SONY α NEX-6 #17〜リアル・プレビューとピーキング

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先週,二度に渡って手術を受けた。ありがたいことに,経過は良好。サイボーグ化が進んで,制約も増えるのだが,部分的に性能も上がったりするのでちょっと複雑。
 本日ようやく自分で洗髪ができる。

 エントリについては,いろいろ宿題があるのだけれど,かなりのエネルギーが必要なので,撮り溜めた画像と,ストックしていたテキストで,ご報告がてら間を保たせる。

 ヤシコン時代からDistagon 35mm/f1.4は,開放から見事な描写をする。絞り開放でも絞り込んでも驚くほどの質感で撮れ,マクロレンズ真っ青の近接撮影性能。APSフォーマットで使えばほんの少し長めの標準レンズ的な画角で被写体にも困らない。
 まあ,言うこと無いのだが,流石にヤシコンのMFレンズを実絞りでキスデジのファインダーで使うのは,使いやすいとは言いにくかった。慣れてしまったけれど。

SONY α NEX-6, Carl Zeiss Distagon 1:1.4/35 T*
 公陳丸の墓の横に飾られた夜光貝の質感。




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ミラーレスは,実絞りでそのまま適正露光画像がプレビューできる。被写界深度確認のためのプレビュー機能は,フィルム一眼レフから連綿と続いているデジイチの利き脳だが,光学ファインダー像が暗くなって,レンズにもよるが,まあプレビューボタンとされていても,実質的に撮影イメージをそこから見いだすのはそんなに簡単ではなかったりする。
SONY α NEX-6, Carl Zeiss Distagon 1:1.4/35 T*
 ヤクシマダカラとマガキガイと。何処にフォーカスを合わせるか,出来の悪い光学ファインダーなど問題にしないほど,スパっと合う。問題は純正のAFレンズでMFモードにした時,ヘリコイドが機械式ではないので,ダイレクト感がこうは行かないこと。MFはオールドMFレンズの方が使いやすいという当たり前の結果。
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ミラーレスの場合,電子ビューファインダーとTFTモニターに映し出されるプレビューは,撮影画像に近いものというか,ほぼそのものが映し出される。
SONY α NEX-6, Carl Zeiss Distagon 1:1.4/35 T*
 これは絞り込んだ時の描写。Planar 85/1.4 みたいな二重性格ではなく,ともかく絞っても開放でも描写の素晴らしさは息継ぎがない。
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有機液晶ビュアーによるフォーカシングは,出来の良いα700の光学ファインダーとはまた全く性質が違うのだが,フォーカシングのピークはつかみやすく,しかもよく出来たピーキング機能があるため,大口径レンズの開放時での薄い像面にピントを合わせるのに非常に便利だった。
SONY α NEX-6, Carl Zeiss Distagon 1:1.4/35 T*
 記録写真モードで使うときには,小さな昆虫を撮る場合m開放でフォーカス抑えてすぐに被写界深度稼ぐために絞り込んでシャッターを押す。高感度機能が発揮されるので,デジカメはほんとうに有難い。
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一方で,絞りこまれていると,ピーキングも目で見てフォーカスもやはり精度が下がるので,結局,気がつくと,フォーカスときちんとしたい場合,一旦,開放にしてフォーカスをあわせる,みたいな使い方になっていた。この場合,絞り込みによる焦点移動が生じるレンズは(実絞りで使うレンジファインダーカメラ用のオールドレンズには結構有った),また別の話。

SONY α NEX-6, Carl Zeiss Distagon 1:1.4/35 T*
 ユスラウメの自然なボケ。良いレンズとデジカメのセットほど,赤色が飽和しにくい。
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 それでは,自動絞り方式(自動絞り:開放でフォーカシング,シャッターを押した瞬間に絞りが設定値まで絞り込まれ,また開放に復帰)のミラーレスというのを考えると,本末転倒だし,AFが基本である今の時代,意味を見失いそう。この辺りはレンズの使用に関する条件もあるから,MFでわざわざ実絞りでオールドレンズ使っていて考えつく頭だと,気がついたらずれていっている。
SONY α NEX-6, Carl Zeiss Distagon 1:1.4/35 T*
 去年は霜が降りなかったので,スイゼンジナ(パンダマ)が上手くはびこっている。おひたしとかが有名だが,刻んでチャーハンに入れても良い。葉裏の紫が綺麗。
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デジカメも,レンズも,緑色がどう発色するかというのが,一番気になるけれど,私の場合,NEX-6については,違和感がなくて引っかからず使えている。
SONY α NEX-6, Carl Zeiss Distagon 1:1.4/35 T*
 過剰な期待をするのは危険だが,便利な薬草ということでドクダミも繁茂させたまま。
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ナッチはいつも家の中なので,カメラテストには結構付き合ってもらっている。
SONY α NEX-6, Carl Zeiss Distagon 1:1.4/35 T*
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SONY α NEX-6, Carl Zeiss Distagon 1:1.4/35 T*
 開放f値の明るいZeissでMF撮影となると,猫のポートレイトは,目を覗き込むような写し方がしたくなる。チコの眼に私が写っている。
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私の快気祝いに,皮から餃子作った。機能が回復したおかげで何とかなった。末っ子が手伝ってくれた。あんまり無理できないので,20個ぐらい試しに,のつもりだったけれど,気がついたら40個ほど作っていた。
SONY α NEX-6, Carl Zeiss Distagon 1:1.4/35 T*
Commented by kyoko_fiddler at 2013-05-14 10:48
お大事になさってください。
Commented by jinsei_rarara at 2013-05-15 09:34
経過は良好!
よかったですね~♪
Commented by arak_okano at 2013-05-15 18:43
手術大変でしたが、早く快復することをいのるます。撮りためた写真での解説凄い努力家様だとあらためて思いました、バグース。アラックは全く説明書も読まないし知識も技術もない、当たって砕けろ撮影でした。
Commented by complex_cat at 2013-05-15 21:16
kyoko_fiddlerさん,ありがとう。チコももうすぐ誕生日です。
Commented by complex_cat at 2013-05-15 21:43
jinsei_rararaさん,良好でーす!
Commented by complex_cat at 2013-05-16 05:58
arak_okanoさん,ああれだけのファンが集まるブログの見事な写真の数々,素晴らしいではありませんか。知識と技術は違いまする。
Commented at 2013-05-17 10:58
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by oratie at 2013-05-17 15:57
手術?
サイコガンの調子が悪いんですか?
Commented by みう at 2013-05-17 17:37 x
その後の経過はいかがでしょうか?
我が家の主人は火曜日に膝にチタンを2本入れました。
100kg超の巨体のくせにビビリなので、今日からやっと歩行訓練です。先が思いやられますわ~。
Commented by complex_cat at 2013-05-17 21:03
鍵コメさん,どうもです。来週から離島10番勝負の再開です。
Commented by complex_cat at 2013-05-17 21:04
oratieさん,どうやら妖怪倒すと,取り戻せるらしいです。
Commented by complex_cat at 2013-05-17 21:05
みうさん,おー,ご主人,サイボーグ・ナカーマ。
支えてあげて下さい。100kgは重いでしょうけど。
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by complex_cat | 2013-05-13 19:35 | My Tools | Trackback | Comments(12)

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