などミラーレスにビゾつけてなんとも格好いい。)。Leica使いでこの辺りの焦点距離で作画している人を私は知らない。一眼使えばいいわけだから。ちなみにProminantにもビゾ風の一眼化デバイスは存在するみたい。80〜90mmぐらいまでがいいところだと思う。ちなみにダイナロンの写りはほんとうに素晴らしい。
Old 135mmレンズは,ベローズを使ってマクロ用に使った場合,非常によく撮れるレンズが多い。まあ,今時の3軸手振れ,インナーフォーカスで伸び縮みが最小化されている高性能マクロレンズと比べるものではないだろうけれど,焦点距離135mmというのはマクロで使うとかなり絶妙な値でもある。

SONY α NEX-6, Schneider-Kreuznach Curtagon 4/28

とりあえず,植物の発色が気に入るか気に入らないかはとても重要だ。この場合レンズの手柄というだけではなくNEX-6の手柄なのかもしれないけれど,まあ,両方とも偉い,でいいのじゃないかと。
SONY α NEX-6, Schneider-Kreuznach Curtagon 4/28

SONY α NEX-6, Schneider-Kreuznach Curtagon 4/28

SONY α NEX-6, Schneider-Kreuznach Curtagon 4/28

SONY α NEX-6, Schneider-Kreuznach Curtagon 4/28

SONY α NEX-6, Schneider-Kreuznach Curtagon 4/28