冬の海。やたらカツオドリを見かける。この海面スレスレ飛行の高等技術。 ミラー機構を持たないαNEX-6のAFはそれなりに練られたもので,コンデジのコントラストAFよりは進化したものだが,流石にこういうシチュエーションだと,かなり古いモデルであるα700よりも,歩留まりは悪くなる。
LA-EA2とαの望遠レンズを一緒に持ち歩くべきであった。ちなみにこれはα700+超廉価のアポクロですらないSigmaの400mmで撮ったもの。数年前のそれほど動くものが特異じゃないモデルでも,この程度は取れてしまう。NEX-6では素で付けられる高倍率のEマウントレンズがあっても,無理だろう。独自の構造でイメージセンサーを持ったLA-EA2を装着してどうかというところ。それ故,αEマウントの300超の望遠レンズは,本体がもう少し改良されないと,今のところ意味は無いかも。
それでも,連写は苦手だったα700よりは数年分進んでいるので,フォーカスが合えば,ちょっと期待できる切り撮り方ができる場合もある。
カツオドリが入水する瞬間は,かなりシャッタータイムラグの小さいモデルでも,狙ってシャッターを押して撮れるものじゃないので,連写も馬鹿にしたものじゃないかも。以前からカツオドリは機会があれば撮っているが思い通りの画はなかなか撮れない。ダイブのこの瞬間を狙って撮ったりしたが,この角度から見ることができたのは良かった。200mだと大写しはできないが,このAF機構だと,高速で動いている被写体相手だと,この倍率が限界だなと思う。 ダイブした後で,水面から上がるスプラッシュ右から左へ。エネルギーロスが少ないので,本当にきれいな着水。
数十分粘っただけで,さすがに手が悴んだ。
出水を彷徨いていたら,好物のシークワーサーを見つけた。「ヒラミレモン」とも呼ばれる沖縄以南では定番の果樹で,独特の苦味のある酸味の小さな柑橘類。出水の名産でよく上がってくるデコポンももっと東のほうでも作られるようになったり,今や,柑橘類は,どこで何が作られるか固定的に見られないという時代。
絞った果汁に蜂蜜を食わせ,お湯で割って我が家の風邪予防の薬。上の画はこのくらいのグラスに3人前の量。私が西表に居た頃,地元の中学生の少年が,どこからか持ってきて絞って飲ませてくれたのが初味。
岩合さんの「世界ネコ歩き」が始まると,かぶりつきで視聴しているナッチ。あの番組は,猫用ソフトとしても秀逸なのだと思う。ただ,我が家でも,チコとユッチには全く訴求しないので,完全インドア派向き。
全員育ったおかげで上部になって,うがい手洗いもワイフの監督で徹底しているので,病気で寝込むというのは3人とも減ったが,それでもこの一年,一人当たり1回ぐらいはナースキャットのお世話になった。まあ,全員で無事に年を越せそうで何より。