SONY α NEX-6 #16〜アダプター鬼
2013年 05月 10日

SUNPAK auto DX12R は,DXシューシステムにより,αシステム専用のホットシューにしてある。ちなみに,仕様はかなり古く,最新のαデジイチの機能にはついていっていない。そこから,α用ストロボをNEX-6用に変換する「SONY シューアダプター ADP-MAA」にて,NEX-6のリングストロボとして使用可能。
ユスラウメ(山桜梅桃;桜桃; Downy Cherry; Prunus tomentosa)の実は今年もジャムが出来るほど穫れた。低木なので桜桃より,ヒヨドリに襲われにくいので増やしたいところ。実に生えている細毛がちゃんと写った。
SONY α NEX-6, Carl Zeiss Macro Planar 1:2.8/100 T* + Novoflex Bellows Unit
☆5つは,これ作ってくれただけで,感謝したいという意味として。
TTL調光は使えないので,あくまでマニュアル発光で使うわけだが,ISOと発光を1/16まで調整できるので,ベローズによる明るさの減少やf値の操作など,色いろあるのだが,デジイチの直後のプレビューで数枚撮れば,その条件での設定は追い込める。
レンズはいつものY/CマウントのCarl Zeiss Macro Planar 2.8/100 T*だが,これにNOVOFLEX製のベローズがつけてある。これはマウントがレンズ側もカメラ側もどちらもY/Cマウントになっている。純正のヤシコン用ベローズよりも小型軽量でフィールド向き。これに,Kernel コンタックスヤシカC/Yマウントレンズ-NEXマウントアダプターをつけてNEX-6のベローズ&リングストロボが完成する。

アダプターシステムは,一つのシステムを流用するのに向いているが,機能は制限される。今時だと,ネットオークションがあるから,総替えに近い感じで売り払うかあるいは下取りに出して,別のシステムの資金にして使わなくなったシステムは手元に置かないというやり方の方がスマートだし,純正で揃えて初めて最新の仕様がきちんと使える。かつてはシステムの互換はアダプターでフォローできたが,これも例えば,αレンズNEXシステムアダプターを見ても,純正のものでも互換の解決方法はかなり大変だし,割高になって簡単ではなくなっている。
マウントにしろ,仕様をサードパーティに公開してもらえるわけではないし,パテントで固められることが多いから,レンズを含め,互換商品を作っているメーカーも昔より大変な仕事になっているし,今のほうが製品化制約が大きいだろう。
息子たちがカメラにはまっていて,「こいつをマウントに取り付けろ。ここにあるシステムが使えるはずだ。Zeissレンズでリングストロボ撮影ができるはずだ・・・」と渡した所で,「こ,こんな古い物を。父さん、酸素欠乏性にかかって・・・」とか言われてしまう可能性のほうが高い。
まあ,それでも使える。マクロってのは,フォーカスを持っていく場所はAFでは必ずしも決められないからMF的な使い方になるし,デジタルだったら,フィードバックしながらなんとかなる。

画像は1回クリックすると画像のページに飛んで,そこをもう一回クリックすると最大倍率で鑑賞できるので,試してほしい(1枚めのユスラウメの画像も同様)。メッシュは,ユスラウメを摘み取って入れていた金属の笊が拡大されたもの。
SONY α NEX-6, Carl Zeiss Macro Planar 1:2.8/100 T* + Novoflex Bellows Unit

フィールドで何キロも歩いた先で撮影するとか,スケジュールギリギリで移送してスナップみたいに撮るとなれば,まあ,こんなものは持っていけない。コンデジバンザイ!で,スマホがコンデジの代わりになっても問題のない人は良いけれど,まともなコンデジがなくなる,コンデジの多様性が減少すると一番困るのは私のような人間だと思う。
フォーカスの効いている像面を厚くしようと絞り込んで被写界深度を上げねばならないし,そうなると元々のレンズ設計から回折現象で画質は低下する。それでも絞りこむけど。
SONY DSC-TX10, Carl Zeiss Vario-Tessar 4x optical zoom lens

SONY DSC-TX10, Carl Zeiss Vario-Tessar 4x optical zoom lens
クリックして大きい画面で確認しました。
細毛がすごいことになってますね!
パソコンのトップにしたいので
いただきます!