アフリカマイマイ
2005年 03月 10日

友人の研究では,アフリカマイマイは,小さな貝の時は,雄的に振る舞ってかなり動き回り,大きくなって沢山卵を抱えられる体になると一カ所にとどまり雌的に振る舞うという戦略をとっているようです。これは,初期に血縁個体の密度が高い場所を離れて,分散をしていくという戦略と上手く噛み合っていると思われます。
雌雄同体(両性具有)なので,どちらの役もこなせるわけですが,体が小さくて絶対的な大きさのある卵を沢山抱え込むことが出来ないステージでは,雌役をやることにうま味がないので,雄をやるという,性転換をする魚類ではよく知られた戦略をとるようです。まぁ魚の方は,完全にどちらかの性になってしまうわけので,経時的には両性具有ですが,リアルタイムには違いますけど。
しかし,この画の2個体では,大きさはどちらもかなり大きく,どうもペニスに当たる交接器は両方の個体とも相手の雌性交接器に相互に挿入されているようです。移動能力が高くないので,出会ったチャンスを最大限に利用して・・・・また増える。しかし,よく相手を見つけられると思います。這い回った痕を何らかの方法で見つけて,それをトレースするなどのやり方を捕っているのでしょうか。移入種問題を引き起こす生物の共通点として,その繁殖力の高さが挙げられます。彼らも例外ではないようです。
確か食べる牡蠣も雌雄同体で、環境によって変わるんでしたよね…
人間がそうだったら面白いなと思ったことがありました。
チョウのそれでは,ゴルゴ13にも出てきました。蝶マニアのターゲットを釣るための囮にゴルゴが昆虫お宅の少年に作らせる話が。左右非対称になるモザイクですので,繁殖能力を別にしても,生存能力は低いと思われます。他ではザトウムシなどでもあります。
あと,性染色体で性決定をやっていない動物には,爬虫類などがあって,ワニは,発生時の環境温度で性が変わるのは,分野では有名な話です。

