SONY α NEX-6 #18〜Carl Zeiss Vario-Sonnar 3.5-4.5/28-70 T*
2013年 05月 18日

無償修理保証があるから,なんとかなるが,来週からの離島転戦に間に合わない。どちらにしても今回のフィールドに持ち込むカメラをどうするかと考えていて,NEX-6のレンズは,ここかで使った感じで,ヤシコンのMFで何とかなりそうなので,暫く使うのを忘れていたレンズを思い出した。
SONY α NEX-6, Carl Zeiss Vario-Sonnar 3.5-4.5/28-70 T*
キク科だなと分かるパンダマースイゼンジナの花。

ヤシカコンタックスマウントZeissレンズに夢中になった時に,比較的早い段階で167MTと一緒に手に入れたレンズだった。
レンズ名の後に付く[MM]はマルチモードの略で,要するにシャッター・絞り両優先,プログラムAEに対応済みということ。Gはドイツ製,Jは日本製で,拘る人は,写り発色がやっぱり違うからと徹底して'G'のレンズを手に入れておられたが,Macro-Planar 100など'J'の方が判定次第によっては高評価になるものもあった。旧ヤシカ〜京セラ光学部門の大変な技術と努力が礎としてあったわけだが,今は昔の物語。
SONY α NEX-6, Carl Zeiss Vario-Sonnar 3.5-4.5/28-70 T*
種子をとった後の菜種の鞘と茎の残渣。この線の細い細密な描写は見事だ。

ちなみに今回持っていくカメラ機材は,撮影がメインではないし,望遠系は,棲み分けができていて,私が持つ必要はあまりないので,こんな感じ。
①DSC-HX30V
・GPS情報を含む環境記録用)
②DSC-TX10
・全天候型記録用。天候が荒れた場合,驚嘆な状況ではこれだけでフィールドの全記録を残すみたいな可能性はいつもある。
③EOS Kiss Digital X3, Sigma Zoom 18-200
・KissデジはモデルNの時代から,十分な画質,小型軽量,携帯並みのタフネスぶりからフィールド主戦機だった。今回は寧ろNEX-6の方が主戦気になると思う。ただ,18mmからの高倍率AFズームは野外で使う限り,なんのかんの言って一番ストレスは少ないし,長年使ってきたのでとっさの場合も,操作感覚がずれたりせず,いざというとき写るべきものが写っていないとかいうトラブルは少ない。フィールドでの夜間戦闘がダメダメという,このメーカーのこのクラスとしては極めて標準的な不満部分があった。そこは,以前のフィルム時代のEOS Kissからそんな感じだったように思う。
フィルム時代のEOS Kissは当時,子供を撮影するお父さんお母さん向きというようなニッチェを喧伝をしながら,デフォルトのままだと,暗いと言えないような室内でも勝手にストロボがAFの補助光としてバシバシ発光し,子供は眩しがって顔を背ける。低照度だと,わざわざ光りまくるストロボ補助光があってもAFがなかなか合焦しないという仕様だった。
しかしながら,その片鱗は少なくともX3まではなんとなく踏襲していた。夜,庭で佇んでいるチコを獲ろうと思っても近距離でもストロボパシパシでまあフォーカスはなかなか合わないうちに彼が嫌がって何処かに行ってしまうし,LEDライティングしたほうがマシなくらい。代落ちのα700が普通に暗闇でもLEDビームであっさり合焦するので,この辺りの作りは実際不思議だった。
今時のコンデジの方が補助光に寄る暗闇でのAFは匠で,それほど暗くない状況では,ビームも飛ばさないようにしても,ちゃんと合焦する。
基本的に古いモデルでは,AFの低輝度側の性能を端折っている結果だろうが,キスデジについては,X4以降X5,X6(i)と,最近のモデルの使用感を私は知らない。おそらく,いくらなんでも,別レベルのカメラだと思うがEOS Mの微妙AF速度などを見ているとこのメーカーの割り切りのある,設計の結果かもしれない。今度4,5を持っている後輩に訊いてみようと,今,思ったりした。
④NEX-6, Carl Zeiss Vario-sonnar 28-70/3.5-4.5 T* MMJ
・ここが今回のレンズとのくみあわせ。28☓1.5=42mmで,広角が足りないが,①,②で間に合わせるか,スイングパノラマが使えるので,28mm側で使うという手がある。イレギュラーなマウントアダプター装着により,レンズ無しレリーズオンにするという一種の抜け道みたいな感じで他メーカーのMFレンズで使う場合でも,スイングパノラマが使えるのは,とても興味深い。推奨していないけれど,どちらかというと,レンズアダプター遊び用機種としての存在価値を,メーカーはある部分理解しているという感じではある。

SONY α NEX-6, Carl Zeiss Vario-Sonnar 3.5-4.5/28-70 T*
で,こっちがその菜種。もちろん油を絞る。今年は失敗したとおっしゃるお隣の畑で。

SONY α NEX-6, Carl Zeiss Vario-Sonnar 3.5-4.5/28-70 T*
庭にかなり入り込んでいるが,1mと聞くと,掘る気が起こらないヤマノイモ。

SONY α NEX-6, Carl Zeiss Vario-Sonnar 3.5-4.5/28-70 T*
ユスラウメ今年の分,終了。ジャムにする分ぐらいは穫れた。
最大撮影倍率は失念したが,70mm側で135フィルムカメラフォーマット換算で105mmのマクロレンズになるので,1/3以上,1/2倍近くにはなっている感じ。

SONY α NEX-6, Carl Zeiss Vario-Sonnar 3.5-4.5/28-70 T*
ドクダミは,白い花びらに見えるのは苞と呼ばれるもので,萼ですらないらしい。このくらいの倍率で見ると,雄しべ雌しべっぽく見えている花柱が花なのだと分かる。

SONY α NEX-6, Carl Zeiss Vario-Sonnar 3.5-4.5/28-70 T*
この下に落下した過熟した梅の実をいただけることになっているので,拾い集めて,黒糖と黒糖酒で漬けて梅酒にする。全く違う飲み物なのだが,凄まじい美味しさ。梅酒好きに味見させると返してもらえなくなる。

SONY α NEX-6, Carl Zeiss Vario-Sonnar 3.5-4.5/28-70 T*
名前失念,三文字。この新葉が食べられる。

SONY α NEX-6, Carl Zeiss Vario-Sonnar 3.5-4.5/28-70 T*
帰宅したチコ。最近,彼はとても忙しいらしく,私とはすれ違い生活が多い。昼過ぎに戻ると,しばらく一緒にごろ寝していた。
1枚目の背景にバグース。
いや、レンズ使いのマジシャンでね。
凄いですね。