雪の朝
2005年 03月 06日






ちなみに公陳丸は雨猫で,雨が降る直前に鳴いて教えます。洗濯物などを取り込むのに便利そうですが,信用していると彼の都合で寝ていたりしますので余り役に立ちません。
この原っぱは,近所の子供達もよく遊んでいるのですが,どうもワイフに言わせると彼らのオシッコだらけだと云うことです。人間の子供の尿にチコが反応する物質が入っているとはあんまり思えませんが,実際のところ何に含まれるどのような物質に反応しているのか,興味深いです。
さて,ライオンや馬などで有名なフレーメン反応ですが,こいつについての解説は,全て生理学者系の解説であって,つまり,皆さん,究極要因と至近要因の判別をしなくても良い世界に棲んでおられる方たちであって,当然,反応の適応価(究極要因:進化的価値)などには言及されたものはありません。
例として,チコがこのような反応を示した要因を二つの要因で記述してみます・・・・
至近要因的説明:リリーサーフェロモン物質に鋤鼻系が反応したため,口を開け、目をむいてしばらく陶酔に浸るようにじっとその姿勢を保ち続ける行動が引き起こされた。
究極要因的説明:フレーメン反応を引き起こすことで,個体が次の行動に移ることをストップさせ,このフェロモン物質の発信者の情報を得ることを最優先さえて集中させる?????
とか,なんとか。後者についてはデタラメです。理由が知りたいのですがノー・アイディア。
至近要因の方は簡単です。まぁ解明するための生理学的な研究の積み重ねが簡単という意味では決してありませんが,少なくともリリーサーフェロモンによる反応が出たわけですので,そのものか,フェロモン様物質が存在したと云うことです。
リリーサーフェロモンは、「同種他個体に直接的な行動を引き起こすフェロモン」と定義されているようです。これに対して,プライマーフェロモンというものがあります。「同種他個体の生理過程に影響し、間接的に個体の発達や生殖機能などに効果を与えるフェロモン」と定義され,今や古典と化して,若いネズミの研究学徒は知らなかったりするブルース効果などがこれに当たります。
ちなみにブルース効果とは,「交尾後着床までの間に、雌マウスに交尾相手と異なる雄の匂いに曝露されると着床が阻害され妊娠続行が不可能になる。」もので,匂いだけで流産させてしまうという,一見凄いフェロモン効果です。この話だけでは,まるで,マウスの雄は遠隔操作で雌を流産させてしまうほどの,もの凄い能力を身につけているようです。
しかし,これは雌側の適応価という視点で考えると,他の雄のアプローチによる雌側の子殺しという意味があり,他の雄のテリトリーをかいくぐって,強烈なアプローチが可能な雄の存在は,既に先に交尾したα雄が意味を失うような状況が生じている可能性が多いので,初期投資が少ないときに流産して,そこに現れた次の雄の子供を受胎するという選択をした雌の適応度が高かったために生じている生理的反応とも考えられます。じゃないと,無意味な一々着床阻害が生じていたら,着床阻害を生じない形質の雌の方が有利になってしまいますから,少なくとも生理的に生じるなんて云うレベルに進化プロセス上固定されるなんて云うことはあり得ません。
生命現象を読み解く場合,至近要因意外のディスカッションが構造上,不必要な生理学のみでは限界があるという一つの例です。
また,家畜やペットの行動学は,行動学では最も難しい分野です。何故難しいかというと,もともと家畜は進化的なテストにかけられていない形質が多すぎて,行動もそれと同様で人間のバイアスがかかっている行動なのか,そうでないものなのか,適応価を持っている行動なのかそうでないのか,検証できないからです。だから導き出した一般法則だと言い張っているものが,単なる個体差か実験サンプルの偏りみたいなものである場合も厳密には検証できません。猫の行動学読本の多くが,自分の飼い猫の行動を読み解く場合に,ほとんど役に立たないことが多いのはその為です。
日本版サイエンスのある特集論文で,進化生態学的な知識無くして,マウスの子殺しを研究するとどのような結論が導き出されるのかという非常に興味深い論文が載ったことがありますがその話はまた今度に致しましょう。
ともあれ,何でこんな間抜けな顔になるのか,フェロモン反応で説明できるのは,半分だけ。そういった意味では,まだまだ不思議。
TBさせていただくべきかどうか、迷ったのですが
お子さんと猫たちのあまりのかわいさに
TBしてしまいました。
お子さんも猫たちものびのびしていて、幸せですねー。
ブログ、いろいろと読ませていただいたのですが
見たことがない生物も多く見かけた気がします。
奄美大島の自然の奥深さにびっくりしました。
写真も素敵ですね。
疲れたときに癒されに訪れさせていただきたいと思います。
>apertureさん,そうですか。猫はこたつで丸くなる♪奴もいますが,寒冷地適応は一応致しますね。それと若い猫はやはり元気いっぱいというか全く何も気にしないで出て行きます。で積雪風景が京都ではパスとは思いませんでした。
>フィジカルプランナー社長さん,遊びに来て頂いたのですね。有り難うございます。過分な感想を頂きまして痛み入ります。お暇なときはどうかごゆるりとお立ち寄り下さい。
雪だっ、雪だっ、雪だーーーーっ♪
って、こちらは降らなかったっ≦ ̄□ ̄;≧З(ガックシっ)
雪があまり降らないところにとっては、やっぱり嬉しいですよね。日曜日の朝ってことで、特に子供や冒険好きのニャンにとってはねっ≦⌒▽⌒≧З
complex_catさんちの冷蔵庫の中には雪だるまを保存しているのかニャァーーっ≦⌒m⌒≧З(ひょっとして?)
隣の子達と5人でなんか,鎌倉もどきを作っていました。冷蔵庫には入りませんでした。
